悩みながらも進む、これが僕の生き方
人は誰しも、悩みを抱えながら生きています。僕も例外ではありません。特に、これまでの数年間、自分の弱さや未熟さを痛感する日々でした。
信頼を失った背景と苦悩
数年前、投資詐欺で300万円を消費者金融から借りた僕は、その事実を妻に隠していました。いずれは解決できるだろうと楽観視していましたが、現実はそう甘くありません。事実が露見したとき、妻が肩代わりしてくれたことで問題は一時的に収束しましたが、「もう嘘をつかない」という約束を破る結果となりました。
僕の事業がうまくいかず、家計を支える柱は妻のインフルエンサー事業に依存していました。しかし、それを正直に伝えられず、自分の力で立て直したいというプライドが状況をさらに悪化させていました。
さらに口論の中で、僕たちは互いに言ってはいけない言葉を吐き、深く傷つけ合ってしまいました。その度に、「なぜ自分はこんなに未熟なんだろう」と悔やむ日々が続きました。
妻から突きつけられた現実
「私の意見に従わなければ、離婚する」
妻のこの一言は、僕にとって重く、そして鮮烈でした。離婚という現実を突きつけられたとき、頭に浮かんだのは子どもたちの笑顔でした。彼らの未来を守るために、妻の感情に寄り添うことが唯一の選択肢だと理解しました。しかし、その選択がどれだけ非現実的に思えても、僕はそれを受け入れるしかありませんでした。
仲間の存在が支えになった
そんな中、僕は勇気を出して仲間に悩みを打ち明けました。その中の一人が言ってくれた言葉があります。
「いつでも頼っておいで。一緒に這いあがろう。全力で向き合うよ!」
この言葉に、僕は心から救われました。情けないと思っていた自分を、何の見返りも求めず支えてくれる人がいる。その事実に、僕は改めて「仲間」の大切さを実感しました。
僕にとって仲間とは、年齢や立場に関係なく、本音で向き合い、困難に寄り添ってくれる存在です。彼らがいなければ、僕は前を向けなかったかもしれません。
未来への希望とビジョン
妻との関係は、簡単には修復できませんが、どんな形であれ家族として繋がり続けたいと思っています。子どもたちが安心して成長できる環境を守りたい。そして何より、妻の信頼を取り戻すために、自分自身を変える努力を続けていきます。
事業については、まずは周囲からいただいたきっかけを確実に掴み、実績を積むことで、僕の言葉に重みを持たせたい。その先には、農業やスポーツ、地域活性化を通じて社会に新たな価値を提供し、誰かの人生に「きっかけ」を与える存在になりたいという夢があります。
読者へのメッセージ
このコラムを読んでいるあなたも、悩みや葛藤を抱えているかもしれません。僕自身、迷い、失敗し、たくさんの人に迷惑をかけながらも、少しずつ前に進んでいます。
もし同じように悩んでいるなら、周囲にいる仲間を信じてみてください。そして、自分の足で一歩を踏み出してみてください。その一歩が、きっと未来を変えるきっかけになるはずです。
僕はそのきっかけを作る存在になりたいと思っています。いつかどこかで、あなたと繋がれる日を楽しみにしています。