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【恋と深空】セイヤは〇〇の王子【考察】

もしかしたら既出かもしれませんが、Twitterとウェブ検索で軽く調べた限りは出てこなかったので、少し思いついたことを書いてみようと思います。


これからの内容は、オタクの文章が出てきます。加えて、ストーリー・思念のネタバレが登場していきますので、イタタ!無理かも!という方はブラウザバックをよろしくお願いいたします。

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セイヤは〇〇の王子


さっそく書いていこうと思ったものの、シン実装から始めた初心者ユーザーなので、月影ハンターの伝説ストーリーなど知らないものが多いです。ただ、思ったことをできる限り書けるように、一度改めてセイヤという人物がどういった人であるか調べてみるところからはじめてみようと思いました。

名前 セイヤ
年齢 ???
誕生日 10月16日
星座 てんびん座
身長 185cm
職業 深空ハンター
EVOL 光
職場 ???
CV 小林裕介

主人公の同僚であり仕事上のパートナーだが、深空ハンターの任務であるコアを回収せず破壊したり、ハンター協会の個人情報が照合出来なかったりと謎めいた存在。神出鬼没でミステリアス。非常に強力な敵を複数体相手取り、瞬時に一掃するなどハンターとして高い実力を有している。素性に謎が多く、表情も読みづらいため、一見クールな印象を与えるが、独特な感性を持ち意外と天然なところも。常に眠たそうにしており、1日の大半を寝て過ごす。最悪立ったまま寝る。また非常に大食漢であり、特に肉と火鍋を好む。主人公の住むマンションの上の階の部屋に住んでいる。動物に好かれやすい体質。

Pixiv百科事典

Pixiv百科事典からの引用によると、セイヤは上記のような人物だとまとめてあります。

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序章


私が気になったのは最後の一文『動物に好かれやすい体質』のこと。セイヤは、動物…というより鳥にやたら好かれる描写があります。(画像※1)それに加え、衣装に鳥をモチーフにした装飾が多いです。(画像※2)それらを合わせて考えた時、あるひとつの物語を思い出しました。以下、当時の私の心境です。

※1
※2

写真館にこもった私はひたすらセイヤの衣装を眺めまくるという行為に浸っておりました。

『星海の旅人の靴、鳥っぽいの付いてる!かわいい!ベルトは月影ハンターの仮面みたい。追光騎士の胸元の装飾、今更だけどツバメみたい!じゃあ、さっきの靴もツバメ?おー!それっぽーい!!!にしても青い瞳にツバメって幸福の王子みた…い……?』

そうです。私が思い出したのは幸福の王子。巷を騒がせていた思念↓は星の王子さまだと言われていたので、他の物語が登場している可能性を考えたことがありませんでした。(ざっとですがTwitterで検索してみると、2024/09/22の4:56現在はそのことについて言及してる人はいない気がします。)

セイヤ=星の王子さま・主人公=キツネ

幸福の王子を知らない方のために物語をひとことで表すなら、自己犠牲の物語です。

『あ…自己犠牲って秘話の『流星の降る夜』で、自身の自由と引き換えに主人公の命を助けようとしていたセイヤみたいじゃん……これは、もしかしてのもしかしてだったりする…?とっておいてたけど、早く追光騎士のストーリー読まなきゃ…』

と、そんなこんなで追光騎士のストーリーを読み、やはり幸福の王子と重なる部分が多いなと思った為、こうして筆を執った次第です。

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本題

さて、ようやく本題です。幸福の王子のストーリーを乗せながら、追光騎士の物語と似ているところや元にされているかもと思う場面など、幸福の王子と関連のありそうな記述を紹介していこうと思います。

ある街の柱の上に、「幸福な王子」と呼ばれる像が建っていた。かつてこの国で、幸福な生涯を送りながら、若くして死んだとある王子を記念して建立されたものだった。両目には青いサファイア、腰の剣の装飾には真っ赤なルビーが輝き、体は金箔に包まれていて、心臓は鉛で作られていた。とても美しい王子は街の人々の自慢だった。しかし、人々が知らないことが有った。その像には、死んだ王子自身の魂が宿っており、ゆえに自我を持っていること。王子が、かつて宮殿にいた頃には気付かず知らなかった、この町の貧しい、不幸な人々の実態を知り嘆き悲しんでいることである。

Wikipedia

幸福の王子の目は青いサファイアがはめ込まれており、セイヤの目もまた青い。

さらに、追光騎士のストーリー、伝説『指間の流星』ではセイヤがフィロス星の王子であることが分かりました。最後の文章をなぜ太文字にしているかは後ほど書いていきます。

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渡り鳥であるが故にエジプトへ旅に出ようとしていたツバメが寝床を探し、王子の像の足元で寝ようとすると突然上から大粒の涙が降ってくる。 王子はこの場所から見える不幸な人々に自分の宝石をあげてきて欲しいとツバメに頼む。ツバメは早く南へ渡りたかったが、やがて言われた通り王子の剣の装飾に使われていた美しいルビーを病気の子供がいる貧しい母親に届けた

Wikipedia

子供へキャンディの代わりに渡したブローチ。このブローチのことを主人公は、王族を象徴するブローチだと言っていました。

王族を象徴するぐらいですから、立派な宝石だったのではないかと思います。渡す相手が違うものの宝石を施しで与えるという点が同じだなと思いました。

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王子は片目のサファイアを飢えた若い劇作家に、もう片方を幼いマッチ売りの少女に持っていって欲しいと言われ、ツバメは「そんな事をしたら目が見えなくなってしまう」と忠告するが、 「この風景を見る方が辛い」と言われ言われたまま両目のサファイアを届ける。

Wikipedia

ツバメは王子に忠告をし、主人公はセイヤに忠告をします。Wikipediaには載っていませんでしたが、幼い頃に読んだ幸福の王子には『誰がこの宝石をくれたのかも分からない。感謝もされない。それなのに』といった雰囲気のツバメが王子に問いかける描写があった覚えがあります。そこから、あなたのことを覚えていない=誰が宝石をくれたのか分からない。そう忠告する、ツバメ=主人公。なのかなと思いました。

ついでに。月影ハンターがどのような話なのか分からない為、全く違うかもしれませんが、この片目を押さえるセイヤの思念がまるで片目ずつ失っていった幸福の王子のように見えてきたので載せておきます。

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エジプトに渡ることを中止し、街に残り、王子と共に過ごす覚悟を決意したツバメは街中を飛び回り、両目をなくし目の見えなくなった王子に色々な話を聞かせる。王子はツバメの話を聞き、まだたくさんいる不幸な人々に、自分の体の金箔を剥がして分け与えて欲しいと頼む。

Wikipedia

街に残ることを決めたツバメは、まるでフィロス星に残ることを決めた主人公のようです。

それから、夕日に照らされセイヤの顔が淡い金色に染まるという表現に、金箔を施され全身が金色だった幸福の王子の姿を重ねました。私がこのストーリーを書くならば、夕日に照らされ『赤く染まる』と書いてしまうでしょう。表現がお洒落ですね。

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やがて冬が訪れ、王子はかつての輝きを失い、みすぼらしい姿になり、南の国へ渡り損ねたツバメも徐々に衰え、弱っていく。自らの死を悟ったツバメは最後の力を振り絞って飛び上がり、目の見えない王子にキスをし、やがて彼の足元で力尽きる。その瞬間、王子の鉛の心臓は音を立て二つに割れてしまった。みすぼらしい姿になった王子の像は心無い人々によって柱から取り外され、溶鉱炉で溶かされたが、鉛の心臓だけは溶けず、ツバメと一緒にゴミ溜めに捨てられた。

Wikipedia

いつもそばに『眩光の奇跡』のストーリーで、セイヤは主人公に『俺の心臓が動いている限り〜』と言っています。幸福の王子の最後に残ったものは、鉛で出来た心臓。セイヤの言葉を幸福の王子に言い換えるなら『心臓が溶けない限り最後までツバメのそばにいる』なのかなと思いました。

それから、この発言。ホタルが止まっているので夏かと思いましたが『春が来れば』という言葉を使うのは、冬や絶望の淵に立っている時などですよね。幸福の王子とツバメは冬に命を終えているので、冬を匂わせるような表現にしたのかなと思っています。

ついでに紹介するこの思念。両目を閉じているセイヤは、目が見えなくなった幸福の王子。寄り添うように抱きつく主人公は、王子の足元で力尽きたツバメ。そんな風に見えてしまったので載せておきます。

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天国では、下界の様子の全てを見ていた神が、天使に「この街で最も尊きものを二つ持ってきなさい」と命じ天使を遣わせる。天使はゴミ溜めから王子の鉛の心臓を、そしてツバメの骸を持ってくる。神は天使を褒め、そして王子とツバメは楽園で永遠に幸福になった。

Wikipedia

この文章に合いそうな場面はなかったです。セイヤが王子でなくなった為、このエンディングに辿り着かなくなったのかもしれません。

ひとつ思い浮かぶとすれば、これです。

セイヤは主人公に、騎士が嫌になったらウルル星に行くか?と言っていました。ウルル星は花が沢山咲いているそうです。天国や楽園と呼ばれるところは花が咲いている事が多い気がします。そこから思ったのが、このエンディングはセイヤと主人公が2人でウルル星に行ったエンドです。

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王子が、かつて宮殿にいた頃には気付かず知らなかった、この町の貧しい、不幸な人々の実態を知り嘆き悲しんでいる

Wikipedia

最初に引用し後ほど書くと言っていたこの文。セイヤは星の寿命を延ばすために王族が何をやっていたのかの実態を知りました。不幸な人々の実態とは、ワンダラー化した元人間のこと。セイヤは王宮を出て、初めて森に入った時にそのことに気が付きました。そして、次に生け贄として狙いを定められていたのは主人公。セイヤは主人公が永遠に犠牲となることが許せず1人模索していたのです。ロールバック計画もその模索のひとつ?

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終幕

これらのことから、セイヤは幸福の王子も元に描写されていると考えました。動物に好かれる描写も最初はディ〇ニープリンセスか〜!かわよ!ぐらいにしか思っていませんでした。ただ、幸福の王子がモデルとなっているのであれば納得ですよね。王子とツバメはずっと一緒なのですから。

秘話の『流星の降る夜』で、自身の自由と引き換えに主人公の命を助けようとしていたセイヤ。その自己犠牲っぷりは、幸福の王子が街の人ではなくツバメに全てを捧げたみたいに思えます。

そこで、星の王子さまについても少し調べてみました。

あなたたちのためには死ねない。もちろんぼくのバラだって、通りがかりの人から見ればあなたたちと変わらないかもしれない。でも彼女ひとりだけで、あなたたちみんなよりも大切なんだ、だってぼくが水をあげたのは彼女だから。覆いをかぶせてあげたのも彼女だから。風よけを立ててあげたのも彼女だから。ケムシを殺してあげたのも(二、三匹、蝶になるから逃がしてあげたけど)彼女だから。愚痴や自慢話を聞いたり、ときには黙っているのを聴いてあげたのも彼女だから。だってぼくのバラだから

hibikiさんの記事より

星の王子さまを見てみると、服装の色味から主人公はキツネと言われていましたが、バラも主人公なのかなと思えます。フィロス星のことを思えば、主人公を犠牲にしてしまえば簡単に終わる話です。でも、そうは出来なかった。なぜなら主人公は有象無象に咲くバラではなく、ぼくのバラだから。

「これがおれの秘密だ。とても簡単なことだよ。心で見ないとよく見えない。肝心なことは、目には見えないんだ」

hibikiさんの記事より

それから、“王子は「大切なものは、目に見えない」という「秘密」をキツネから教えられる”そうです。なるほどなー、大切なもの=自由なら、確かに目に見えないよなぁと最初は思っていました。

でも、自由が失われようとも主人公を助けられるのならば。そんなセイヤの考えを思い出し、心で見ないとよく見えないのは、だなと。セイヤは自由よりも大切にしている人がいたなと考えはじめ、目に見えない大切なもの=愛という考えになりました。

セイヤに愛を教えてくれた主人公は、やはりバラでありキツネなのかもしれません。

(ひとつ気になっているのですが、セイヤの首輪、ある時とない時とありますけど、どうなっているんでしょう?時系列を整理すれば分かるものなんですかね…?もし、知っている方がおられましたら教えて頂けると嬉しいです!!!)

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最後に

長くなりましたがセイヤは『フィロス星の王子・幸福の王子・星の王子さま』という考察はこれにて終わりとさせていただきます。文章作業に不慣れなことと、ほぼ1日で書き上げた為、分かりづらい所があるかもしれませんが、ここまでお読みくださりありがとうございました!

シン目当てで初めた恋と深空ですが、セイヤにも沼っています。思い起こせば、私はAMNESIAという乙女ゲームのウキョウというキャラクターがとても好きでした。分かる方は分かると思いますが、どちらもめっちゃくっちゃ一途すぎるぐらいに一途。そりゃセイヤのことも好きになっちゃうよね。(AMNESIA知らない方はぜひ遊んでみてほしいです🙏)

今回の考察だけでなく、他にも気になることは沢山あるので、なにかしら書いてみたくなった時はまた書いてみようと思います!

恋と深空、最高👊✨
ありがとうございました!

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