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ボカロ毎日紹介 第七回 まにまに

ボカロ曲って歌詞に「まにまに」って入ってる率高くない?
妄想感傷、神のまにまにetc…

みなさんこんにちは、すあまです。

この曲紹介ももう1週間ですよ折り返しですよ(実際は書き溜めてるから全然まだまだです)

ということで第七回に紹介する曲は

「まにまに」 です!!

ちなみに僕は今年のボカロ曲の中で一二を争うレベルで好きな曲です。

ボカコレ春でも話題のまにまに、それでは詳しく解説していきます!

1.曲の情報

「まにまに」

2022年4月23日にr-906によって投稿。
ボカコレ2022春の優勝曲であり、今年投稿された曲の中でもかなり話題を呼びました。

ボーカルは初音ミク、イラストはウエダツバサさんです。

再生数は、現在
YouTubeで134万回
ニコニコ動画で67万回 です。

この曲は弓道、百人一首をモチーフとしていて、MVや歌詞にはその要素が多く含まれています。

2.曲調や歌詞について

「まにまに」ですが、曲の構成に大きな特徴があります。
それは、最初に2分間の長い間奏があることです。

最近のボカロ曲はどんどん短くなる傾向が強くなっており、2分程度の曲もざらにあります。

そんな流行りの中でかなり強気な2分間の間奏はr-906さんの強いこだわりが感じられて個人的にはとても好きです。

その2分間の間奏の間にも、MVにはギミックが隠されています。

間奏の始まり、少女が弓を構える場面から始まります。
まだ曲はおとなしく、始まりを予感させます。

曲が進み、盛り上がっていくにつれて弓を撃つ準備が整っていく少女。
実はこの撃つ時のフォームなどは実際の弓道のルールにかなり忠実らしいです。
抜け目ない。

ついに少女が弓を放ち、曲も間奏が終わりボーカル部分へ突入します。

「踊れ きっと君も狂ってんだ」から始まるボーカル部分、こんな曲が今まであったかと衝撃を受けました。

この間奏の演出、飽きないようになっていてとてもよい。

そしてラスサビ、少女が弓矢に貫かれます(!?)
きっと、「自分を貫く」ということを表現したいのでしょう。

この曲も、長い間奏など流行に流されず、「自分を貫いている」曲だと言えるので、そういったr-906さんの思いを強く反映しています。

今まで例にないような長い間奏、圧倒的なクオリティの楽曲、楽曲に完璧にマッチしたMV、全ての要素がうまく噛み合い、素晴らしいシナジーを生んでいます。
他のボカコレ曲の中とは一線を画すようなクオリティの高さで、誰の目で見ても納得の優勝でしょう。

ちなみに歌詞には百人一首の小ネタが隠されてるらしいので、気になるひとは調べてみてください。



今回は、r-906氏による作品「まにまに」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

本当にとてもクオリティが高い作品で、まだ聴いたことのないひとは今すぐ聴いてほしいです。

次回は少し変則的なボカロを紹介する予定です。
では、サラダバー!



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