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逆転@生成AIを偽物見破りに使えるか?

世の中で1980年代初と言われる頃に、スーパー
コンピュータが世界でもてはやされ始めていた。

スーパーコンピュータを何に使うのかの問いに、
様々な分野からのあまたなテーマが寄せられた。

優秀な人の知能が誰でも共有できるようになる
という、エキスパートシステム構想もその一つ。

人工知能(AI)にも関連するこのシステム構想は、
一部の分野で利用されただけに留まったのだが。

その後のコンピュータ技術の目覚ましい発展は、
仕事が機器に奪われる不安と常に背中合わせだ。

そんな中で登場し爆発的に広まっている生成AI。
利用する人にどのような影響があるか気になる。


1.生成AIの利用は人に何をもたらすか知る

人が生活や仕事のあらゆる場面で便利さを求め、
それに応えるべく数々の機器が開発されてきた。

人が求める『便利』とは『しないことが増す』
とか『高度なことができる』とかが考えられる。

誰にでもできる作業を『しないことが増す』で
無くせる状況は、皆が安心して受入れるだろう。

でも『高度なことができる』のが可能になると、
それで稼いでいる人々の仕事が奪われかねない。

人手不足を解消するためとの言い訳がされたり、
新たな仕事を作り出せば大丈夫だとも言われる。

実際には『高度なことができる』機器は高価で、
簡単には手に入らないことが唯一の救いになる。

ところがそんな高価な機器が電子ツール化して、
生成AIとして誰にでも扱えるようになったのだ。

生成AIで作られた成果物をどう扱うかが問われ、
様々な議論がなされているのは危機感の現れだ。

生成AIを扱う勢いに乗せられない体制を整えて、
自分なりの対応を真剣に考えておく必要がある。

2.生成AIは本物と偽物を見分ける鍵になる

本音としては生成AIの登場に余り驚いていない。
既に似た代物があったことを知っているからだ。

コンピュータが進化する過程で想像されたのは、
人と機器の区別がつかなくなるはずということ。

実際の姿を見ることのできない状態に置いたら、
会話の相手が人間か機器か判別不能というのだ。

だけどそれは単なるアトラクションに過ぎない。
機器を開発する側から見た妄想的な一面なのだ。

重要なのは人が自らの存在価値を堅持すること。
存在価値というのは本物かどうかに直結する話。

本物と言えるのは、他者の真似をすること無く、
常に物事を自分の頭で考え吟味し検証する人だ。

生成AIを使う人が本物を真似ることができても、
本物の存在価値が危うくなる心配はないだろう。

生成AIで真似ただけなら直ぐ見破られるはずだ。
本物は真似できない心眼で物事を見極めるから。

生成AI頼りの偽物を見破るこの方法を活かせば、
生成AIが本物をより際立たせることになるのだ。


3.本物と異なる偽物の特質の把握は重要だ

本物を真似る偽物の見破りをしやすくするため、
偽物と言える人の特質をまとめて列挙しておく。

そもそも生成AIを使いたくなる人の特質は何か。
現状の教育制度が起因だと捉えれば見えてくる。

産業革命から人の生活を豊かにするのを旗印に、
世の仕組が構築され続け人々を巻き込んできた。

多くの人を統制するために世の仕組が工夫され、
職業に必要な能力が学業で規定され適用された。

学業に使われる教育制度の最大の過ちは、学問
が分科し物事の全貌を見通せない人が育つこと。

更に人が生れるごとに階層的に積み重なるので、
先人の真似で大丈夫と勘違いする人々が連なる。

物事の全体が見通せず先人の真似をして育てば、
便利な機器に頼る癖が身に着くのは当然のこと。

生成AIを利用すれば躍進できるとの思い込みで、
他者頼みの罠に掛かる典型的な人たちが増える。

そんな世の仕組に縛られ操られた偽物の人々は、
欲求充足の機会を求め日々迷路をさ迷っている。

この様な指摘に怒りを表したら、先が見通せず
不安や恐れを抱いていることさえ明らかになる。

他者を真似すること無く、常に物事を自分の頭
で考え吟味し検証する本物とは大違いの特質だ。

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