電源アダプター邪魔すぎ問題
どうも、スです。
最近のスマホとかガジェット系アイテムの多くは充電式で、給電もUSBからの5VでOKなものが多いので、まあデスクの上がゴチャつくのはあるにせよ、交代制にするとか、◯in1的な便利グッズもたくさんあるので割となんとかなっています。
しかし、音楽機材は一部のガジェット系を除いて現在も9V以上の給電が必要なものがほとんどで、なるべく本体サイズをコンパクトにするため電源はACアダプターを採用しているものが多いです。
これはギタリストやベーシストなどが使うエフェクター(足元に置いて踏める小さい箱)も同じで、多くが電池駆動可能なんですが交換とか面倒なので電源給電して使ってる人がほとんどだと思います。
エフェクターは大きさとかも似通っていて、かつほぼ同じ規格の電源供給(9Vセンターマイナス)だし、エフェクターボードというハードケースに配線してセッティングするため、パワーサプライという複数エフェクターへの給電を一括でできてコンセント側は一本だけでOKという大変便利なアイテムがあります。
音楽機材、中でもデスクに置いて使う系のもの、例えばRolandのMC-707やSP-404mk2、AKAIのMPC OneやElektron製品なんかの機材はメーカーによってだったり同じメーカーでもアダプタースペックが違うものだったり、機材側の必要スペックによってアダプターがまちまちなんですよね。
まあ、そういうもんだからね。。。と言ってしまえばそれまでの話なんですが、出しっぱなしにできないスペース事情がある場合は特にめんどくさいと思うんです。
この問題について以前からあれこれ考えて、こういうのがあったらいいのになっていうのが、上でも触れたエフェクターボード用のパワーサプライの各電圧を個別に変えられるようなやつ。
イメージ的に近いのが↑のVITAL AUDIOのVA-12っていう製品で、9V9個と9/12/18Vと可変式になってるポートが3つの計12個の供給が可能みたいです。
12個もポートいらないので6つくらいで全部可変式で更にはRolandの5.7Vに対応してくれてたらベストなんですよね。あーでも0.5Aまでだからこのままのスペックだとほぼ使えない機材ばっかりになってしましますね。
持ってる機材的に言うとまあまあデカくて取り回ししにくいのがAKAI MPC LIVE2の19V3.42Aの65Wアダプターが一番大きくて、次にElektronのtakt系12V2Aのアダプターですね。
SyntaktはDigitakt用のものよりだいぶ小さくなってはいるんですけどね。
AKAIもElektronもメガネケーブルタイプなのでコンセント側の圧迫はないんですがその分電源部が途中にくるので机の上が圧迫されます。
それとRolandのPSD-100系の5.7V2Aを供給させたいですかね。MC-707とSP404mk2とJD-Xiが持ってるもので該当します。
あとはSONICWAREというメーカーのLIVENシリーズ用の9V1.7Aも供給させたいんですけど、これアダプターのジャック系がなんか特殊なのか一般的なものが外径5.5mmなのに対して、SONICWAREのは4.8mmなんですよね。
これらの条件を満たそうとすると出力6ポートくらいあって、各ポートの出力電圧は5/5.7/9/12/18/20Vあたりの段階可変式、最大4Aで個別にスイッチング回路と過電流保護もつけて、、、、うん、現実的ではないですね、確かに。
ちなみにご存知の方も多いと思いますが、知らないひとのために書いておくと、電源アダプターって電圧が合っていれば、電流は記載されている数字より大きければ基本は使えます。もちろんアダプターのジャック形状とか、極性とかは合わさないといけないのは当然ですが。
僕もよくわかっていなかった時はアダプターに記載されている電圧(V)と電流(A)の数字をきっちり同じものでないと使えないものと思ってたんですが、絶対に合わせないと行けないのは電圧で、電流は供給側(アダプター側)のほうが要求量を上回っていれば大丈夫で1.5倍くらいの余裕があるのが望ましいという感じです。電圧が高すぎると機材が昇天しますし、電流が下回っているものは熱で最悪火がでたりする恐れがあるので絶対にやめましょう。
あと極性も結構罠(エフェクター各種とRolandはセンターマイナス、他のは結構センタープラス)ですので、よくわからない場合は純正のものを使ってください。この辺まじで危ないので気をつけてください。
いやー、どこかそんな夢のようなパワーディストリビューション製品出していただけないでしょうかね。
もうひとつの方向性がUSBから各電圧に調整して供給する方法です。
この方法はすでにいろいろと製品も出ていて、僕もRolandの5.7V給電とエフェクターとかの9V給電用は使っています。
僕が使ってるのは↑の製品なんですが、Songbirdsというどうやらオーストリアの会社みたいです。
ここは音楽機材用にUSB-AとType-CのPDで給電する用のケーブルを販売してくれています。
ほかのメーカーでも同じようなコンセプトの商品があるみたいですが、いろいろネットの評判を見てみるとこのSongbirdsという会社のものが信頼性高そうなので試しにUSB-Aのものを買ってみたら普通に使えたので、PD版(20Vとかいけるやつ)も買ってみようと思っています。
この方法はUSB給電できる電源部分は当然自前で用意しないといけませんが、あのアダプターの差し込み口渋滞が回避できるのと、いくつかのパターンで使いまわしができること、使わないときはUSBを抜いておけばよい取り回しのよさがあります。
現時点ではとりあえずこれがベストな形かなと思っているのですが、もし他にいい方法をご存知でしたらぜひ教えて下さい!情報求むです!
それではよいDTMライフを!