小粋なバイバイ
この世で一番好きなバンド、indigo la Endの曲のタイトルです。
恋愛におけるバイバイって大体オシャレとは程遠い気がする。泣いて別れたくないって縋ったり、実は影で浮気していたり、お互いにストレスが溜まりに溜まって別れたり。そんな別れに対して「小粋な」って形容詞を使うのは非常にミスマッチで印象的だった。
ここでの小粋っていうのは「洗練された」に近い意味なんじゃないかと思った。生半可じゃなくて整った恋だからこそ壊すのもまた難しくて、一度の別れ話、涙、「バイバイ」じゃ終われない。
そんな恋の終わりには「小粋なバイバイ」が必要なのかもしれない。でも別れの瞬間に粋にもなれなくて、感傷的にもなるし涙もでる。
小粋なバイバイをできなかった自分への悔しさが、最後の「小粋なバイバイ」のリフレクションに表れているのかななんて思ってみたり。