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若手コンサルタントは”クライアントを向いて仕事をする”を意識することで一皮剥けるんじゃないかと思った話

こんにちはとり@コンサルです。

最近若手のコンサルタントの方とお仕事させていただくことが増えてきました。
その中で、優秀な若手に共通しているのは”クライアントを向いて仕事をするスタンスがある”ことなんじゃないかと考えるようになりました。

今回はその辺りを整理してみたいと思います。

なんで”クライアントを向いて仕事をする”を意識すべきか

若手コンサルタントのうちは日々の業務に取り組む際、上司の指示に従いタスクを進めることが多いと思います。
自身の作業ができてるかどうか、問題ないかどうかの一次チェックは上司が行います。そうすると、上司の「OK」を判断基準としがちです。

しかし、最終的な「OK」かどうかの基準はクライアントの判断です。

上司もあくまでクライアントの求めるものは何かを考えて、仮説を立てて、クライアントにぶつけて討議しながら業務を進めています。その中のタスクの一部が若手コンサルタントに渡されています。

つまり、上司にタスクの正解を求めるのではなく、その先にいるクライアントが何を求めているのかを理解し、そのニーズに対して意味のある成果を提供することという姿勢を持つことが本来必要なはずです。

“クライアントを向いて仕事をする”意識を醸成するためにやれること

では、クライアントが現在何を求め、何に悩んでいるのか、を少しでも理解するために何をしたらいいのか?私なりの答えは以下の3つに取り組むことかなと思っています。

プロジェクトの提案書を熟読する

当たり前ですが、提案書はクライアントの依頼は何で、そのために我々コンサルタントが何を提供する想定か?が書かれています。
クライアントのニーズを把握するのにこれ以上適切な資料はないです。プロジェクトに入ったらまず初めに熟読すべきです。

ステークホルダーを把握する

今のプロジェクトのクライアント側にはどんな方がいるのか?を把握するも有用です。クライアントのプロジェクトメンバーの役職やプロジェクトにおける立場や役割、悩み、好みを可能な限り収集しておくのがいいと思います。コミュニケーションが円滑になり、クライアントのニーズをより深く理解できるようになると思います。

プロジェクトの直近のスケジュールやタスクを把握する

提案書ではプロジェクトの全体像が語られていますが、プロジェクトは水物であり、状況は刻一刻と変わっていきます。そういう意味で、現在の進捗状況や直近の今後の予定を知ることで、“今現在”クライアントが求めているものを把握することができるはずです。
そのためにWBSや進捗報告資料あたりはすぐに目を通しましょう。

意識は日々の積み重ねから

いきなり意識をガラッと変えるというのは難しいとは思います。
とはいえ、私が上に挙げた

  1. 提案書の読み込み

  2. ステークホルダーの把握

  3. 直近のタスクの確認(WBSや進捗報告資料の確認)

はさっとすぐできる作業なはずです。

クライアントが何を求めているのかを常に意識しながらプロジェクトに取り組むことは、提供する価値を大きく変えますし、上司からの見え方も変わると思います。

結果として、自分自身のコンサルタントとしての市場価値も高まることにつながると思います。

このnoteを読んでいただいた若手コンサルタントの方の一助になれば幸いです。
一緒に頑張りましょう。

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とり@コンサル
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