JMBSのFUNKOT DJの仕方
先日、yotunbeにFUNKOTのMIXの動画をあげましたが補足的な感じで見てください。
あくまでもJMBSがFUNKOTでDJするときにやってることです。追記や修正とかもするかもです。
用語の使い方も間違ってるかも。
その前に小節とかの概念がわからない人はググってください。
あと使う機器の使い方をちゃんと勉強しときましょう。近くに教えてくれる人がいない自分みたいなボッチの人は箱のウェブサイトで置いてる機器を確認したら大抵Pioneerだと思いますがメーカー公式サイトでPDFで説明書あるので暇な時に目を通してみましょう。すでに使い方ぐらい知ってるっていう人も新しい機能を発見するかもですよ。
■どこで繋ぐか?
FUNKOTの場合はイントロからシンセフレーズまで16小節ごとに展開していく。
1、ビートだけ
2、ベースが加わる。
3、ボイスサンプルやコードがのる
4、更に音数が増える(古い曲な等、曲によってはここがない。JMBSの曲はほとんどここをカットしている)
5、シンセフレーズ(ここでコードが進行していく)
・・・というのが最近のFUNKOTのイントロの流れです。
Hijau Daun - Ilusi Tak Bertepi 111 (Fatah L3 Remix) Hardmix(こちらでDL可能)を例にして曲全体のだいたいの流れはこのような感じ。
アウトロはこの逆の順番で音数が減っていくがほとんど4番がカットされていることが多い。つまり、フルで繋ぐなら残り64小節(16小節展開が3回分ある)から繋ぐと自然につながる。(時間でいうと残り1分半前後で変わる展開から)
これが基本の繋ぎ方だと思います。
曲の展開についてはTagosakuのとこにもっと詳しく書いてるのでぜひチェックしてみてください。
DJTagosaku
第10回 Funkotの展開について。
・その他、ワンコーラスだけで繋げるとかの場合
歌ものとかでワンコーラス後に繋ぐとかの場合はサビが16小節とかならそこから繋いでもいいけど16小節じゃないものも多いので事前に確認するとかしたほうがいい。(歌ものとかでサビからつなごうとしたらサビが16小節のあとにさらに4小節あった!とかなるパターンがあるので注意)
画像の曲はサビが32小節のあとにシンセフレーズ16小節が2回繰り返さ得れるのでここをつかって繋ぐということもできます。
・DB(ダウンビート)同士で繋ぐ場合
DBから繋ぐ場合はダーティダッチ系の音がなるコードが変わらないとこで16小節展開で繋ぐというのが多いかと思いますが、16小節のあとに2小節や4小節のブレイクを挟むところがある曲も多くそこでカットインで繋ぐということもできるかと思います。これはDB以外でも使えるかと思います。(BPM早いと難しいと自分は思いますが)
カットインでDBを繋いだ例
・どこが流れているかわからなくなった場合。
DJ中にパニクって今、曲のどこが流れてるかわからなくなるような人は展開の前にかならずある8小節スネアロールやフィルインを合図にするとタイミングとりやすいかも。僕はしょっちゅうパニクってるのでそうなったときは残り1分半前後のとこでスネアロールなったらフィルインを合図に再生ボタン押して繋いじゃいます。
■どうやって繋ぐか?
・その前に
CUEやPLAYを押す前にたいていの人は次の曲を繋ぐ前にCUEとかで音を確認したり、ピッチ(BPM)を合わせると思います。
その前にフェーダーの確認しましょう。
ぼくは縦フェーダー上がったままcue押すというミスをしたことがあります。
クロスフェーダーが今かかってる曲のほうに全振りしてる状態で繋げる曲を再生してあれ音がでないぞ???って鳴ったこともあります。ノリノリでDJしてるとそういう単純なミスをすることもあるので確認は大事です。
・ピッチ合わせ
BPMを合わせる(ピッチ操作)、FUNKOTの場合ほとんどBPMが180と一緒なので簡単ですが、たまに古い曲だとBPM175の曲とかあります。リアルタイムで合わせれない人でも現在の最新機器はSyncボタンという便利機能がありますがFUNKOTにはダウンビートというとちゅうでBPMが変わる曲もあるのでrekordboxなどで管理してる人はDBまでビートグリッドをちゃんと設定しとくと便利です。
まぁ、なれるとSync使わないで繋げれるようになります。
そして現地のFUNKOT MIXはほとんどピッチをあげています。
自分もピッチ+10%でDJすることがほとんどです。そうすると元のBPMが180が198になります。(なぜか、ツイッターとかで見たFUNKOTはBPM200にして繋げるのが基本とかいうのw見つけましたが誤情報です。)
ただ、イベントによりけりです。UKハードコアのイベントに混じってDJするときはあえてBPMを落としてハードコアからつなげて徐々にピッチをあげていったりします。
それとDJ RONNYが日本に来たときにドラッグ等をキメてない日本人がピッチあげてFUNKOTかけているのを不思議がっていました。
あと、ほとんどのFUNKOTのMIXの場合はマスターテンポ(キーロック)を使いません。
結構、FUNKOT聴き込んでる人はピッチのあがったビートの音に耳が慣れてるので使うと逆に違和感がでます。
アニソンとかJ-POPとかで原曲のキーじゃないと客がしらけるような場合や歌いたいからとかいう理由とかだとマスターテンポつかって全然いいと思います。
・MIXの仕方
自分の場合は基本は動画の通りです。
縦フェーダーとEQを使って繋げます。今、クラブでDJしているFUNKOT DJもほとんどクロスフェーダーではなく縦フェーダーを使っているのではないでしょうか?クロスフェーダーの誤操作をしないようにTHRUに設定していることも多いと思います。
基本は繋げる曲はLOWをカットしてる状態の曲を徐々にフェーダーで音量をあげつつ、33小節目のボイスサンプルがのる展開の前のフィルインでベースを入れ替えるというやり方です。
動画では32小節かけて音をMIXしているけど今かかってる曲のアウトロでシンセフレーズのあとにある展開のところで書いてる4にあたる16小節があり48小節かけてMIXする場合、ボイスサンプル同士がぶつかる場所がでるのでそういうところではEQでMIDを調整して気持ち悪くならないように調整してます。そういうのは臨機応変という感じで自分でいろいろ試してみるといいと思います。
と散々縦フェーダーとEQでの操作を書きましたが、ピッチを合わせれてちゃんとした曲の位置で再生ボタン押せるのならTagosakuも書いてたようにクロスフェーダーで繋いたほうが最初は逆にきれいに繋げれると思います。
もし、現場で繋いでる最中にビートがずれまくったり音がごちゃごちゃになりまくって収集つかないレベルになったら即座に繋ぐ曲じゃないほうのフェーダーを下げたり、バックスピンしたりして誤魔化してしままうほうが聞いてる側にとってはグチャグチャしてるところを長く聞くよりはマシだと思います。
■エフェクト
最近のミキサーにはエフェクターがついています。某現地のMIXではフランジャー使いまくってます。
ただ、曲と曲繋ぐだけじゃなくてエフェクトもかけれるようになると楽しいしなんだかカッコよく感じます。こちらも練習できるタイミングがあれば練習しときましょう。
■スタイル
MIXの綺麗さよりどれだけ客をよろこばすかが重要だとおもうのでいくらテクニックあっても選曲がイマイチだとだめです。
あと現地DJは現地の大衆文化を浴びて育った客を相手にしてるわけで現地DJのやってることに合わせるなら現地DJが選曲するような曲じゃなくて日本は日本の客を相手にしないといけいない自分はよく考えています。それが自分のスタイルです。別に現地のDJのテクニックを完全に真似してならったやり方をやっても普通の日本人の客ならそんなの気にしないしね。
ただ、それだと人によってクソつまんねーって感じになるので現地DJがやりそうな選曲や逆に最近のEDMばっか聞いてるような人に合わせた選曲などを使い分けていかないといけないです。
それでも何かしら自分のスタイルを持つと個性というか他のDJと差別化できるようになるのかと思います。
いろいろ書きたいことはあるんだけどまとまってないしそのうちDJ論ウゼェとかになりそうなのでこの辺で・・・。
■結論
いろんな現場でDJしまくってればそのうち自分のMIXの仕方が見つかるはず!
あとDJのtutorial動画ってヒップホップからEDMまで結構あるのでそれみてるだけで勉強になりますしFUNKOTに応用できることも多いと思います。
サポートしてもらえるとCD等の制作費・交通費的にもモチベ的にも助かります。