2023CL愛知 予選5位通過 最終11-3 34位 ジュペッタ入りロストヤミラミの備忘録
初めまして。福井でポケモンカードをやっている’すばる’という者です。
ゴーストタイプ、特にジュペッタが好きで、新弾のバイオレットが出てからはずっとジュペッタのデッキだけを組みまくっていました。
そして今回、ジュペッタ4投のデッキで、2023CL愛知 予選8-1 5位通過。本戦最終11-3 34位。という戦績を残せたので、備忘録としてnoteを書こうと思います。推しポケモンと一緒にDAY2まで残れたのが本当に嬉しい!
「画期的な新システム!」「これ使えば勝てる!最強!」ってわけは全くなく、デッキ自体は既存のロストヤミラミの亜種デッキであり、また、ここまで来ることができたのは、練習&リスト相談に付き合ってくれた仲間たちのおかげでもあるので、レシピは無料で公開しようと思います。
いいなと思ったら投げ銭してくれると喜びます。
後半部分に今回のマッチアップと戦いの記録についてを載せようと思います。思い出せる範囲でダラダラ書いて、文章が長くなってしまいました。大したことないかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです。お暇な方はどうぞ。
ロストジュペッタのデッキ
デッキのリストです。
見ての通り、赤入りロストヤミラミにジュペッタが入っているといった感じになっています。動きはまんまロストヤミラミなので、その辺りについては書きません。他の方々のほうが上手に語ってくださっていると思います。
今回のコンセプトと、特筆すべき採用カード、不採用になったカードについて書きます。
コンセプトと採用カードについて
①ジュペッタについて
退化の呪いジュペッタが落ちて残念がっていた矢先にジュペッタexが出ました!本当に嬉しかった。
しかも、なかなか良いテキストを引っさげて。
これは周りも研究してくれるに違いない!そう思って新弾後、ジュペッタのデッキばかりを作りました。黒馬…サーナイト…ボチ…幻影ゾロアーク …ワナイダーコントロール…インテレオン…ミミッキュV…
最初は色々話題に上がっていましたが、なぜかだんだんと周りからジュペッタが減っていきました…
寂しい…
自分も色々組んでいたので理由は何となく分かる気がします…
①「とこやみ」のグッズロックは強いけど、圧力に欠けること。
前シーズンのクワガノンと違って、レジエレキの様にバフをかけてくれる仲間がいません。そもそもの打点もクワガノンより低いので、工夫しないと2回の「とこやみ」で小物すら倒せません。ロストのウッウに殴り負けます。
②「ポルターガイスト」は相手依存。
これは発表された時から懸念していました。ポルターガイストは強いけど弱い、相手依存の技だから。「とこやみ」を持っている分まだマシですが、この技をメインで戦おうとすると、相手は手札を減らしてきて、対策されまくりです。新弾のリストからオムスターやびっくりボックスを探しましたが見当たりませんでした…
でも、ジュペッタで戦いたい!大型大会で!
さっき挙げたジュペッタデッキたちも良いデッキだと思うのですが、大型大会向きではなかったり、安定感に欠けたり、自分がコントロール扱うの下手だったりと選択に困りました。
悩んだ末に、使い慣れたものとして、自分が前のレギュレーションまで使用していたロスト軸のジュペッタデッキを改良することにしました。
ジュペッタやミミッキュ、ヤミラミで可愛く戦えるデッキで、32人規模トーナメントの店舗大会で運良く準優勝もしたお気に入りのデッキでした。
ロストヤミラミならジュペッタの枠を取れる!しかも、リザードン型の弱みをカバーできるのではないか?ということでロストヤミラミリザードンを勉強して、それを叩き台としました。
②ジュペッタラインと今回のコンセプト
ということで、改めて今回のコンセプトですが、「ロストヤミラミ(リザードン型)の弱みをジュペッタでカバーしよう。」です。
リザードン型の弱みは、ゲッコウガ型と比べて山を掘るスピードが遅く、相手の手札干渉に弱い&相手の手札干渉から復帰しにくいことだと思います。
そこで、人形供養のジュペッタを採用し、手札干渉に耐性を付けました。
ジュペッタ(人形供養)
全試合活躍したんじゃないかってくらい偉かったです。現環境は、ミュウをはじめとしてジャッジマンやツツジで止めてこようとするデッキが多いですが、その返しにサポートが確約されているのが本当に強かったです。
また、クレッフィやエンペルトなど、キュワワーの特性を止めてロストを貯めることを妨害してくる相手に対して、ジュペッタがいれば、遅れた分のロストを高速で貯めることができます。
ロストが貯まるのでミラーマッチなどで1ターン早くロストマインに到達できるという強みもあります。
この子がいると安心感がすごい。
ジュペッタex
新弾の可愛いやつ。
クレッフィなどで妨害してくる相手に「とこやみ」で妨害しかえしながらダメージを溜めたり、逃げエネが重たい相手を縛って1ターン貰えたりと器用なことができます。
「ポルターガイスト」も不意にサブウエポンとして出てくると強いです。ミュウやロスト軸の手札がかさばる相手には高打点出ますし、進化ポケモンなので、空飛ぶピカチュウにダメージを与えることが出来ます。
高いHPに助けられる場面もあります。
しかし、残念ながら、今大会中は1回も使いませんでした。使わずに済んだんだと思いたいです。
仲間からは「59枚で戦ってる」「すばるさんじゃなかったら、素直に抜きましょうと言ってた。」と言われましたが…
このカードを入れてきたことに後悔はないし、上記の強みもあると思っています。
まだ研究と練習が必要みたいです。
③ハイパーボール
ロストヤミラミにはあまり入らないカードだと思います。主にジュペッタを進化させるためですが、手札に来てしまった不要札をトラッシュして山を強くしたり、終盤使うサポートを落としておいて人形供養で回収する動きが強かったです。また、ロスト対面で使うルチャブルを手札に持ってくる役割もあります。コストが重いですが、あって良かったカードでした。
④イエッサン
この子。前日に採用した1枚です。ポケギアを頼んでいた仲間から送られてきた写真に写っていました。
彼もCLでロストのデッキを使うらしく、採用理由を聞いたところ、「7-2が最低目標なので安定感は欲しい」「最終確認して見極める」とのこと。自分もイエッサンの情報は聞いていましたが「実際試して無かったな〜」と入れてみました。しかし、前日の夜。仕事も遅かったので、野良リモートで2回しか回せず「なんか邪魔にならなかったし、彼もこんな時間に採用試しているくらいだ。入れといて良いか!」とそのままデッキ登録しました。
翌日現地で合流した時に「イエッサン?抜きましたよ」と言われた時には驚きましたよね。とんだ罠じゃん。
でも、ロストデッキはアクロマがあるかないかで未来変わるので、それを担保できる手段があるだけでイエッサンは偉いなと思いました。
なお、DAY2では、上位卓にミュウ、ルギア、ロストのデッキが多く、クレッフィを2面展開するようなデッキが無かったこと。それから、イエッサンよりもキュワワーを並べて、序盤から山をしっかり掘り進めながらロストを貯めたいなあと思ったことで抜けました。
代わりに、ロストミラーや序盤の安定感を考えて、ルチャブルやマナフィ、キュワワーにアクセスできるレベルボールを入れました。
⑤ツツジの不採用について
ツツジは使えると強いなと思いましたが、後半クララの方が使いたいし、撃つ機会が多いなぁと思ったので採用を見送りました。「ふつうの釣り竿」のようにポケモンやエネルギーを山に返せるグッズがあればなぁ…
ロストミラーでは欲しいので、正直めちゃくちゃ悩みました。
最後に
ポケカをはじめた頃に参加した自主大会で、ジュペッタGXを使って7戦全敗していた頃からの目標。「ジュペッタを使って勝ちたい!」
それを少しずつ叶えられるようになってきたのは、ジムバトルや自主大会、リモート対戦で戦ってくれる皆さんのおかげだと思います。いつも楽しくポケカしてくれて本当にありがとうございます。
そして、ここまで読んでいただいてありがとうございました!
これからも、自分のペースでポケカを楽しんでいくので、今度ともよろしくお願い致します。
ここから、当日のマッチアップと覚えている限りの試合内容です。
DAY1
1戦目 ロストカイオーガ 6-5 ⭕️
じゃんけんに負けて後攻でした。相手がロストだったので後攻おとぼけスピットを宣言したかったのですが、アクロマに触れず、イエッサンを使ってアクロマを持ってきます。なお、彼女の活躍はこの時だけでした…
その後は、お互い順当にサイドを1ずつ取り進めます。マナフィ2枚目を展開できたことと、自分が先にロストマインを打てたので、2枚同時にサイドを取って捲ります。相手は序盤にクララを1枚ロストしていたため、最後クララに触れず、そのまま勝つことが出来ました。クララで返されていたので危なかったです。
2戦目 フュージョンミュウ 6-5 ⭕️
お相手は優先権持ちで今回もDAY2進出されてました。ミュウ相手はvmax以外を狙って2-2-2でサイドを狙います。なので、ヤミラミを大事に使ってゲノセクトにダメカンを貯めていきます。
今回はメロエッタとデオキシスを展開されたので、その2枚をロストマインでとりながら、ゲノセクトにロストマインを貯めていきます。1度ボス&火炎爆を挟んでミュウVを取り、ロストマインでゲノを取って勝ち。1-1-2-2のサイドプランを取ることが出来ました。
ミュウは入れ替えカートが入っており、ゲノセクトのダメカンがずらされるのでのせ方が難しかったです。
3戦目 一撃ルギア 6-4 ⭕️
ルギアがリゲインエネやアマージョで回復してくるので、穴抜けの紐をつかってルギア以外を狙ったり、ロストマインのダメカンを上手に乗せていきたいです。そして後半に火炎爆を押し付けます。相手のダメカンずらし込みでロストマインをルギアに3点のせておくと火炎爆押し付けが楽になります。ベルトが引けるともっと楽です。
4戦目 ロストヌメルゴン 6-4種切れ⭕️
先攻を取れましたが、初手マナフィのみボールなし。相手の引き直しでロストパーツが見えたので、絶望的でした。自分が引き直し分1枚引いて来たのはエネルギー。試合開始を待つ間お昼ご飯のことを考えてました。
しかし、トップでVIPパスを引いたので無事繋げることが出来ました。1枚引けるだけで話が変わってくるパワーのあるカードですね。まじで良かった。
相手は順当に2ターンでヌメルゴンを立てて技を打って来ました。ヌメルゴンを倒す手段ですが、モイストスターを挟まれたく無いので、一撃で倒すことを狙います。その間、ひたすらヤミラミで後ろの小物を狙いながら。穴抜けボス火炎爆か相手がロストデッキで手札がかさむのでジュペッタexでポルターガイストを決めることを狙います。なるべく相手に悟られないように「ロストマインの余りを悩んでます〜」感を出しながらヌメルゴンにちまちま7点貯めることが出来ました。相手のサイドが2枚になったタイミングでベルト火炎爆280-80=200ダメージでヌメルゴン突破。
5戦目 ロストヤミラミ 6-5⭕️
ミラーでした。(相手はジュペッタ入ってませんが)じゃんけんに負けて後攻だったので、そのまま1ターン目からおとぼけを決めることができ、追いつかれないで勝てるかと思っていました。
しかし、アクロマでアタッカーが引けずに自分が1ターン止まってしまいます。その間に相手に追いつかれてしまいました。
なんとか次の自分のターンに、ルチャブル込みロストマインで相手の1点乗ったヤミラミとキュワワーをピッタリ取ることができ、試合を拾うことができました。
アタッカー止まったのは自分のミスです。トラッシュにウッウだけだったことと、ロストマイン使いたい思いから、クララよりアクロマを優先しましたがエネが引けませんでした。もちろん引けていたら強いですが、まだ追い抜かれない状況で狙う必要は無かったと反省しました。ルチャは偉かった。
6戦目 アルセ空ピカ 5-6 ❌
当たりたく無いマッチでした。ただ、初手の穴抜けで相手が空ピカを前に出して来たので、そこにおとぼけ11点を入れることができ、「だいぶ要求が下がった!行ける!」と内心思っていました。
しかし、相手も偉かったので、ボスでジュペッタを狙い、次のターンにジャッジマンを撃つことでこちらを止めに来ました。結果、要求的にはロストマインか火炎爆を決めれば勝てたのですが、どちらも1枚足りず、及びませんでした。
7戦目 一撃ルギア 4-5 ⭕️ 相手の投了
今大会で1番負けを確信した試合でした。この試合、終わるまでにロストが4枚しか貯まっていません。
後攻で手札にアクロマがありましたが、ヤミラミとウッウ以外展開できず、2ターン目のアクロマに期待。しかし、次に引いてきた札でもロストを貯めるカゲボウズ、キュワワーが展開できず、アクロマにも繋がらなかったので、ひたすらおとぼけを打ちこみました。おとぼけ、おとぼけ、クララ、おとぼけで4ターン経過。
おとぼけしか撃てない状況に半ば心折れてました。しかし、ここから流れが変わります。イシヘンジンを2回のおとぼけで倒して、取ったサイドがリザードンでした。1エネ火炎爆まで進んでいたので、「入れ替え札さえ引ければ火炎爆でルギアが取れる」→トップビーチコート!1回目の火炎爆でルギアを突破。「でも、返しでリザ取られて終わりじゃん」と、まだこの時点でも諦めムードでしたが、「相手の後続バンギラスが3エネしかつかずにリザを倒せない→相手ボスで後ろのヤミラミを取る→自分リザがリセットされたので火炎爆でバンギ取る→相手のエネルギー枯れる」で、活力の壺が引けるかどうかの勝負になりました。相手も山を圧縮して博士を打ちましたが、序盤に展開&進化する時に活力の壺をハイボで1枚切っており、引けず、相手が投了という形になりました。これはリザードン型の強みが出たと思います。
8戦目 一撃ルギア 6-4 ⭕️
じゃんけんに負けて後攻でしたが、先程と打って変わってめっちゃ上振れました。VIPパスもアクロマもあり、後1おとぼけを余裕で達成し、後攻2ターン目でジュペッタが2体立ちました。手札が流されても余裕で対応することができ、プラン通り進めることができました。
9戦目 鍵ミライドン 6-4 ⭕️
初めてexと当たりました。もっといるかと思っていたので、当たらないのが意外でした。
クレッフィ入りでしたが、1体しか置かれなかったので、毎ターン穴抜けでかわしてロストを貯めることができました。ミライドンをおとぼけで倒し、ロストマインをクレッフィとレジエレキV maxに乗せて、火炎爆でVmaxを倒して2-1-3で取って勝ち。
DAY2
1戦目 一撃ルギア 3-6❌
かがやく枠にジラーチが入っていました。こちらはジュペッタが上手く立たずに、中盤のジャッジマンで燻ってしまってそのまま負け。やはりジャッジマンが刺さると厳しいです。
2戦目 雪道ターボミュウ 6-5⭕️
お相手はちゃんと雪道を貼ってジャッジマンを撃って来ましたが、こちらもジュペッタを立てており、止まることなく戦うことができました。
逆に相手が雪道を割れず、こちらもそのまま雪道を割らずにプレイしたので有利に進みました。
火炎爆ターンにようやく雪道を割ったので、相手も回りだしましたが、再びジュペッタも立っていたので、詰み盤面を作ることができました。
3戦目 一撃ルギア 4-4投了 ⭕️
ルギア戦が多すぎて、どの戦いか記憶がごっちゃになってきました。覚えているのは、ルギア、バンギ、ネオラントの2-2-2で取ろうと考えていたのに、バンギをロストマインで倒した余りのダメカンをルギアとアーケオスに散らしてしまった事です。ルギアに3点残すように乗せると楽にはなりますが、ベルトも持ってたし、散らすとアマージョにヒールされるので今はネオラントに固めるべきだったと反省。
4戦目 雪道ターボミュウ 6-4⭕️
有名な方で緊張しました。でも、めっちゃ人当たりよくて、プレイもスマートで、対面的には安心できました。心なしか上位卓に行けば行くほど、この方みたいなプレイヤーが多い印象でした。
試合は、おとぼけを入れたミュウを、次のターンにジュペッタ込みでロストを貯めて10枚到達。そのままヤミラミで取ることが出来たことが大きかったです。そのまま2-2-2プランを取ることが出来ました。
お相手も、しっかりクロススイッチャーでジュペッタを狙い、ジャッジマンを撃ってきましたが、アタッカーが生き残ったことと、山札が圧縮出来ていたことで、花選びでパーツを引いて勝つことができました。
5戦目 フュージョンミュウ 1-6 ❌
ここで勝てばトーナメント行ける!と意識したとたんに緊張してきました。相手はプレイマットもスリーブもミュウ。「絶対ミュウやん…いや、ブラフか?ただのミュウ好きかもしれん…」とドキドキしながら試合開始を待っていたら、案の定、ミュウでした。
これは相手の押し付け方が上手く、自分がかわしきれませんでした。デオキシスを取らされてターン的に1-3-2を狙わないといけなくなってしまいます。そのままサイコジャンプを2回通されてしまい負け…
デオキシスやメロエッタで戦えるフュージョンミュウの強いところを押し付けられました。まじで悔しい…
おまけのおまけ【今大会最大のプレミ】
DAY1終了後、常滑まで移動して、北陸にゆかりのある方々と楽しくご飯を食べ、そのまま常滑で予約していたホテルに行きました。
23時15分にホテルに着いた自分に受付の人が一言。「今日は満室ですよ。武豊と間違えてません?」
ホテル、同じ系列のところを予約し間違えてました…
ここは常滑、目の前は常闇、
武豊までは車で20分弱。チェックインの時間は23時59分まで…着いたらデッキ登録もしなきゃ…
ダッシュでなんとかタクシーを拾い、武豊へ。ギリギリでチェックイン。
空港島からめっちゃ離れる羽目に…
翌朝5時40分に起き、最寄り駅まで、ホテルの朝食券で引き換えた冷凍パスタをすすりながら歩き、更に電車で1時間かけてセントレアまで戻りました…
宮城に行く際は1人で泊まらないようにしたいです…