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我思ふ Pt.110

おい。
日本の夏。
俺を蒸し焼きにしたって美味かぁねぇぞ?

昔はもう少し涼しかったと思うんですけど…
こんな情け容赦無い暑さだったっけ?

私が若い頃、会社でこんな事を言っているオジサンがいました。

「は。上にゴマすって上に行く奴なんざ大した人間じゃねぇ。実力だよ、実力。」

私はこう言われた時に思ったんです。


オホン…
読者の皆さん。
大丈夫ですか?
本日も炸裂させちゃいますけど…。
私の事、好きにならなくてもいいんで嫌いにならないで下さいね。
マザー・テレサは「好きの反対は無関心」だと言っていたが、マザー・テレサさん、あんたぁ分かっちゃいねぇな。
好きの反対は嫌いなんだぜ?
分かるかい?
関心を持たれる事が不快な人間や事柄もあるんだ。
無関心こそ己を解放させる良き環境と考える人間もいるんだ。
だからこういう言葉があるんだ。

「放っておいてくれ」

「そっとしといてくれ」

人目を気にする人間にとって無関心よりも「嫌い」と思われる方が不快に感じるってもんだ。

慈悲深きあんたへはこう言いたい。

「人によるんじゃね?環境とかタイミングにもよるし。あんた放っておいてくれと思った事無いかい?俺は芸能人でもYouTuberでもないからよ。無関心上等だぜ。だからよ、俺の事を好きになれたぁ言わねぇ。だけどよ、どうか俺を嫌わねぇでくれや。」


アレ?
何の話してたんだっけ?
あぁ…

「は。上にゴマ擦って上に行く奴なんざ大した人間じゃねぇ。実力だよ、実力。」

とか言っていたオジサンに対して思った事だっけ?

オホン…それでは失礼しやす。


おいおい!おっさん!何を勘違いしてんだぁ!?
人から好かれようとしたり、人が喜ぶような事を言ったり、ゴマをすったりすんのは人の上に立つ人間には必要なスキルだと俺は思うぜ!?
ゴマすりして、おだてて、人の気分を良くするのも人をまとめるにゃあ必要な事だ!!
タイミングとか場をわきまえずに正論並べて「上司に堂々と正論言うオレカコイイ」とか、「間違った事は何一つ言ってない俺やべー、超デキる奴やん!」とか密かに思ってニヤニヤしてる大人になれない永年中二病のおっさんとか、意見交換の場や、会議をディベート大会と勘違いしているなんちゃってひ○ゆきの痛いおっさんよりもゴマすってる奴の方がよっぽど人として、会社員として優秀だと思うがな!!
実力が全てという言葉は俺ら雇われの会社員の中じゃ通用しねぇんだよ!!

現にそういうあんたは上に行けてねぇじゃねぇかよ!!
アレレぇ!?実力が全てなんじゃねぇのかぁ!?
自分が無能という説明を自分でしてくれるなんざ中々上質なコントだったぜ!!??


と、まぁ思ってしまったわけですよ。

上役に上げる人間を選ぶ際は、当然選ぶ側に権利があるわけですからそちら側にゴマすったり、指示命令をしっかりと遂行して、できた事をアピールするのは悪い事ではないと思いますね。

仕事が上手い人すべてが、人の上に立てる人間かと言えばそりゃ違いますからね。
名プレイヤーが名監督になれるとは限りませんよね?
職人にマネジメントができるとは限りませんよね?

名プレイヤーも職人もその事に対してだけ一生懸命だから。
名プレイヤーは出来の悪い人間の心理が分からないし、理解できない事が多いですから。職人は自分の納得するものを作る為には、人も金も時間もいくらでもという方が多いですからね。

だから自分が上に立つ為に、上に気に入られようとするのは悪い事ではないし、選ぶ側も全て仕事を定量的に考えて判断しないで「推しの子」を自分の後釜に選ぶのは贔屓でもズルでもなんでもないです。

と、会社員生活で二回精神疾患となった永年中間管理職は思いました。

人から好かれるのも好かれようとするのも仕事の一つ、人の気分良くさせて、動かすのも仕事の一つ。
自分が必要だと思うなら、ゴリゴリのゴマすりをすりゃあいい。
しっかりと任務遂行し、アピールすりゃあいい。
そうしてれば実力も自ずと身に付いてくるのではないでしょうか。



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