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【本紹介】お金2.0

こんにちは!本日は佐藤航陽さんが書いた「お金2.0」という本を紹介します!

内容はとても濃いので超簡単に「価値主義」という項目のところだけ紹介いたします!

資本主義について

お金には価値の保存、尺度、交換の役割があります。元々は物々交換の不便さを補うための手段として「お金」が使われています。

それが現在は「お金」を持つ人が「力」を持つ資本主義社会では、「お金」を持つことが目的になっています。いわゆる手段の目的化です。

これは悪くはないのですが、倫理的に良くないことでお金を稼ぐ詐欺集団を容認したり、利益を生み出さないが社会的に貢献している非営利団体は力がない集団だと考えられてしまいます。

そこで著者が提唱しているのが価値主義です。

価値の3分類

世の中に存在する価値は大きく分けて3種類あります。

1つ目は資本主義で主役となっている「有用性としての価値」です。「お金につながる」「儲かる」といったものは全てこれに当てはまります。

2つ目は「内面的な価値」です。愛情、共感、興奮、好意、信頼など人間に内在する感情の価値です。直接お金には繋がりませんが、「お金よりやりがい」を重視して仕事選びをする人はこの内面的な価値を重視しています。

3つ目は「社会的な価値」です。慈善活動やNPOのように社会全体の持続性を高める活動も私たちは価値があると表現します。

資本主義では「有用性としての価値」のみを重視していましたが、今は「内面的な価値」「社会的な価値」というのも意味を持つようになりました。

例えば、人気Youtuberほどお金を失うのが怖くないけどファンやチャンネル登録者を失うのは怖いのといいます。Youtuberにとってお金はファンの「興味関心」を一部変換したものに過ぎず、「興味関心」という価値を最大化することが最も重要なのです。

価値主義

価値主義とはこのお金にならない価値も大事にしようということなのです。資本主義の発展形と考えるとわかりやすいかもしれません。

現代社会ではSNSの「いいね」の数でその人の内面的な価値を数値化することもできる社会です。その人だけの価値が評価をされやすい世の中に変化してきたのです。

価値主義の社会で我々はどうすればいいのか

では最後に、価値主義の世界で我々はどう生きるのかを説明します。

価値主義の社会では自分の好きなことに熱中して人に価値を与えられる人間になりましょう。

これまではお金になるかならないか(つまり有用性としての価値の有無)で仕事を決めていたかもしれませんが、価値主義の社会では「3つの価値」があるかないかで判断します。

なので好きなことに熱中して自分だけの価値を生み出せる人は「有用性として価値」だけでなく「内面的な価値」「社会的な価値」も生み出せて成功するのです!

最後に

結論としては「社会は資本主義から発展した価値主義に転換していく傾向がある。だから好きなことに熱中して3つの価値を与えられる人になろう。お金が欲しければその価値の一部をお金に変換すればいい。」ということです。

もちろん皆さんが簡単に「インフルエンサー」になれれば価値主義の社会では大成功ですが、私含め全員がそうなれるとは思いません。

ですのが、自分が得意なことや好きなことはありますし、それを発信すれば一部の人間は応援もしてくれるでしょう。

なのでまずは「自分が好きなこと」に熱中してそれを少しずつ周りに発信していけばいいのかなと思いました。私で言えばそれが筋トレや旅です。

少しずつでも自分だけの価値を作り出せたらいいのではないでしょうか!


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