Escape from the VRroom 5

A「イが多いよね……にんべんとしては使えそうだけれど、それ以外だと使い道なさそうだし」
「あるいは向きを変えるとか。裏返すってのはたぶんないと思う」
んーーとうなりながら首をかしげる。タブレットの向きをぐるぐるまわす。思いつかない。
「目と一とハで具は作れそうだけれど」
A「!!はいはーーい!わかっちゃいました!具に十を足して真、で残りをなんかいい感じにして似る、だから『まね』!」

タブレットには正解の表示、そして今回も2つの面、対面同士が赤く光った。
「なんだ、なにか規則性でもあるのか?」
A「えー何のことですかぁ、教えてくださいよー」
「さっきから正解すると壁が赤く光っているだろう?それが気になってな」
A「んーそれならきっとー」
答えを聞く前に目の前が真っ暗になり、また明るくなる。これの繰り返し。
「そういえば途中で休憩があるっていっていたな。いつなんだろう」
A「それもきっとそのうち分かりますよー」
「ずいぶんと気楽だな」
A「そうですねー、なんだか私の場合、深く考えるよりもフィーリング的な、リラックス?してる時の方が頭冴えてたりするかもです」
「なるほどな。まぁお互い頑張ろうな」
そうこう話しているうちに次の問題が現れる。

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A「ドが杖……えーもーわからんし!!」
「ふむ……これはきっとこういうことかもしれない」

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