転職とこれからのこと。
2019年12月31日を以って、クックパッド株式会社を退職します。今日12月20日が最終出社日でした。
気づけば入社してから2年4ヶ月ほど経過していて、本当にあっという間でした。
アイキャッチ画像は綺麗な恵比寿ガーデンプレイスの写真が撮れなかったので、代わりに昔チームランチでタコパをしたときの写真にしました。特に意味はないです。
やったこと・経験したこと
実は入社してからほとんど、クックパッドのレシピサービスの開発には携わっておらず...(笑)
色々紆余曲折があり、新規事業開発を行う部署に配属され、
そこから「Komerco」というサービスの立ち上げから運用、今日までずっと携わってきました。
エンジニアとしての成長を振り返ると...、
クックパッドに入社する前までは、iOS/Swiftだけできる普通のiOSエンジニアという感じだったのですが、
この2年余りの間に、Firebase、フロントエンド開発(React.js,TypeScript) といった技術も習得することができ、
実務で問題なく扱えるレベルには達しました。
Firebaseに関しては技術相談を受けられるくらいには知見もかなり溜まりました。
あとは担当する領域やそれをマネジメントに含めるかは会社毎に違いはありますが、テックリードも経験することができ、
1つくらいしか取り柄がなかった状態から成長できたかな、と思っています。
なぜ辞めるのか
そんな中、少しずつ現状と比べて「自分が将来どうなっていたいか」を考えたり、
結婚というライフイベントも発生し、今後の事を考えた結果、転職することを決めました。
転職の理由としては、
- 報酬(給与)や働く環境をより向上させたい
- 今まで少人数規模での開発しか経験がないので、大規模なところでの開発経験をしたくなった
- 今後のキャリアを考えた上で、現職ではそれが叶えづらそうだと思った
- 自分の携わっているプロダクトの方向性やビジョンと自分がやりたいことの方向性の相違が生じてしまった
が主な理由になります。
お金も、やりがいも、一緒に働く人や会社も、僕にとってはどれも捨てがたくどれかを諦めたり不満があっても我慢する、というのはできなかったので
「不満があるなら動こう」、ということで転職活動を始めることにしました。
詳細(良かったことも思うところも含め)はこの場では言及しません。
次の会社
次は株式会社メルカリでiOSエンジニアとして活動していく予定です。メルペイではなく本体(という表現が正しいのか...?)です。
次の項目でも触れるのですが、入社後はまずエンジニアとして力を発揮して結果を出しつつ、エンジニアから徐々に自分のキャリアや担当する領域を変えていけたらなと思っています。
先述の「辞める理由」が入社後に全て満たされるか、進んでいきたいキャリアを描けるかは自分自身の努力と、企業と自分との「期待値や目標の擦り合せ次第」ではあるので、環境に甘んじることなく頑張っていこうと思います。
今後やっていきたいこと
今まで社会人としては6年ほど、iOSエンジニアとしては8年余り主にiOSアプリのサービス開発をしてきました。
そして今年の前半、半年と少しの期間テックリードを任されることになりました。
それまでは自分がチームのメンバーをリードしていくというよりは、"いちプレイヤー"としてどれだけ自分がやるべき事、事業にコミットできるか、個の力でどれだけ頑張れるかに重きを置いていました。
テックリードを任されてからは、開発業務以外の事も発生してくるため、自分自身があれもこれもやろう(開発しよう)と動いて抱えてしまうと、
かえって自分がボトルネックになってチームとして動きづらくなることを学びました。
そしてクックパッドでのテックリードはメンバーのマネジメント、評価にも関わる役割を持っていたので、
メンバーと半年間の目標設定から1on1の実施、評価時期に面談をしてフィードバックをしたりといった経験もしました。
こうした経験の中で、自分がメンバーを、チームを正しい方向に導きチームとして成果をあげられるようにしていきたいなと思うようになってきました。
これに関して振り返った記事を、夏頃に書いていたり。
徐々に自分の仕事をする中での意識が「個(僕自身)→チーム」になってきた、というのが大きい心境の変化でした。
メルカリに入社してからは、エンジニアを経て少しずつエンジニアリングマネージャーにシフトしていきたいなと思っています。
...という話を周りすると意外だねって言われるのですが。(笑)
先述の通り心境の変化もあったのと、技術領域で複数の強みを持つことも大事ですが、技術以外にも自分の強みを持ちたいなと思い、挑戦していきたいと思いました。
技術力もそれなりにあって、チームやメンバーのマネジメントができるってそれだけで十分な強みになると思っているし、
将来、成り行きや嫌々マネジメントをやるよりは、自らの意思で、失敗も含めた経験を積んだ上で正しくマネジメントできる方が、一緒に働くメンバーを不幸にしなくて済むかなと思うので。
企業として役割がテックリードとエンジニアリングマネージャーと分かれている場合はどっちをやりたいのか、という事に関しては、
どちらも機会があれば挑戦したいですが、どちらかと言えば人や組織にフォーカスしてマネジメントしていきたいと現状では思っているのでそっちかなって思ってます。
何れにしても、やってみたら「実は自分向いてなかったのかも」、ということも十分起こりうるのですが、挑戦しないとそれすらも見極められないので、
まずは自分の与えられたミッションをこなしていく中で周りの評価や信頼を得られた上でキャリアチェンジしつつチャレンジしていきたいなと思います。
あとは、「シフトする = エンジニアを辞めるorコードを書かなくなる」
という訳ではないので、シフトしたことによってエンジニアとして成長できなくなる/止まるといった心配は全くしていないです。
プログラム書いてものを作るのが好き、という根底部分が変わらないので、仕事だとしても趣味だとしてもコードは書くし、常に最新技術に対してアンテナ張っているだろうな、と。
あとは...とにかく英語が聞き取れない/話せないので、ここから死にものぐるいで苦手を克服し、英語でしっかり他者とコミュニケーションが取れるように尽力します。
Firebase?
また退職することにより、Firebaseを使った開発の現場から1つ退く事にはなるのですが、
引き続き個人開発含め、Firebaseを使ったサービス開発をしている企業のお手伝いもしていくので全く触らなくなることはないかなと思います。
前より頻度は減ったとしても、技術ブログやTwitterなんかでも情報発信していきます。
お仕事の話や相談は随時受け付けているので御用があればDMなどでご連絡ください。
ちょっと前にこんな記事も書いているので、相談したいかも、、と思っている方がいればぜひ読んでもらえると嬉しいです。
最後に
拙いエントリーとなりましたが読んで頂きありがとうございます。
年明けから新天地での活動が始まるので年末年始はゆっくり休みつつ、次に備えつつで
年明けからまた頑張っていこうと思いますので、応援よろしくお願いいたします。
Twitter: @_sgr_ksmt