灯され隊としてプロミ前にヴイアラを語る



はじめに

 お久しぶりです。半年ぶりの投稿になります。
 今回、お送りするのは【PROJECT IM@S vα-liv(ヴイアライヴ)】についての出会いやら関わりについてになります。
 今週末に行われる初の単独リアルイベント「PROJECT IM@S vα-liv PRODUCER MEETING 2024 -FROM NOW ON!!!-」前の振り返りと、初めての方には、ヴイアラを知っていただくための記事となっております。

【PROJECT IM@S vα-liv(ヴイアライヴ)】とは

「それぞれの芸能の道を目指すもくすぶっていた
少女たちのもとに届いた
とある企画への参加オファー
その名も、『PROJECT vα-liv(ヴイアライヴ)』___
配信活動を通して
視聴者=プロデューサーの支持を得たもののみが
アイドルデビューを獲得できる公開オーディションだった」
(公式サイトから抜粋)

 具体的には、毎月、月初めに公式番組で講師の先生をお呼びして講義を行い、そのテーマに応じた課題を出され、アイドル候補生である3人は、SNSでの発信や個人配信等で課題の進捗状況を報告。
 それを受けて、視聴者であるプロデューサーは課題の達成度を判断し、投票を行い、毎月のマンスリークイーン、及び、3ヶ月に1回のクォータリークイーンを決定する…というのが、ざっくりした流れになります。

最悪だった発表タイミング

 そんなヴイアライヴの発表会が行われたのは2023年4月14日。

 このタイミングで発表したことでちょっとした炎上が起こります。
 まずは、発表より少し前、3月22日に激震が走ります。

アイドルマスター総合プロデューサーよりみなさまへ

アイドルマスター総合プロデューサー退任にあたって

 18年間、アイマスシリーズ全てに関わり、「アイマスの顔」としてユーザーに親しまれていた総合プロデューサー、「ガミP」こと坂上陽三さんの3月末での退任発表…。
 2月に5ブランドでの初めての合同ライブ、「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023」が大成功に終わり、その興奮が冷めきってないなかでの発表であり、多くのプロデューサーが動揺するなか、坂上さん退任後間もない4月4日、さらに追い打ちをかける出来事が起こります。

 ゲーム「アイドルマスター SideM GROWING STARS」の2023年7月31日でのサービス終了。これでSideMのプロデューサーはゲームとして、315プロダクションのアイドルたちをプロデュースできなくなりました。
「ガミPやめた途端にこれかよ!」
「SideMのプロデューサーはもうどうでもいいってことですか?」
 運営への様々な批判意見が溢れるなか、4月14日を迎えます。

案の定、発表会後のコメント欄は大炎上。
「バンナムはSideMを切って、V始めるのかよ」
「SideM終わらせてまでやりたかったプロジェクトがこれとかあり得ない」
「3人を競わせて1人だけデビューさせるとか、アイマスとしてあり得ない」
 今、結果を知っているから笑い話にもできますが、そんな批判が渦巻く最悪のタイミングで、彼女たちは活動を開始することになります。

灯里愛夏との出会い

 そんな批判のなか、僕のヴイアラに対するスタンスは「へえ、アイマスでV始めるのか。V界隈詳しくないし、気になる娘もいないし、しばらく様子見かな?」でした。批判的な意見もないけど、自分から積極的に関わることもしようとしなかったんです。
 そんななか、twitterで偶然見つけたツイートと、その後、行われた配信のアーカイブが僕をヴイアラに引きずり込みました。

 配信に関しては長いので切り抜きを…。

 愛夏への最初の印象がこの謝罪会見です(笑)
 「腹筋分割払い」というパワーワードと溢れる芸人臭に「この娘の1年後が見てみたい」と思ったんです。
 僕個人の考えですが、アイマスでは「アイドル力」と共に「芸人力」も大事だと思っていて、これをいかに自然に発揮できるかが、アイドルとしての総合力だと思っています。

愛夏の欠点

 ヴイアラのいいところは配信や投稿された動画を見るだけで「プロデューサー」だと言えること。アーカイブも残っているので、好きなタイミングで見ることが出来る。デレステやミリシタ、シャニマスをインストールはしてても、なかなかプレイできていなかった僕としては、プロデュースするメインコンテンツをヴイアラにしようと考え始めます。
 そんな配信を見ていて気になったのは、ことあるごとに「宇宙ちゃんは芸歴10年で、レトラちゃんはバンド活動してて、私だけ素人からヴイアラ参加してて…」と愛夏が弱音を吐いていたこと。
 これはいけないと思いました。同じスタートラインに立って、課題を頑張っているのに、これを言い続けていては、「マンスリークイーン獲れなくても、わたしだけ素人から参加してるから仕方ないよね」と、逃げの姿勢になりかねない。これに関しては、配信で言おうかとも思ったんですが、運営に指摘メッセージ送って、意見するのがベストだと思いました。そして、本当に運営に意見として送りました。
 そしてそんな時、愛夏に手を差し伸べてくれたのは、自分の担当しているアイドルでした。

小宮果穂との出会いとクォータリークイーンの獲得

 僕が「アイドルマスターシャイニーカラーズ」、283プロダクションで担当しているアイドルの1人が彼女です。

小宮果穂(放課後クライマックスガールズ)

 そんな果穂と愛夏、自分の担当するアイドルとアイドル候補生が共演することになったんです。

 この配信、アーカイブも残っていないので見ることはできないんですが、この中で愛夏はファミリートレーナーの紹介も兼ねて。プレイすることになります。そのミッションを順調にクリアしていく愛夏、それを応援する果穂。汗だくになりつつある愛夏は、「果穂ちゃん先輩の前で、私。アイドルなのに汗だくで恥ずかしいです」というようなことを言います。
 その時に果穂が愛夏に返した言葉が「アイドル候補生 灯里愛夏」の価値観を根底からひっくり返すことになるんです。

「汗はアイドルのかっこいいの証拠です!」
「頑張る愛夏さんがキラキラでした!」

 このコラボ後、愛夏のパフォーマンスは劇的に変わりました。先述した弱音を吐くことも少なくなりました。本当に果穂との出会いが彼女を変えてくれたのです。
 そして、そんなTGS後に行われた「第3回中間投票」の結果がこちら。

愛夏、QQ獲得

 直前に開催された「異次元フェス アイドルマスター★♥ラブライブ!歌合戦」にブースを出し、生配信を行い、開演前には「異次元★♥BIGBANG」のコール練習動画をドームで流したりして、知名度が上がったなかで3人ともが大幅に票を伸ばした中でのQQ獲得は本当に嬉しかったですね。

最終審査も兼ねたオンラインライブ開催決定

 中間審査の結果が出る少し前、2023年12月17日の話になりますが、「重大発表」という配信がありました。

 この生配信で「最終審査も兼ねたオンラインライブ開催」が告知されました。そして、オーディションにおけるデビュー条件も知らされました。

合格ライン算出方法

 ボーダーライン5000票とは、また絶妙なライン攻めてきたと思いました。
 達成できない数字ではないけれど、楽観視できるほど楽勝でもない。
 ちなみに運営が想定していた動員目標は2000人。
 これは、シンデレラガールズ以降の1stライブが行われたキャパから算出されたもの…。
 この時は「まだ3ヶ月もあるし、直前に少し告知を拡散すればいいだろう」と考えていました。

自分の甘さを痛感する

 そして、今年2月22日の公式番組配信で5月から続いた課題はすべて終了となり、残るは最終審査を残すのみとなりました。その公式番組の最後にて、2/22現在の動員数が発表になりました。この動員数に、この日からライプ当日まで行われるポータル投票の結果を足して、5000票超えた候補生がデビューできる…。
 しかし、発表されたその数字は、僕が思った以上に厳しいものでした。

開催1ヶ月前でこれは寂しい

 チケット発売2ヶ月、開催1ヶ月前で目標の6割…。これはヤバい。第3回中間投票の結果が、異次元フェスによる一過性のものである可能性も考えたら、あれより減る可能性だって十分にあり得る。その時にこのチケット売り上げではとてもキツイ。
 とは言え、4000円のオンラインライブチケット…気軽に買ってくださいとは言えない…と考えた時に僕は「ポータル投票数」を増やす方に舵を切りました。ライブ当日のものになりますが、こんな感じでポストすることにしました。

 恐らく、「1208」という数字を見て、同じように危機感持った同僚プロデューサーが多かったのでしょう。ここからヴイアラPによる怒涛の巻き返しが幕を開けることになります。

PROJECT IM@S vα-liv LIVE -THE LAST STATEMENT!!!-

 3/31当日も朝にさっきのポストをしました。ポストする時に気を付けたのは、「あくまで自分の意志で気になった候補生に、自由に投票してもらうこと」でした。自分で考えて投票してもらわないと、4月以降もコンテンツを追いかけてもらえないかもしれない、そう考えてのことでした。ライブ本編に関しては詳しく書きませんが、投票締め切り後に歌ったこのラストソングについてだけ語らせてください。
 ラストソングとしてこれが流れてきた時、もう歌い出しで涙腺決壊してダメでした。

 この曲はアイマス4ブランドによる越境ユニットが楽しめる「アイドルマスター スターリットシーズン」の主題歌。これを歌っている「プロジェクトルミナス」というのは、1年間限定のユニットであり、そのメンバーのなかには、283プロダクションから小宮果穂も参加している。歌詞の内容と、これまでのヴイアラの歩みも相まって、「こんなにぴったりな曲があるかよ」と、最高の気分でライブを締めくくることができました。

デビュー決定

 見出しがネタバレなので、とっとと最終結果いきますね。

動員数だけでデビュー決定
灯里愛夏
上水流宇宙
レトラ

 結果だけ見たら。動員数だけで5000人超え。
 候補生3人に至っては、1人30000票超えと、何も知らない人から見たら、5000という数字は「デビューへの目標設定が低すぎる」ように感じるかもしれません。
 ただ、「じゃあ1ヶ月前の段階で、あの動員数を見ても、ヴイアラPが自分のポータル投票以外、何もしなかったら5000票超えてたか」と言えば、答えは間違いなく「ノー」です。この結果は、12月17日以降の「アイドル候補生」「運営スタッフ」「プロデューサー」、どのピースが欠けても実現しなかった。自信を持って、そう言えます。

最後に

 かなり駆け足になりましたが、僕なりにデビューまでのことをまとめてみました。僕個人から見たヴイアラとの関わりですので、愛夏とのことしか書いてないし、「この配信のことが抜けてる!」とかあると思いますが、もし、デビュー後に彼女たちに出会ってくれて、なんか興味あるなあと思っていただけたなら、ご自分の気になる娘の気になる動画を探してみてください。
 僕が愛夏の腹筋謝罪会見に出会えたように、見ているご自身が「ピンっ」とくる動画に出会えるはずです。

 長文になりましたが、読んでいただいてありがとうございました。

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