インスタグラムの効果的な運用方法のコツは、読者に自分のファンになってもらうこと

 前回の記事でインスタグラムの重要性はわかったが、どのように運用するのが良いのか?実際にアカウントを作ってみても、実際に運用の仕方が分からないと意味がなくなってしまう。
 インスタグラムをビジネスで活用するには、まずはインスタグラムの特徴を理解する必要がある。

■まずはインスタグラムの特徴を理解する

まずはインスタグラムの特徴を理解していく。

・コミュニティができる

 同じ地域やライフスタイルや趣味の人たちで集まる。
 その中で中心になっているのがインスタグラマーと呼ばれる。
 発信力をまず身につけるために、自分が今取り組んでいる物事のコミュニティでインスタグラマーになることが近道。なんでも良い、自分の身の回りのことでインスタグラマーになれば良い。

・最も効果的に広告枠としての活用ができる
 広告手法は大きく分けて以下の2つがある。
 ①単発広告:何かのキャンペーンの時などに手間暇やお金をかける単発的な集客
  例)Hotpepper、チラシ、CMなど
 ②継続広告:継続的にリーチができる集客方法
  例)ブログ購読、メルマガ登録、自社SNSなど

 継続広告は単発広告と比較して効果は高いが、難易度が高いという特徴がある。
 しかし、継続広告の中で最も簡単なのがSNSのマーケティング手法である。
 その中で最も効果があるのがインスタグラムなのである。
 
 継続広告は、さらに以下の2つに分けられる。
  ・プル広告:相手側から自然に見にきてくれる広告
  ・プッシュ広告:発信側から一方的に行う広告
 プッシュ広告は一種の迷惑行為であるため、顧客にささらないことが多い。
 一方でプル広告は、相手が見にきてくれる広告のためとても手法である。
 人間は自分から見にいく情報はすごく頭に入ってくる。

 継続広告であり、プル広告でもあるのが、インスタグラムである
 
 また、インスタグラムは教育広告でもある。
 長期的に何度も広告発信することで、今後ファンになってもらうこともできる。
 全てのお客様の共通点は、「めんどくさがりで知りたがりである」ということである。 
 例えばファッションの場合、このブランドは誰が作ったんだろう?どういう思いで作ったんだろう?どういう人がこの服を着るんだろう?など、お客様が気になることは多種多様にある。しかし、面倒くさがりなので調べない。
 そういった情報を知ってもらうことで、ファンになってもらうことができる。
 しかし、そういった情報を知ってもらうためには、継続的に情報発信をする必要がある。そこで情報を継続的に発信することができるのがインスタグラムである。
 さらに、例えば、自身のお店の思いやこだわりをコンテンツとしてインスタで継続的に発信すると、見にきてくれてファンになってくれる。
 そういった理由で、あらゆるSNSの中で一番価値が高いのはインスタグラムなのである。

■ビジネスにおけるインスタグラムのいろいろな活用方法

・広告(PR)
 インスタグラムでフォロワーが数万人集まると、自分の発信力が認められて、企業などからも仕事が集まってくるようになる。
・二次メディアへの誘導
 自身のインスタグラムのアカウントを通じて、ブログやYoutubeなどへの誘導に繋げることができる。
・商品販売
 インスタグラムを通じて物を販売することもできる。
・店舗集客
インスタグラムの発信を通じて、店舗の集客広告もできる。
・自社商品の宣伝
 新しい商品の告知もできる。

自分の商品がインスタグラムで売れるためにはどのように運用すればいいのか?
そのために、以下のタスクを行っていくことが重要である。

■インスタグラムの運用で心がけるべき5つのこと

①インスタの構造理解 〜まずは個人アカウントをしっかり運用する〜
 ブランディング用とマーケティング用に分けること。集客は原則として、マーケティング用で行う。
 重要なのは従業員の個人アカウントを活用することである。
 個人の発信が集客に繋がってくる。なぜなら、「人はお店ではなく、人は人にくる。」からである。 個人が発信した内容をオフィシャルへの導線につなげることで、ブランディング用のアカウントにも人が溜まってくる。
 いくらお店のアカウントを頑張っても、まずは人のアカウントをしっかりさせないと意味がない
 人は発信者のライフスタイルに興味がある。その人がやってる仕事に興味があるわけではない。そのため、仕事の投稿よりもプライベートの投稿を多くすることである。実際に成功しているアカウントでは、プライベートの投稿が80%としている。仕事の内容の投稿よりも、プライベートの投稿の方が閲覧数が何倍も高い実績もある。

②プロフィールの魅力を最大限に高める 〜アカウントを見て5秒以内が勝負!〜
 まずは一番大事なのはプロフィールになる。
 なぜなら、プロフィールを見て大体は5秒以内に74%が離脱するからである。

 最も大事なのは、アイコンを自分の写真にすること
 女性は、少し露出が多い方が人がくる。
 そして、5秒以内で読めるプロフィール文にすることが重要。
 そのために、以下の項目に気をつける必要がある。
  ・段落をつけて箇条書きで書く
  ・タイトルを自分のターゲットが興味を持つようなことを書く
  ・長いURLを載せると離脱の原因になるため短縮する

   →URL短縮サイトで短いURLに再設定することができる

コンテンツ理解 人間味が感じられるような投稿を継続すること
・ストーリー性や人間味を最大限に引き出す画像を載せる
 投稿でまず重要になるのは画像である。
 9枚ごとに色の系統を同じくして、まとまり感を出した方が見やすくなる。
 また、写真を撮るときは6歩バックの法則を適用する。
 写真を撮る対象だけを写しても人は興味を持たない。
 人が興味を持つのはライフスタイルなため、周りの風景などのライフスタイルも一緒に移さないといけない。周りの雰囲気を最大限引き出したり、ストーリーや人間味がある写真を撮るようにすることがとても大事になってくる。

・閲覧者がハッピーになるような投稿内容を継続的に発信する
 お客様を獲得したいのであれば、幸福感、知識、努力の投稿をする。
 なぜなら、フォロワー整理を行う時に消す対象にならないようにしなければならない。そのために、この人をフォローしていることがメリットを感じて貰うことが重要である。
 これらはフィードの投稿やストーリーの両方に当てはめることができ、今は特にストーリーがより重要になっているため毎日コツコツと欠かさずストーリー投稿する必要がある。
 幸福感、知識、努力の内容を心がけて、毎日必ず継続して投稿することがとても大事なのである。

④ハッシュタグ 〜5個のハッシュタグのうち2個は同じキーワードを含める
 ハッシュタグをつけるときは5個が最適である。
 大量につけてもハッシュタグに登録されないため意味がない。
 インスタグラムでは、投稿のカテゴリー分けをするためにハッシュタグをつけている。そのため、大量にハッシュタグをつけすぎるとどのカテゴリーに分類すれば良いか分からなくなり、逆にインデックスされない。
 ポイントは、5個のハッシュタグのうち2個は同じキーワードを含むこと
 そうすれば、インスタグラムのインデックスが効果的に働く。
  例)映画鑑賞の場合、#映画と#映画鑑賞

⑤来店時の運用方法 〜人間味のあるレスポンスを徹底する〜
 実際にお客様の来店時に、どのように運用するのが良いのか?
 それは、来店時に必ずインスタグラムのアカウントを交換することである。
 LINEの交換はプッシュ広告なのでやってはいけない。

 交換アカウントはGoogleDriveのExcelで一覧化して管理している。
 そしてその日の夜に必ず、お礼メッセージを送る。
 さらに、月に1回、その人の投稿にコメントしたり、DMを送ったりする。
 その時に重要なのが、友達感覚で人間味のあるコメントをすること。
 また来てくださいね!などのビジネス感のある投稿は絶対にしてはいけない。
 一番やるべきことは、人間味のあるコメントをサラッと流していくこと
 店員さんと繋がってハッピーな投稿をすると、またその人のところに来て話題が進み、絆が深まっていく。


最後に改めて。

ビジネス感のある投稿は絶対にやっちゃいけない
ファッションブランド店の店員の場合、自分で着てみたコーディネートをサラッと載せて、詳しくはHPを見てね〜という感じの導線でつなげるのが良い。

人は、人に会いにいく
このように、何百人何千人にファンになってもらうためにインスタを活用していくことができれば、効率的に集客ができるのである。

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