【東村山編集室】#1 だがしカンパニー
こんにちは。
【東村山編集室】地域ライターのSuchimoです。
今日は東村山市のお話#1。
西武新宿線久米川駅と八坂神社を結ぶ静かな道路にポツンと現れる、外国風の街灯に赤い看板の小さなお店。お店の外には白いテーブルに赤い椅子。
いったい何のお店だろう・・・
わくわくしながら扉を開けると、なんとそこは駄菓子屋さん!
人生初取材、初執筆の第一号は『だがしカンパニー』さんです。
誰もが見たことがある昔ながらの駄菓子の数々に、なんとも絶妙にマッチしている可愛い雑貨やインテリア。赤と緑を基調にしたというカラフルなお店にここは外国?いやいやTHE日本文化の駄菓子屋さん?とにかくかわいいすぎる!たくさんの駄菓子を前に購買意欲もわいてきて・・・と半ば混乱する私をよそに店主の田中さんがマイペースな笑顔で温かく迎えてくれます。
田中さんは25年以上前にご自宅を建て直された際に「なにか自宅でできることを始めよう」と小さなスペースで駄菓子を売り始めたそう。
仕入れから仕分け、販売までをお一人でこなします。
実はこれまでに数名弟子入り志願者が来たそうな・・・
「でも駄菓子屋さんは1個当たりほんの数円のもうけでお金にはならないのよ。」とお勧めしないそう。
「おばちゃん、あっちのスーパーのほうが同じものが安く売ってたよ!なんて言われちゃうの。駄菓子だけじゃもうからないわ。」
とかわいらしく微笑む田中さん。それでもお店を続ける理由には並々ならぬ思いがありそうです。(そこを聞き出せない駆け出しライターです…)
実際に、始めたころは市内に数件あった駄菓子屋さんも今はここ一つになっているとのこと。
「なんとなくはじめたお店だけど、子供たちの憩いの場になって本当に良かった。それが長く続けて一番幸せなことかしら。」
と決して多くは語りませんが、昔から駄菓子屋さんと言えば店主も魅力の一つだと思いませんか?お写真NGでしたが、いつ伺ってもお店のセンス同様おしゃれな田中さんは必見です!私はさりげなくファッションチェックしています。
人生初取材で何を聞いたらよいのかもわからない状況でしたが、店主のお人柄のおかげでのんびりお話を伺うことができました。
昨今の値上げは駄菓子にも影響しているようですが、子供たちのためにも、子供心を忘れていない大人のためにも、いつまでも続けていただきたいお店です。
『だがしカンパニー』
東村山市栄町2-32-24(西武新宿線久米川駅より徒歩5分)
OPEN 15:00~18:00
お休み(月)(木)(金)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?