ヨルシカ こう聴くといいかもよ〜ってやつ
もっとマシなタイトルはなかったのか
ヨルシカといえば数々のヒット曲を生み出す爆売れユニットな訳ですが。
「ただ君に晴れ」「春泥棒」などの楽曲は聴く〜という人も多いのではないでしょう。
最近ヨルシカを聴き始めてサブスクやYouTubeで一曲一曲聴いてるという方。
断言します。曲だけを聴くのはあまりにももったいない。
ヨルシカの真髄、それはアルバムにあります。
ヨルシカはコンセプトアルバムの形をとっており、アルバムを通して一つの物語を描いているのが特徴です。
曲を聴きながら物語を一つ一つ紐解いていく、まるで文学作品を読んでいるような感覚に陥るのがヨルシカの真骨頂なんです!!!
とはいえ、いきなりアルバムは手が出しづらいというのも事実。
そこで今回、ヨルシカ聴き始めの方におすすめのアルバムを紹介したいと思います。
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
負け犬にアンコールはいらない
2018年にリリースされた本作。
自身最大のヒット作であり、夏曲としても定着しつつある「ただ君に晴れ」や、MVは8000万再生を超える人気作「ヒッチコック」などが収録されています。
人気曲が多く収録されているため、聴き始めた人でも手に取りやすくなっているのではないかと思います。
また、本作はミニアルバムという形式になっているため、「ヨルシカのアルバムがどんな感じなのか知りたい!」という人にはぴったりのアルバムです。
ヨルシカのアルバムは途中でインスト楽曲が挟まるのが特徴であり、あまり類を見ない後世になっています。
そのため、いわば体験版として聴いてみるのもアリなんじゃないでしょうか。
ちなみに、CDを買うとついてくる歌詞カードには秘密が隠されているため、ぜひ実物を買うことをお勧めします!
盗作
「音楽の盗作をする男」を主人公として物語が描かれる本作。
盗作という音楽界のタブーに踏み込んだ本作は、一つのコンセプトアルバムとして非常にまとまった仕上がりとなっています。
商売音楽のメタファーとして描いた「春ひさぎ」や、n-buna氏の思考が色濃く歌詞に表れている「レプリカント」、美しいメロディーと情景描写が光る「花に亡霊」などの楽曲が揃っています。
これはこのアルバムに限った話ではないのですが、例えば「思想犯」は「1984」という小説を元にしていたり、「レプリカント」は小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の映画版に登場するアンドロイドの名称をモチーフにしていたりと、多くの文学作品を引用しています。
原作を知ってから曲を聴いてみると新たな発見があったりして面白く、そういったところもヨルシカの魅力だと思うので、気になった方は元ネタを調べたりするのも面白いかもしれません!
話は逸れましたが、このアルバムは特にn-buna氏の思考が強く表れていて、その考え方をよく知ることができます。
普段聴いていたら気が付かないこともアルバムで集中して聴くと気づくといったこともあるので、ぜひ手にとって聴いてほしいです!
今回はこの二作を紹介しましたが、自分が「これだ!」と思うものを聴いてみるのが一番なんじゃないかなと思います。
好きな曲が収録されている、なんかジャケットが好み、どんな理由でも聴いてくれると嬉しいです!
もし迷ったらこの記事を参考に!