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第10回幻想パワプロ 指名を終えて

幻想パワプロとは?

幻想パワプロとは… eBASEBALLパワフルプロ野球2022にて収録されている選手を各プレイヤーでドラフトし、そのチームをオートペナントで回して勝者を決めるという遊び。
https://note.com/suarez/n/n791c9e253aa8
細かい説明は上記参照。

指名戦略

私が振り分けられたのはG1。以前に参加した大会で好成績だった為に昇格プレーオフは免除された格好だ。

まず大前提としてG1は強者揃いである。
指名のほぼ全部が、おそらくこういった理由を持って指名をしたんだろうな、というのが容易に想像が出来る
G2を初参加ながら優勝して勝ち抜いてきたゆずこ氏以外は、全員何度も大会に参加している歴戦の面々であり、簡単には勝たせてくれない。
経験値の度合いとして、G2であれば怪しいピックからスリップしてきた選手を拾うということが出来るのだが、G1で怪しいピックは球団縛りがあって初めて生まれるものであり、単なるピックミスをしようものなら一気に結果として奈落の底に叩き落される。G1で勝つにはそれなりの運と実力が必要だ。

因みにウェーバー位置は左から3番目。悪くもないのだが良くはない。
ルール上、端であるメリットは大いにある。
ウェーバー指名位置が端であると、リーグ間の投打バランスによって無理に指名する必要のないと思われ流された選手を、問答無用でピック出来る(今大会だと3位先頭アルモンテ、5位先頭デビットソンが正にその究極のスリップ枠だった)。その隣も、折り返し手番で端の参加者の指名選手を見つつ指名出来るのでそういったアドバンテージも大きい。昔は真ん中はポジションドミノに対応しやすいなんて言われていたが、指名レベルが上がった今となって誰もドミノに反応しないので真ん中は正直厳しいものがあると私は思う。

①1位2位指名で二塁手遊撃手の片方(出来れば両方)を抑える
前回大会優勝者であるさまびと氏が、捕手二塁手遊撃手といった打撃が落ちやすいポジションで打撃の穴を作らなかったことが勝因と分析していた。このことは全員脳裏に深く刻まれただろうし、他参加者も二遊間の確保は早めに動くことを予想した。それを見込んで二遊間は1,2位指名で真っ先に埋めて先回りする。
ただし、いい選手が拾えずにオーバーピックをするくらいなら最終指名付近になってからのアンダーピックを目指す。臨機応変さも大事だ。

②中継ぎ投手よりも先発投手重視。4番手を10巡目までに埋める
まず理由としては中継ぎ投手は球団埋めに便利である。ただし全ての球団における中継ぎ投手の層を理解する必要がある。例を挙げると、今大会だと兎で指名に耐えうる中継ぎは大勢と高梨だと考えており(実際中継ぎで指名されたのはこの2名のみだった)、兎枠は非常にシビアな指名が予想された。
因みに先発を4番手まで10巡目というのは、起用法にある程度縛りが設けられており、先発がどれだけイニングを食うかということを考慮していくと、基本的に炎上の危険が高まりやすい先発は下位で指名してはならないのが私の考え。因みに5番手は11~16巡目あたりで球団枠の関係でスリップしてきた選手をアンダーピックするのが理想だ。当然10巡目までに5番手を埋めることも強みとしては出しやすいのだが、スリップしてきた選手をピックすることが出来ないしその分打撃面で他チームに劣るケースが多くなるだろうと思う。

③大きな穴は2ポジション以上作らない、捕手のピックに要注意
二遊間と捕手で、打率が市外局番にならない最低限の打撃をしてくれる選手は貴重だ。また、この3ポジション全部を気に掛けるのは事実上不可能に近い。
なお今大会では、捕手指名は非常にシビアである。松井雅人らなどの引退によりキャッチャーCの選手の絶対数がそもそも少なくなっており、16人目の捕手ともなると流石に厳しいものがある。また、キャッチャーCでなくても、捕手を打撃の穴にしないようにするためキャッチャーD(宇佐見や佐藤都志也といった枠)でもそれなりの順位で指名が予想された。
下位指名でうまくピック出来れば問題ないのだが、チキンレースに敗れた結果16番手に近い捕手を掴まされることのないように、多少適正順位よりもオーバー気味にでも獲りに行っても良いという考えを持つようにした。

因みに①②はほぼ毎回の考えである。もはや他参加者に指名を読まれてる。しかし読まれているからこその作戦を今回は遂行出来たのも収穫だった(後述)。
球団枠に関しては囚われすぎず、無視し過ぎず。外国人枠も同様だ。

基本的にどのようなチーム作りをするのかは、上位指名でいい選手が残ってる中でどういうピックをしていくかによって形作られていく。指名方針を固めすぎるとドツボにハマるので、そのような行為は絶対にしてはならない。

第10回ドラフト全景

拡大してご覧ください

1位入札 源田壮亮 内野手 埼玉西武ライオンズ

手負いの状態でもNo.1遊撃守備の価値は非常に高い

残るか否かのラインだった源田が残った。G1に残ったショートとしては間違いなくNo1であり、残りの選手層的にも獲得することで大きなアドバンテージを得られる。まず入札を考えるのだが、ここで注目していたのはG2の方でG吉川が消えていたことである。これにより、G1の2位までで消えるだろう選手が菊池と中村奨となったことにより、相対的にこの2人の価値が高まったのだ。
特に菊池に関しては単独入札の可能性もあっただけに、非常に悩まされた。指名方針的に一番ダメなのは、競合する源田はともかく菊池だけは逃してはならない。他参加者も私が源田もしくは菊池どちらかには確実に入札するだろうと考えていただろうし、ここは駆け引きである。よって公言は絶対にしなかった。
普段であれば主催という立場上、他参加者から指名を集めて発表する――というスタイルを取っていたのだが、今回ばかりは他参加者の公言の有無の様子を伺う必要性があると思い、参加プレーオフから漏れてしまった参加者に入札の集計を行ってもらった。それだけこの1位指名を大事にしていたということである。

指名予想はこうだった。
サイキ→源田 以前の大会も源田に突っ込んでいた為(正解)
さまびと→丸(公言)
ミニゴジ→源田(公言)
あきにゃん→源田or菊池or青柳 唯一投手指名の可能性を予想してた
ゆずこ→丸をはじめ長距離打者(あまり読めないが二遊間は来なさそう)
キノカノ→長距離打者 神宮球場を使用しがちの為
達一→源田or菊池(後に中田翔公言)

一番読みに困ったのが、達一氏である。ウェーバー最下位時は堅実な指名をする印象で、とりわけ菊池を単独指名する可能性が一番高いのが彼だった。達一氏も私が源田に行くか菊池に行くかどうかが読めなかった為、菊池で競合…というのを避けて中田翔を公言したそうだ。非常に助かった。達一氏が公言していなければ(菊池を公言していても、源田クジより分があると判断して)第一入札から菊池を指名していた。終身名誉幻想パワプロとの相性が悪い男と競合してもクジに負ける気があまりしなかったので(失礼)
というわけで、菊池はハズレに残るだろうということを想定し源田の指名へ。

ハズレ1位 菊池涼介 内野手 広島東洋カープ

結局源田は4球団の指名の後にミニゴジ軍へ。源田が取れなかった場合2位指名に牧原を考えていた為、自分が獲得出来ないならば自分よりウェーバーが上のサイキ氏のところへ行って欲しかったのが本音だ。
菊池はやはりハズレに残った。ここで競合も視野には入れていたが青柳もハズレに残っていたのがラッキーだった。
吉川も消えている為、市場価値には源田に匹敵する。

2位 戸郷翔征 投手 読売ジャイアンツ

一番悩んだ指名だった(思考時間8分)。
まず想定していた中で一番嫌なパターンであった、源田を逃し、2位指名でウェーバー上位に先に牧原を指名されるというシナリオである。これによって遊撃手でアドバンテージを稼ぐことは実質不可能となってしまった(1位牧原2位中村奨では少し指名としては弱い)。
ここで大山宮崎塩見といった選手も目に入ったが、今大会このポジションはミートEパワーC弾道3以上広角orプルヒ持ちといった選手が指名中盤頃に豊富に掴めると想定。そちらで取る方が全体的にアドバンテージを得られると考えた。二遊間及び捕手が前回より早めにピックされる分、こういった中距離打者はスリップするという読みだ。また、現状ライバルになるのは青柳しか居ない。よって先発の指名へ。(ここまで思考時間およそ4分)

先に言っておくと、先発投手としての能力はバウアーや西の方が微々たる程度ではあるが上の能力だと思っている。にも拘わらずわざわざ戸郷を指名した理由は、今後兎枠の選手をどうやって指名するかということだ。
中継ぎは大勢か高梨しかまともな選手が居ない。野手は丸ウォーカーは既に消えて、グリフィン大城中島北村といった選手をピンポイントで獲得しようとするにはあまりにも不透明な指名をしなければならない。で、あればここで戸郷を指名し、G1残りの5名が西バウアーをスルーさえすれば十分アドバンテージになる指名になると考えた。(ここで思考時間8分)
2位指名から球団枠のことを考えることはご法度であり賭けでもあった。結果的に西とバウアーはG2の方へ流れたので事なきを得た。それでもG2の奥の方まで流れ着いてるのはなんでやねんと傍から見て思ってしまったのはまた別の話。

3位 高橋宏斗 投手 中日ドラゴンズ

残った中で一番良い選手を獲る。負け運があるとはいえ戸郷並みに抑えられる投手を確保出来たのは収穫。因みに前回大会覇者のさまびと氏の指名と、高橋宏斗は全く同じであり、1位2位の順番は違えど埋めているポジションは全く同じになっていた。

参考にしたnoteの著者本人にケンカを売っていくスタイル、これが後の伏線に

4位 野村佑希 内野手 北海道日本ハムファイターズ

長岡は残っていなかったが、前回大会似たような場面になっていたので、さまびと氏であれば残っていればまず長岡を指名していただろう。確かに長岡は遊撃手としての能力は高い。打撃能力は最低限担保されており、何よりも捕球能力が高い。だが、源田と牧原が同リーグに居る以上この順位で獲ることは大したアドバンテージを得られないだろうと考えていた。
さて、野村の指名理由だがミートD弾道4でそこそこ安定して打てる打者、ということに尽きる。三塁手は以前の大会よりも豊富な層にはなっているが、他の三塁手群よりは頭1つ分抜けている。ここで球場は東京ドームを選択したが、これは戸郷は奪三振に逃げ玉、高橋宏斗も奪三振持ちで、やや狭い球場をあまり苦にしないことが大きい。
よって、無理にパワーB以上を獲りに行くよりもパワーCでもいいからある程度安定した打撃を発揮出来る選手をピックすることを心がけた。結果的に今大会のG1は大半が狭い球場である。狭い球場であるならばパワーCでもスタンドに放り込める頻度はそれなりにはある。この考えは吉と出るか凶と出るか。

5位 伏見寅威 捕手 北海道日本ハムファイターズ

理想はここで若月だった。なんなら5位指名で若月が獲れれば理想とドラフトが始まる前から考えていた。(だからウェーバーの端が欲しかった。)若月がダメならば、6位で木下大城といった打撃型捕手もドラフト前には考えていたのだが、なぜかそれらの捕手もまとめて消えていた。少なくともあの場面でG2ながら若月を正確にピックしたレモン氏はお見事だ。自分も同じ選択をとっていたと思う。今大会、自分の想定以上に二遊間と捕手のピックが早い。
伏見は捕手としての打撃能力、キャッチャーC送球C、対左Fと捕球Dが引っかかるが十分な性能を持った捕手である。
戸郷も高橋宏斗もキャッチャーCであればコントロール+2されて、ワンランク上のコントロールで投げることが出来る。多少オーバーにはなってしまうが、折り返しで伏見はともかく梅野が残る保証がないので、大きくはなくとも確実なアドバンテージを得られる選択をとった。捕手には球団被りを使う価値がある。とはいえ、理想は5位山口→6位田嶋だったのだが…

6位 田嶋大樹 投手 オリックスバファローズ

梅野が自分の手元に残っており、伏見にかけたのがどうやら間違いだったようだ。しかしこれは読めというのはいささか無茶ではあるし、いた仕方ない。
さて手元に残った田嶋は負け運ということで避けられていたのもあるのだが、防御率だけで考えるとここまで残るのは破格の選手だという考えがあった。検証の結果、打撃型のチームはともかくやや打撃力が劣るチームに対しては相当抑えた。おそらくスロースターターがそういったチーム相手には効きにくいからだろう。既に3番手まで先発投手を指名しているチームが居たし、それらに対抗する形で指名。この時点で先発投手とそこそこの打撃力の野手陣で勝つチームを作るという方針を完全に固めきった

7位 藤原恭大 外野手 千葉ロッテマリーンズ

この7,8位は外野手を守れてある程度打てる選手の確保をしなければならない。事実、この後のG2の9,10位で予想通り外野手の大量ドミノが発生し阿鼻叫喚となっていた。G1の他の参加者を出し抜くには、そうした状況を読まなければならない。
さて、藤原を指名した理由はチャンスE対左Eという通称EE属ではあれどミートEパワーC弾道3プルヒ、更には初球〇という両能力もあり、OPS期待値も十分。リードオフマンとして頑張ってもらうこととした。

因みにT-岡田がスリップしているのも見てはいたが、同じ対左Fである伏見を指名している以上、極端なチーム作りをするのは危険と考えスルーせざるを得なかった(2つ前で消えた井上が残っていれば選択肢にはなっていたが…)

8位 内山壮真 捕手 東京ヤクルトスワローズ

外野手としての指名。チャンスCの広角打法持ちだ。指名した瞬間の他参加者の反応が藤原含めてあまり良くなかったので少し評価が異なっていたのだろう。実際ホーキンスも選択肢として考えてはいたが、広角打法持ちの方が爆発力はともかく平均的な成績が安定した。広角打法のチャンスCは魅力。主軸を任せてもらう。

9位 與座海人 投手 西武ライオンズ

対左Fなのが引っかかるが、ここまで自分の指名を振り返ると藤原以外は全て右打者である。ここで與座を指名せず他球団に指名されて自球団メタにされる方がよっぽど問題だ。懸念だった猫枠も埋めたので問題なし。

余談ではあるのだが、大会中のDiscord通話で、サイキ氏に「いやぁ~まだ残ってるんですよカピバラが!」といかにもな誘導尋問を受けたが(自分の後ろに鯉枠を空けている者が何人も居た)、
「え、マジすか!まだ指名されてないんですか!!気づきませんでしたよ!!リストの一番上に居ますよ!!!(大嘘)」と返しておいた。

他人の指名の邪魔よりも自分の指名を見続けることが大事だし、他人の誘導尋問に振り回されることは決してあってはならない。

この後折り返しまでの10名の指名でドミノのように先発が4人枯れていったのも、後から振り返ると大きな追い風となってくれた。

10位 J.オスナ 内野手 東京ヤクルトスワローズ

ここは福田永将とどちらかが残ればいいやと思っていたのだが、よもや両方残ると思っていなかった。與座のところで考えていた選手だから尚更だ。後ろのさまびと氏もサイキ氏もピンズドの指名になってしまうのが非常に癪であり、オスナと福田どちらが2人にとってディスアドバンテージになってくれるだろうと数分考えたが結論は出なかった。
私のオスナの決め手は、対左に弱くなりそうな布陣だったので対左Bを有していること、福田にはあるチャンスEを保有していないこと。一番打者は藤原の予定の為、チャンスEの使いどころに困ると考えたからだ。また、藤原の後を打たせる2番打者はなるべく強打者もしくは外国人を置きたかった(バントをさせたくない)というのも1つの理由である。
とはいえこの巡目でこのレベルのファーストが確保出来るのであれば、多少は山口やT-岡田をスルーしてしまった後悔も和らぐか…。(※オスナは能力が変わってない前回大会は8位指名だった)
因みにオスナも福田も消えていれば森脇の予定だった。勝ち運は結局取る機会が巡ってこなかった。負け運が2人居るので色んなイミでシナシナにならなければいいのだが…。

11位 瀧中瞭太 投手 東北楽天ゴールデンイーグルス

G2で則本が指名されたあたりから指名はやや厳しいだろうなと思っていたらまさか手元にやってくるとは思っていなかった。既に一巡前に達一氏がボーで5番手を既に埋めていたが、そのボーと大きく差が変わらない評価だった為、5番手はもう少し後でいいやと考えていたところを繰り上げてピック。瀧中を5番手として獲れるのなら破格だ。としかも球団枠もご丁寧に空けれていたのも幸運だった。
達一氏も似たようなチーム構成だった我が軍が瀧中を5番手で獲ってしまったのはボー然だっただろう。ボーだけに。

自分の直前で獲られてもおかしくないと思っていたが、目の前で自分には一切関係ない西武枠ドミノが発生したことで松本航エンスと消えていったことがあまりにもラッキー過ぎた。ミニゴ爺氏に直前で獲られることも覚悟したが、選ばれたのはガルビスだった。自分が遊撃手と鷹枠を空けていたからだろう。これもまた幸運だ。

12位 西川遥輝 外野手 東北楽天ゴールデンイーグルス

気付けば外野手の残りの層もかなり薄くなっていた。西川は弾道こそ2だがミートEパワーCのプルヒ持ちだ。そして何よりチャンスC。走力が高いので上位に置きたくなるのだが、このチャンスCを活かしてポイントゲッターとなってもらう方が輝けるはずだ。検証して感じたことだが、2番にバント〇を置いたらOPS期待値が爆下がりするこの現象はどうにかならんのですかKONAMIさん。

13位 又吉克樹 投手 福岡ソフトバンクホークス

G1の12位までに消えなかった巨人北村がなぜかスリップし続けていることが気が気でならなくて、万が一13位の自分の手元に残れば相当なアンダーピックに期待がかかったがG1経験者のうしとら氏に持っていかれた。ここは流石である。

さて、そろそろ中継ぎを取らないと勝ち切れる試合も勝ち切れなくなる為にここの理想は虎枠も含めて浜地ではあったが直前で消えてしまった。虎枠としては問題ないのだが、選手としてのランクは14位相当だと思っていた岩崎優も消えたので虎枠は少し後で考え、まずは中継ぎが豊富な鷹から1人ピック。津森という選択肢もあったが、万が一抑え投手が指名出来なかった時の保険をかけておきたかった。抑えはイニングこそ食わないのだが、勝ち負けに直結するポジションでもあるので非常にピック位置が難しい。
余談だが、この又吉を指名した後に浜地のコピペを張り付けたミニゴ爺さんには申し訳ないのだが笑ってしまった。

5秒であるかはともかく数分で回りきった。

14位 ギッテンス 内野手 東北楽天ゴールデンイーグルス

中継ぎ2枚目を獲るという選択肢はあった。残り球団枠が虎と星。
まだ三嶋などといった、ある程度安定するだろう抑え候補も居たが、次の15位指名で自分の目の前に目ぼしいDHが居なくなる可能性を考慮した。全体的に穴のない打線になりつつはあるが、負け運持ちの先発も2枚居て若干のパワーレスは否めない。そこで安定感にやや欠けるが選球眼持ちでパワーA広角打法のギッテンスを確保。

15位 森原康平 投手 横浜DeNAベイスターズ

ギリギリ抑え候補になり得る選手が残ってくれた。後ろで構えていたさまびと氏は抑えがガラ空き、サイキ氏も星枠と中継ぎが綺麗に空いていたので、森原が残らない可能性は高い。高梨がスリップしているのが見えたがここで欲に負けると森原はおろかK.ケラーまで持っていかれると一気に戦況が厳しくなってしまう。ここは安定を取って森原へ。あまり燃えないでくれよな…。

16位 高梨雄平 投手 読売ジャイアンツ

結局なぜか残っていた。本来であればゆずこ氏の14位指名(実際はDe田中健だった、私とサイキ氏が星枠を空けていたから?)で消えるだろうと思っていたのだが、このようなスリップが自分の元に来るとは幸運だ。
サイキ氏が似たようなタイプの嘉弥真を指名し、さまびと氏も流石に球団枠埋めを優先した。これで接戦時又吉、ビハインド高梨、守護神森原と最低限勝ちゲームを計算出来る中継ぎ陣は形成出来ることとなった。
誰かが兎枠を残していたらもっと早く消えていたのだろうが、ゆずこ氏以外は綺麗に兎枠を埋めていたから優先度が落ちてスリップしたのだろう。指名の流れとは面白いものである。

17位 山崎剛 内野手 東北楽天ゴールデンイーグルス

…の、はずだった。

残るポジションは遊撃手と中継ぎ。
ここで注目なのは16位指名でセカンドを空けていたG1組が山崎剛を指名しなかった。G2は全員二遊間を埋めている。北村並みに評価をしていた山崎剛がほぼ確実に自分の手番に回ってくる。
ある程度穴を空けざるを得なかったところが穴のない打線が組める。自らを優勝予想しウィニングランを決める光景が目に浮かぶ。

山崎剛よ、君の手を離さない
嬉しさのあまり感情がOVERFLOWで溢れそうだった。

#275 GOGO剛剛リリィなんだよな
山崎剛 内野手 東北楽天ゴールデンイーグルス
#276 ミニゴジさんどうぞ

アサルトリリィのライブに挑む前に用意していたコピペ

西本り〇さんのパフォーマンスを見て、感動的なMCを受け、満足気にライブを後にし、スマホの電源を入れた。

――――衝撃の文面がそこには刻まれていた。

実際の文面

ライブ会場付近だった品川駅で大発狂した。
さまびと軍にメリットはほぼない指名。そう、明確な嫌がらせ指名である。
ドラフトのDMグループに入れ忘れるという「さまびとハブ」のしっぺ返しを喰らってしまった。
逆の立場でやったかと言われると自分自身のチーム力低下を生みかねないので非常に難しい選択ではある。これで優勝出来るのであればお見事になるのだがはてさて。

17位(訂正) K.ケラー 投手 阪神タイガース

気を取り直して指名へ戻る。遊撃手は球団枠を使わず西浦を指名するとして、こちらは今度こそ誰もわざわざ獲りに来ないと判断。まだ埋まってない虎枠と中継ぎを埋める。現状残ってる中では一番抑えそうなケラーをピック。坂倉は別リーグに居るのでとんでもない試合展開を作ることはないはずだ。

因みに17位で山崎剛が指名出来ていた場合、まず間違いなく自軍へのプレスということで抑え枠を埋めてない球団もあったことからケラーは消えるだろうという予想をしていた。そこで用意していたのは大竹である。先発適正のスロースターター持ちでかなり燃えるのだが中継ぎだと意外とそこそこはやってくれていた。虎枠に困窮した時に18位指名としてかなり早い段階で考えていたので、ある程度強気の指名は出来ていたし、山崎剛こそ獲れなかったものの、少なくとも邪魔の指名の一手を打たないといけないところまでは他チームを追い込めてはいたので、早い段階から最終指名までの道筋・プランは考えるべきなのだろう。
これは初めに書くべき内容ではあるが、ドラフトの第一指名段階からある程度18位指名までの道筋を大まかにでも思い描くべきではある。

18位 西浦直亨 内野手 東京ヤクルトスワローズ

残ってる中で一番良さそうなショート。実は内山が遊撃手適正を持っているので、野手であれば誰でも指名は出来たのでプラスワン枠に予定していた、ギッテンスとのツープラトン起用にしたい対左に強い選手の指名をすることも考えた。ただツープラトン選手の為に、143試合フルで出ることになる、西浦が万が一獲られるかもしれないリスクを負うのはナシと判断した。

しかしその結果。

プラスワン指名 正木智也 外野手 福岡ソフトバンクホークス

やはりダイナマイト石川慎吾が獲られた。ここまでは想定内。問題はここからだ。

思わず強い言葉が出た。

渡邉諒が居なくなる可能性は分かってはいた。
ヤブ医者、よりによってお前が再び俺を止めるのか…

強い言葉を発した為にレモン氏によってクソコラが作られた。

というわけで誰を代替えで指名するか悩んだが、中継ぎに関してはこれ以上人数を増やすとむしろ防御率が悪化。
そこで、特殊能力頼みになってる外野陣と成績が安定しづらいDH/一塁手勢を補助する為に正木を指名した。チャンスCで選球眼。打席に立つのはおそらく20打席ほどではあるが最低限渋い仕事をしてくれるはずだ。

まとめ

少なくとも良い指名は出来た。山崎剛の指名を除いて「嘘だよな…?」と思うチーム力低下を余儀なくされる直前指名NTRはなかった。リーグ屈指の先発陣に、爆発力はなくとも安定した得点力を重ねてくれる打撃陣がどれだけやれるか。
特に投手陣は、伏見のキャッチャーによるコントロール+2で9人中8人が1ランク上のコントロールで投げてくれることが出来る。
是非とも選手諸君には頑張って欲しい。

目指すは第2回以降遠ざかっている優勝の座だ。


東山奈央さんのリリイベで仙台を訪れた時に撮った山崎剛。

余談だがこの写真を撮る数時間前に東山奈央さんと東京駅でバッタリ遭遇するという幸運ハプニングがあった。

これで全ての徳を使い切ってないことを祈る。

むしろ流れが来ている、ので初めて参加大会で自らを優勝予想した。
チームの特性上、左のエース級投手に弱いということ。青柳がまったく打てないことがネックにはなるので、その予想を覆してくれるかがカギだ。

次回は指名講評でお会いしましょう。


今大会この山崎剛の読み方、「やまさきごう」だと思ってたわ…


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