「香害」という言葉が生む誤解

こんにちは。
すーくま@化学物質過敏症(軽症)です。

「香害」という単語によって、
柔軟剤等で体調を崩す人がいる
という認知が広まりつつあるのは
良いことだと思いますが、

「香害っていうし、無香料を選ぼう!」

となると、うーーん…と思います。

なぜなら、私の場合は、
無香料と思われる柔軟剤等でも体調を崩すからです。
香料は入っていないのでしょうけど、
症状を誘発する成分が使われてるのでしょうね。
あと、無香料でもニオイがします。ケミカルなニオイが。
そもそも柔軟剤に入っている界面活性剤は
劇薬レベルに強く、普通に人体に影響があるものだそうです。

このような事実を伴わず、
「香害」という単語だけ広まり、

心を痛めた方たちが、
純粋な善意で無香料を選んでるとしたら…?

自分や家族の健康を守りたい方たちが、
安心して無香料を選んでるとしたら…?

「香害」という言葉が、誤解を生んでしまうことが、私は残念でなりません。。。

事実、仲の良い友人は、
TVで「香害」のことやってたよ。
次は無香料を選ぼうと思ったよ。
と言っていました。

でも、分かるんですよね。
TVも新聞も、作り手は当事者ではないでしょうから、
事実と多少異なる内容に仕上がることはあると思います。当然です。

ですが、私は、それでも報道しつづけていただきたいと思います。
報道され、認知が広がること、
それ自体に、大きな価値があります。

そして、ここから先の「実際」を伝える部分は当事者がやっていくことだと思います。
なので、私も当事者として、
このnoteで少しでも体験を発信していこうと思っています。

という決意?表明でした。

ちなみに、私の場合、
ほのかに香る、ただの、いい香り
は大丈夫です。
ですが、柔軟剤や整髪料などは、
少量でも「ほのか」ではない強さですし、
香りではない成分が飛散してるので「ただの」香りでもなければ、
(これは主観ですが)「いい香り」でもないです。

私も、人とすれ違って、
いいニオイだなと思うことはあります。
香水なのか何なのか分かりませんが、
おそらく適当なものではなく、
こだわりを持って選んでいるんでしょうね。
そして、そういう方は柔軟剤のニオイはしないんです。
おそらく使ってないんでしょうね。香りを邪魔したくなくて。
ファッションが本当にオシャレな方も
柔軟剤などのニオイがしない事が多いです。
香水が強すぎることはよくありますが、、、

ではまた書きます。
皆さんどうぞ、ご安全に。

追伸
TVや新聞では、ぜひメーカーの工場で働く方たちを取材してほしいと思います。
化学物質過敏症を発症して失業した方の事例は、
数件はネットで見つかりますが、大勢いると思います。
体調が悪くて争う元気もなく、
泣き寝入りしてる人が沢山いるのでは、、
と想像してます。
工場だけでなく、本社にもいそうに思いますけどねーどうなんでしょう。

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