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【#97】ビジネスマンの必読書!一流から学ぶ本物の自信とは?「一流の逆境力」
「超」一流の選手はなにが違うのか?
世界中から一流が集うセリエA。その中でもさらに選ばれたトップ集団である「ACミラン」。そんな超一流の選手たちは、失敗や挫折の「壁」をどうやって乗り越えているのだろうか。日本人でありながらミランのトップトレーナーとしてACミランの黄金期を支え、世界最高峰のクラブでシェフチェンコ、ガットゥーゾ、インザーギ・・などの超一流から絶大な信頼を集める著者が初めて明かす、壁を乗り越える考え方。
本田選手は昨年不遇のシーズンからどうやって復調のきっかけをつかんだか?
「やはり神様は平等だ・・・」
試練の中で漏らした言葉の真意とは?
超一流は、サッカー選手もビジネスマンも同じ思考で、試練を乗り越えている。
本当に好きな本でまた読み返してしまいました。
特に前半の70ページくらいまでが好きで大切な事を思い出させてくれます。
実は以前にも記事でこの本の内容について書いているので良ければこちらもご一読いただけると幸いです。
この本を読んでいて感じるのが、世界のトップの人達の考え方は日本で広く知られている考え方と順番が逆だなという事です。
特に自分に対する自信の持ち方、大一番に臨む際の気持ちの持ち方の違いには驚かされます。
僕なりの解釈にはなりますが、世界のトップは「結果を出すに集中している」ですが、日本人の多くは「結果を出すことに縛られている」というイメージでしょうか。
僕も含めた多くの日本人は、
① 何もない自分がいる
② 結果を出すために努力することで武器を身に付ける
③ 努力が正しかったことを証明するために本番で頑張る(結果を求める)
という順番で考えている人が多いように思います。
でも、この本を読む限り、世界のトップは
① 既に唯一無二のかけがえのない自分がいる
② 既にある武器を毎日コツコツと磨き続ける
③ 本番では自分の磨いてきた武器を100%使う事だけに集中する。(120%を出す必要はない。100%出してダメなら仕方がない。結果は神のみぞ知る)
というイメージです。
ポイントは「努力をした結果、結果を出すことでかけがえのない自分になる」のか「既にかけがえのない自分がいて、本番ではそれを100%発揮することに集中する」のかの違いです。
一流の選手達は不調の時ほど、変化を拒みひたすら普段通りの事をコツコツとやり続けることに集中するのだそうです。そして、コンディションを整える事に集中する。
その根底には「自分の力を100%出し切れば必ず上手くいく。上手くいかなかったとしても既に自分は唯一無二の存在でスペシャルだから問題ない」という気持ち良いくらいの割り切った考え方があります。
皆さんはどうでしょうか?
日常の中で、出てくる結果に一喜一憂していないですか?
調子が悪いと現状を打破する為に試行錯誤を繰り返していませんか?
もちろん、上手くいくのであれば手法は何だって良いと思います。
でも、僕は自分の中で方向性を見失いそうになった時はこの本を読んで「既に自分は世界で1人しかいない唯一無二の存在なんだ」と言い聞かせ、やるべきことを淡々とこなす事に集中するんですね。
不思議と事態は好転していく事が多いです。
この記事を読んで下さっている方に本当にオススメしたい1冊です。
是非、ご一読下さい。
ではまた!