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第11回幻想パワプロ 指名講評

幻想パワプロとは?

幻想パワプロとは… eBASEBALLパワフルプロ野球2022にて収録されている選手を各プレイヤーでドラフトし、そのチームをオートペナントで回して勝者を決めるという遊び。
https://note.com/suarez/n/n791c9e253aa8
細かい説明は上記参照。

指名戦略

まず今大会のルールについて述べておく。

指名選手について
投手9人(先発5人・中継ぎ3人・抑え1人 必ず適正大の選手を配置)
野手9人
+自由指名投手野手どちらか

これに加えて今大会はサクセス選手で☆334以下の野手の指名は可能となっている(ムード〇、キャッチャーB以上、金特持ちの選手、男・矢部を除いた別verは除く)

また、私が配置されたG1リーグは12球団から最低1人の指名をしなければならない。

私の配置されたウェーバー位置はG1リーグ内の先頭だったが、因みに言うとG1リーグ内での7番目の位置が1番欲しかった
というのも、過去大会ではOBも指名出来た回などを見ると、2位指名の先頭よりも3位指名を早く指名出来た方がアドバンテージが大きく得やすい(選手層が増えることによって3位指名の先頭あたりが丁度選手の格が大きく差がついている)印象を受けた。

また、ウェーバー位置も大事なのだが最も大事なのはこれは前回もよく痛感したことではあるのだが、
・指名傾向が似る選手と近くの指名位置にならないこと
・指名傾向が大きく異なる者と隣り合わせになること

というのを求めていた。

後述するのだが、今大会は先発投手を特に重視する予定だったので、そのような指名方針で来そうだったあきにゃん氏と近くの指名位置にならないことを祈っていた(結果は2つ隣で自分が端という悪い形になってしまったが)
他の1人1人の指名傾向と分析を書いても良かったのだが、流石に時間の都合上割愛させていただく。

その上で改めて指名戦略を述べていく。

①1位2位指名で飛び抜けた先発投手を押さえる

理由としては今大会では、サクセスの野手選手が指名出来るということで、今まで二遊間の打撃能力が落ちていた部分が補完出来る形になるので、ほぼ全てのチームが穴のない打線を組むことが可能となった。相対的に先発投手の市場価値は上がるので、早めに確保しておこうという作戦だ。
そしてあまり望んではいなかったが、自分のウェーバー位置が先頭だというアドバンテージを最大限を活かす為に、自らが1位2位でトップの先発投手を確保することによって、他に先発投手で勝ちに来る球団をなくす、いわゆる下ろしに行くという作戦だった。

②それなりの中継ぎを2人確保しておく

前述の通り、どのチームも穴のない打線が組みやすい。これまでの大会では終盤指名に中継ぎをまとめて指名していても問題はなかったのだが、今大会ではその考えでいくと、逆転負けする試合が多くなると予想。球団枠の兼ね合いもあるのだが、終盤に回しても良い(最悪捨ててもいい)中継ぎ投手は2人までと念頭に入れた指名を心がけた。

③12球団選手を指名することに意義がある

あくまでも心がけみたいなものである。巨人枠が特に顕著ではあるのだが、特定の球団指名を囚われ過ぎることはなく、12球団選手を指名すれば必然的にルールに必要な指名球団枠は自然と埋まっていく。他G1チームもサクセス選手を指名したいという考えは働くので、下位指名は12球団選手はスリップ気味になるだろう。慌てなくても、価値の高い選手は指名出来なくとも、トンデモ選手を指名する羽目になる…ということは避けられる。

④野手ピックは走力とミート力を重視する

今大会からのルールで、球場は自身で選択は出来ずクジという形になった。
その結果、G1リーグは屋外球場が6/8であるということと、神宮と横浜スタジアムがあるものの、若干ピッチャーズパーク寄りの球場が並ぶ。
上位指名が必要なパワーヒッターも、結果的にOPSは結構落とされるだろうと読みから、単打と走塁に主眼を置いたチーム作りが効率良い得点方法ではないかと考えた。事実、前回大会の一番得点力があったG1のゆずこ軍を見てみると機動力を多く使う選手が多かった。更にサクセス選手も走れる選手がチラホラいる。得点力向上に機動力に目を向けることは間違いではないはずだ。

⑤自身がウェーバー端であるデメリットに気を付ける

当たり前だが特定のポジションを埋め具合によっては、自分(ウェーバー端)の隣は非常に指名を有利に進めやすくなる。過去に第2回大会にて私が優勝した時は、端の方の隣の指名だったのだが、その端の者が5巡目で3人目の外国人を指名し、11位指名で外国人を埋めた関係で非常に指名が進めやすくそれが優勝出来た大きな要因の1つだった。
(※当時は先発3名中継ぎ3名プラスワン無しのルールだった為合計15位までの指名ではあった)
ウェーバー端は自分本位の指名をしてしまうと、
隣の指名が潤いやすくなる=自分の優勝が大きく遠ざかる
ということになるので、ウェーバー端の者はそれを防ぐ義務がある、と私は考える。

その上で、先発5番手はなかなか埋めないようにした。5番手を埋める狙い目は(おそらくG2の先発投手のピック力でスリップすると仮定して)G1の13位指名先頭になる場所だ。前回大会で大きくスリップしていた先発投手を5番手として指名出来た者が大きく順位を伸ばしたことから、今大会はそれを狙う者も多くいることが予想されたので、いずれにせよ5番手投手を早々に埋めてもアドバンテージが出ないだろうということも考えてはいた。
また、自身の指名が大きく狂わされることを避ける為、隣が空けている球団となるべく被らないような指名をすることも心がけた。

第11回ドラフト全景

拡大してどうぞ


1位指名 種市篤暉 投手 千葉ロッテマリーンズ

公言しなければ単独指名出来る可能性は高いだろうという読みをしていた。公言指名組がG丸とC西川だったので、おそらく半田や本場あんこに流れるという読みから、そもそも先発投手を第一入札する者が居ないだろうという考えからだったが、事実指名されたのは巨人枠であることを強く意識されたG戸郷のみだった(ハズレでT西不純は指名された(
種市の強みは右投手ながらも対左Cであるということ。

2位 山下舜平大 投手 オリックスバファローズ

本来であれば3位4位指名で若月を考えていた為、オリックス枠を埋めずにT西不純を確保したかったのだが、それは叶わぬ夢に。とはいえ山下舜平大はオリックスという選手層が豊富でない枠組みなら1位で消えててもおかしくはない選手。ウェーバー先頭で2人のエースを確保することによって、他球団が先発投手を2連打することはなくなる… と思っていたらあきにゃん氏がD小笠原慎之介を指名していた。目論見は夢と散る。

3位 中村悠平 捕手 東京ヤクルトスワローズ

4位 藤井皓哉 投手 福岡ソフトバンクホークス

ウェーバー端なので、2選手同時指名の場合は一気に書いていく。
当初の予定では、近本や塩見(荻野ではやや格が落ちる)といったそれなりに打てて且つ走れる選手の獲得+捕手(郡司・若月・中村)を考えていた。
しかし、郡司は目の前で消えて、2位で山下舜平大を指名したことにより若月が指名しづらくなり必然的に中村悠平のピックを余儀なくされ、塩見を諦めざるを得なかった。H藤井をピックした理由については、先発3番手まで固めることによるアドバンテージがあるということ。残っていた野手で塩見を除くと、飛び抜けて安定した成績を残してくれると考えられる野手が残っていなかったことが理由だ。ただG1では消えなかったが小平の指名は相当迷ってはいた。

5位 稲田吾作 内野手 (サクセス枠)

一番アドバンテージが得られる指名と当初考えていただけに、テーブルに残ったのは非常に苦しい枠組みだった。この後多くの三塁手が消えることが予想される上に、ここで三塁手の指名を逃すと大きく打力での差をつけられかねない場面だった(私が指名前段階での三塁手想定選手で、6位指名までに7名中4名が三塁手を指名した)。本来であれば建石十斗の予定だったのだが…非常に雲行きが怪しくなる。因みに清宮等を選ばなかった理由は、ミート力と対左Eを嫌ったからである。G1リーグはG2リーグに比べれば左投手が少ないラインナップとなったのは痛いが、これはあくまでも指名後の結果論。

6位 吉川尚輝 内野手 読売ジャイアンツ

ここで二塁手を指名するのは…と考えたのだが、前2人で読売枠を空けているので必ずどこかで自身に激痛が走る羽目になるのでここで指名に至った。ここで吉川尚を指名していなければ、(秋広は自分の11位の目の前で消されたと仮定して)先発5番手に菅野が考えられたので、間違ってはなかったと思う。問題はこの後自分の7位指名まで二塁手が一切指名されなかったことだが。

7位 六本木優希 内野手 (サクセス枠)

8位 勝野昌慶 投手 中日ドラゴンズ

非常に悩ましかった。まず指名戦略の1つでもあるのだが、先発投手のスタミナがやや怪しい為にそれなりの中継ぎを1人は確保したい状況だった。勝野はなぜか見逃されてスリップしてしまった藤嶋に比べるとやや落ちるのだが、悪くはないだろう。
もう1人は打力を重視したかったのだが、ビックリするほど指名したい野手が居ない。ということで、打力の穴を少なくするべく遊撃手に目を向けた。ある程度の走力を求めるのなら、中野という選択肢もあったのだが、選手のランク的にはあまり指名したくはなかった。自分の9位に尾崎が残ることは考えづらかったので、それならばいっそのことセカンド吉川(守備A)とショート六本木(守備S)で固めた方が試合は安定するだろうという考えが生まれた。因みに走力という面で言うならばブラックも非常に迷ってはいた。ただ、ブラックが指名されたのが自分の19選手後(自身の9位指名の6巡前)ということを考えても評価的には行きづらかった。チャンスBが魅力ではあるのだが、じゃあどうやってチャンスを作る打線にするのか、ということがこの時点ではやや不透明であったからである。

9位 今井達也 投手 西武ライオンズ

調子極端。球団枠埋めをやや優先した形だが、佐々木健が本指名ではなくプラスワンまで残っていたことを考えると、他にもいい選択は出来たかなと思う(藤嶋がなぜかスリップしていた時点で佐々木健はそもそも気付いてない者が多くアンダーピック出来ると思って動くべきだった)

10位 万波中正 外野手 北海道日本ハムファイターズ

奇跡的に残っていた。サクセス選手が居ないならばとっくの昔に消えていただろう。球団枠も埋められたので助かった。

11位 森原康平 投手 横浜DeNAベイスターズ

12位 男・矢部 外野手 (サクセス枠)

交通事故。

因みにここの指名では事故が発生していた。あきにゃん氏が折り返しでE西口を考えていたとのことで、下書きを全体DMに書き込み間違えて送信したというのが事の始まりだ。ここの指名を直前まで悩んでいたキノカノ氏が、結果的に面白がってE西口を指名したという流れ(キノカノ氏が指名番号を間違えているのがその証拠)だったのだが、私にとってはたまったものではなかった。

これは被害者が主催の私だから半分笑い話になっているが、他の参加者だとシャレにならないのでくれぐれも気を付けていただきたい。

さて、話を戻す。ここの指名はそれなりの中継ぎ2枚目が必要と考えていた。勝ち試合を勝つ為、負け試合を勝つ為の戦略である。
西口はそもそもここまでスリップしているという考えでいたので、余っていた球団枠の中で良いと思った森原を選択。
男・矢部に関しては、センター枠。本音を言えば桑原に行きたがったが、これは仕方ない。何よりも、G1は若月は指名されず梅野といった盗塁阻止能力が高い選手もG2に消えた。走れる選手の市場価値が高まっていたのだ。盗塁B走塁Bと塁にさえ出れば得点能力は非常に高い選手であるので指名に至った。

13位 アンダーソン 投手 広島東洋カープ

当初の予定通り13位にて先発5番手を。球団枠を気にしなければ、デスパイネに行く等の選択肢は他にもあったが、アンダーソンをピック出来なかった場合、幻想パワプロのアイドル枠として抑え中崎を考えることになるのだが、今大会はそれなりの選手であることとと何よりも愉快犯に指名される可能性が非常に高かった。中崎を指名出来なかった場合、今回指名漏れした野間等が選択肢にならざるを得なかった。

14位 中川圭太 内野手 オリックスバファローズ

チャンスCと流し打ち。こちらもオリックス枠ということでやや浮き気味の選手ではあった。最低限はやってくれるだろう。

15位 納見新造 内野手 (サクセス枠)

16位 ビーズリー 投手 阪神タイガース

納見に関しては、そもそも吉川尚を指名出来ていなかったら、10位近くで確保していたかもしれない。それくらい評価をしていた。捕球の低さで敬遠されたのだろう。DH起用となると、坂本ゲンを考えていたのだが、納見が残っていたのならば何の問題もない。
ビーズリーは阪神枠。

17位 宇渡幹久 内野手 サクセス枠

男になれ。

残っていたのがありがたい。一塁手と外野手は特にこういった低ミート高パワーの選手が沢山いたので、これらを6番以降の下位打線に置ける指名をするのが今大会の目標でもあった。彼の上振れがチームの得点力のカギを握る。金属ではなくて木製バットに慣れているからいけるだろうの精神(意味が分からない方は是非ともパワプロアプリをプレイして彼のキャラを理解してもらえればと思う

18位 宮森智志 投手 東北楽天ゴールデンイーグルス

ビーズリーのところでどっちにしようと悩んでいたら最後まで残ってた。

プラスワン 嘉弥真新也 投手 福岡ソフトバンクホークス

左投手であるならば佐々木健でも良かったとは思うが、左投手が1人も居ないチームになっていたのでそれを補完する形で対左Aを指名した。CPUはうまく左のワンポイント起用をして欲しい。

まとめ

前回に比べると会心の指名がほぼなく(万波くらい)、非常に厳しい戦いを強いられることになるだろう。指名戦略立てとしては間違ってはなかったとは思うが、自分が想像していた以上に自分の手元にいわゆる「丁度良い」選手が残らなかった。これは他参加者の指名傾向によるものなので、自分ではどうにもならないことなので諦める。

G1G2リーグ分け以降、必然的にG1内のレベルが向上しておりそれ以降連覇した者は誰も居ない。最大の目標はそこになるのだが果たして…


今大会の1番カギを握るのは君だ

勝野で勝つの。頼むぞ。

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