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ミュージカル「GIRLFRIEND」のおはなし

シアタークリエで今年の6/14〜7/3にやっていたミュージカル「GIRLFRIEND」。
本当にいろんな人がいろんな感想をたくさんたくさん書いてるのを見て、触発されてnoteに手を出してみました。公演期間中も、終わってからも、タグを漁るといろんな人がいて。作品自体もだけど、それがすごく楽しくて、いろんな人の考え方に触れられて、こんなにも素敵な作品が、こんなにも愛されている!不思議な心強さがあったのが印象深いです。
普段改まって文章なんて書かないし、表現力がないので、後から読んで恥ずかしくなるかもしれないけど、なるべく自分の中で風化させたくないので書いています。初日から1ヶ月経つかという頃に書き始めたのでだいぶ風化してしまっていますが……。

私が見たのは島吉高回と、そのトークゲスト回だった井澤木原回のみです。シャッフルがどうしても都合がつかず、見られなかったのはここ最近で一番の後悔です。一度だけ見た井澤さんの演技がすごく好みで、井澤吉高回見たかった……悔しい。まだ悔しい。
鍵垢でつぶやいていたものや、フォロワーさんとDMで話していた内容を掘り起こしてる部分もあるので、矛盾あるかもしれませんがご容赦ください。


好きなシーン
〜全部素敵なんですけど〜


○「世界で一番好きな場所」


ドライブインシアター。まず私はGIRLFRIEND全体における、ウィルとマイクの噛み合いそうで噛み合わない、もどかしい雰囲気というのが大好きなんですよね。ドライブインシアターでは、お互いのことを知ろうとするけど、ずっと何かしらズレがある。

・「好きだよエンドロール」「嫌いだよエンドロール」が被るのが好きです。エンドロールって、その作品に関わった人達の名前が流れるだけじゃなくて、映画の素晴らしかったシーンや、思い出に残ったストーリーに浸れる余韻の時間。でも、間違いなく映画の終わりなんですよね。どんなに素敵なシーンがあって、物語が心に残っても、これが終わったらおしまい。それが好きなマイクと、嫌いなウィル。それでも“曲が好きだから”見たいと言うウィル。それも含めて、二人のストーリーを暗示しているように思えて、好きなやりとり。

・最初にドライブインシアターに行った時から既に、吉マ(他のマイクは違うのかも)はウィルのことばっか見ていて、映画なんて見ちゃいなくて。でも違うタイミングではウィルがマイクを見てるんですよね。目線が交錯しそうでしないのが大変良い。その見せ方がすごく良い。二人だけの世界ではなくて、お互いの世界なんですよね、ここでは。もどかしいね?それで、最初のドライブインシアターで別れた後のマイク、吉マは上手いことできなかったな、とでも言いたげな苦い表情なんですけど、木マがここでにやけが出てるのが新鮮で!そっか、手応えの有無というより、純粋にウィルとお出かけできたのが嬉しかったんだな。かわいいな君。

・Evangeline。シュール系の、見る人を選ぶ映画なのがいい。ウィル目線からしたら、「プロムキングのアメフト王、人気者の彼が好む映画がこんなにセンスないなんて!」愛しいポイントですよね。自分しか知らない姿だし。あんな、「世界で一番好きな場所に連れて行きたかったんだ」なんて殺し文句を言っておいて、いつものドライブインシアター。本気!?幾度となく行ってるんだけど?!でもそれだけ特別な場所ってことですよね。私島ウィがEvangelineのセリフに合わせて口を動かすのがすごく好きで……なんともいえない色気がある。あと、これはひどい映画だと告げるシーン。そんな風に思っていたのに、マイクと一緒にずーーーーっとこの映画を見続けたウィル。そんなん愛おしすぎない?ウィルにとっても「特別な場所」になってたんだろうなあ。

○電話

・電話してる時って、ソワソワ感がすごく伝わってきて、臨場感のある甘酸っぱさを味わえたんですよね。かわいすぎ。2度目の電話での吉マの落ち着かなさがすごくすごく好きで。最初では割とスマートに誘えていたと思うんです。たぶんシュミレーションしたんだろうなあ……。それが、きっと衝動的に電話をかけてしまった2度目では、あんなにもしどろもどろ。クッションなんて抱えちゃったり。来てくれそうだ!と思ったらクッション置いて足組んじゃったりして。ウィルに見せたいよ、この姿を。「ウィル?」「オッケー?」「おっけ?」のやりとりずっとかわいかったですよね。電話切った後の島ウィのキラッッキラ笑顔と、思いっきりやらかした顔しておでこ叩いちゃったりしてる吉マの対比、きっと忘れられない。

・OKベイビー、キラーワードすぎ。良くないことを言われ、良くないことを言ってしまった後の会話なので、ウィルにもマイクをちょっとあしらうようなニュアンスがある。ここで頼りなさとか、弱い部分を見せるマイクもいいんですけど(マイクだよーーー!!!〜満足ですかーーーー!!!!の言い方も好きなんですけど→これは吉マ)個人的にはウィルが最高にかっこいいと思いまして。良くないことを言われて、モヤモヤした気持ちを抱えているのに、いつものように自分のペースに持ち込まれそうになる状況……それを全部飲み込んでの「OK、ベイビー」のせりふ!マイクの弱い部分を知り、一気に愛しさに変わっているような印象を受けました。島ウィの言い方はすごく優しくて、井ウィの言い方はカラッとしてて……どちらもすごく素敵でした。GIRLFRIENDのシーンにかけてのウィルすごくかっこいい。

・電話は毎回様子が違う(特にマイク)のがとにかく好きでした。シミュレーションしたのか、学校で見せているであろうテンション感で話す1回目。しどろもどろで口実を探しながら話す2回目。口実も理由もいらない、とにかく会いたい3回目。

○GIRLFRIEND

・ロックンロールだ!と言いながら大音量でかけて、テンションを上げたり、八つ当たりなんてしちゃったりして、現実を振り切ろうとするウィルが大好きなんです。最高にかっこいいよね。私これ手紙に書いて出しました。(推しマイク役なのに)島ウィも井ウィもかっこよかった……。

・何より曲がいい。一旦ストップがかかって、君を見ーるまで!の始まり、震えない時がなかった。表題曲なだけある。すれ違いながら互いを追い続けてた二人の、合致する場面がここなんですよね。強くて最高、これも忘れられなさそうな光景。

○“僕らは同じだ”

・というか“月に行かないで”というか。マイクがすぐにでも家を出たいことを知ってはいても、どうしても夢物語の中から出られないウィルが絞り出したのが「月に行くみたいだね」「月に行かないで」の言葉なんですよね。マイクはたぶん、ウィルのそのまだ夢物語にいる感をわかって、聞かなかったふりをしたのかな……と思うんですけど、そこで歌う歌詞が「僕らは同じだ」。同じか。同じかなあ。同じがいいよな。きっとお互いが、複雑な思いを持って受け入れようと。素直なまま同じであろうとしていた、のかななんて。きっと「自分はいなくなるのに、ここに留まりたいウィルを手に入れようとするマイク」も「自分は出て行く気もなくこの場で何かをしないのに、出て行こうとするマイクを止めたいウィル」も夢物語で、だから苦しさも繊細さも甘酸っぱさも感じるんだろうな、このシーン。

・完全に島吉高の話になるんですけど。
顔をもっとよく見せて、と言われてマイクの手を頬に添えるでなく、自分の顔のフォルムを感じさせようとしてる(?)島ウィ、ダイナミックでかわいかったですよね。大胆なウィルだ……。千秋楽では手を頬に持って行ってたんですけど、それもそれで「島吉高の千秋楽」でなくて「GIRLFRIENDの千秋楽」ぽくて良かったんですよね、完全に邪推でしかないですが。
吉マの「お前はかっこいい。いいやつ。おもしろい!センスがいい。そういうところが好きだ」の仕草、いろんな人が……本当にいろんな人が言ってたけど、鼻筋に指滑らすやつ。あれずっるいですよね。セリフのニュアンスも「かっこいい。(大好き)いいやつ。(大好き)おもしろい!(大好き!)センスがいい(大好き)」なのが大好き。言葉の一音一音から溢れ出してしまってる、ウィルへの大好きが。愛溢れまくっちゃってる。シャッフルを見られてないのでなんとも言えないのですが、きっとこれ、ふんわり愛情を受け止め慣れてなさそうな雰囲気がある島ウィだからこそハマってる部分もあるんだろうな、と思いました。
→かっこいいと思う?のところ、萩マは一個一個確認していく動作で、ちゃんとウィルに伝えようとしてる印象だった。(メモから抜粋)

・歌……こんなにも繊細な歌声聞くことってそうそうないから、息の仕方忘れるんですよね。直前までロックに歌ってたというのに、ギター1本での弾き語り。これを聞かせてくれてありがとう。繊細に歌うマイクに歌声を乗せるウィル、あんなの、ずっと聞いていたかった……。

○さよならのところ

・精神的な未熟さも、まだ一人でなにかができる力もないということもひっくるめて、「若い」からこその別れだったな……という。ただがむしゃらにウィルのことが好きだという気持ちだけを突き詰めて、先のこと想像してないマイク。想像しなかったわけでなくても、そこまで現実的な考えには至ってないのかな。外に行こうとする力はあるのに。ウィルは、自分の置かれてる環境に憂いを感じて、相手のことを慮ることも知っていたけど、外に出る勇気はなかった。諦念感というか。その真逆ともいえる歪みのような部分が表面化してしまった。今まで蓋をしてきた分、ここにきて現実を突きつけられたウィルの姿を見ると痛いくらいに苦しくて、何回見ても胸が締め付けられるようでした。

・島ウィの「もう無理」が全然出てこない時もあって(私が早く引導を渡されたかっただけかも)苦しくていい間だ……絞り出すような、ウィル自身も伝えなくちゃいけないけど本当は伝えたくなくて……みたいなニュアンスを感じた。そりゃ吉マも泣くよ↓

・ずっと上手にいまして……やっと「もう無理、さよなら」の後の吉マの顔がクッシャクシャなこと知った時の衝撃たるや。拒絶されることを予想もしてなければ、拒絶された時の苦しさを知ってるわけでもなくて。ずっと感情ストレートですよね。かわいいね(?)
ちょっと話が変わるけど、私は木マが別れの時にウィルへの気持ちの大きさに気付いたような印象を受けたんですよね。たくさん見てる人は違う解釈かもしれないけど。井澤木原ペアは友達期間があって、っていうのを言ってる方がいらっしゃって、たしかに!と思った記憶。話それちゃった。

○Happy new year!

・Nothing Lastsでは今まで計画的に歩いてきたはずのマイクと、ずっと停滞してたウィルが正反対になっていたのが印象的で。仕事に就いて世間的に見て前進しているウィルと、学校に通っているけど、ウィルを引きずってる方の描写が強いマイク。吉マはまだ泣いてるんですけど、木マは無気力っぽかった印象でした。吉マ、学業に支障出てるでしょ。

・再会した時に、大きい変化があるわけじゃないんですよね。静かに再会して、また近付いて、どんどん喜びが溢れ出していく。さっきまでの苦しさなんてどこかに消えてしまって、花開いたような表情になっていく二人が愛しくて仕方なかった。今後二人はずっと一緒にいるのかもしれないし、またすれ違って離れ離れになるかもしれない。また再会するかもしれないし、しないかもしれない。色々な未来を想像させるけど、でも今は再会を祝福することができる、みたいなラストがすごく好きでした。

人物像とか解釈とか

色々考えたけど結局答えが出なかったものとか、ずっと考えてしまうものって感じです。もしかしたらこうかも?私の解釈はこれかも?他の人がこう言っててこう思ったかも?みたいな。

○マイクはいつからウィルのことが好きだったのか?

・この話一生できそう。いろんな人の話聞きたいなって思う。カセットテープを渡した時点で、ウィルに対する興味はあった、っていうのは共通してるんだと思うんですけど、その興味の程度とか、その辺りから各マイクに既に差がありそう。吉マのイメージだと最初のドライブからもう映画なんて見てなかった。ウィルしか見てなかった。ので、自覚はないにせよカセットテープ渡した時には既に……のイメージでした。Ep.0をずっと考えてしまう。

○Evangelineと彼女の話

・マイクは映画「Evangeline」が好きだったのか?ってことなんですけど。ただウィルを連れ出す口実だったのでは?Evangelineが好きってことになってるけどそうじゃないかも?と思ったのですが、木マは映画を楽しんでるみたいな話を聞いたのでそんなことないかもです。笑
「Evangeline」=「彼女」だったりしない?「Evangeline」=「彼女」=「ウィル」で、途中「この映画好きなんだと思ってた」=「お前は彼女みたいな人間なわけではなかった」という気づき、みたいな。エンドロールに対しての二人の気持ちがストーリーの暗喩と思っていたので、Evangeline全体的にそういう節があるのかな、なんて。
「GIRLFRIEND」のタイトルに関して、「彼らの関係を表す言葉がそれ以外になかった」ということを目にしたのもあり、Evangelineごっこをしてるところは、彼らが一般的な恋人同士、ロマンスのお相手であるならば……みたいな。

・マイクって対彼女含めあんまり恋愛の意味での好きってどういうことか分かってなかった気がしてて。
マイク的に「よくつるんでる人間のことを友達って言うからこの人達は友達」「みんなガールフレンドがいるものらしい、じゃあこの人ガールフレンド」みたいなニュアンスの、若干のいびつさすら感じてたんですよね。それを踏まえて、初めてマイクが「好き」って思えた人間がウィルだったり……とかも考えました。(→そこからの「じゃあお前は一度も」→一緒だ……なのかな。)

・友愛→恋愛感情に気付いたらもう止まれない!みたいな勢いもあって……。ウィル的にはセーフウェイの後の電話辺りからマイクへの愛しさが高まってるなって思うんだけど、これも差があるのかなぁ……。セーフウェイ行く前のウィルは、まだマイクを男友達と称してるし、恋心になりかけの一番楽しいタイミングだと思うんだけど、直後の失せろホモ事件があって、その後の電話でマイクの弱い部分というか、飾らないマイクの気持ちを聞けて、愛しさに変わっていった感じを受けた。

・マイクってもしかしたら「あいつ時々ちょっと変わってるよな」って思われることはあっても、変人扱いされることって立場的にもなかなかなかった気がする。変わったものが好きで、ウィルと同じであることに喜びを得てるし、あまり周りに理解されてない、本当の自分を知ってる人っていないって思ってそうだし、その立場からの孤独感っていう感じなのかな、どっちにせよそれほどウィル的に理解あんま及ばないかも。(すれ違いの話に戻る)

○なんでいなくなるの分かってて、ウィルにアプローチかけたんでしょうね?ということ


・おすすめ欄で見かけたのを見てなるほどなー!?と思った考え方があって、どなたのか忘れてしまったんですけど……。マイクは計画的な人間であり、ウィルにアプローチかけて、うまくいってて、やりたかったことができてる。というのが。そりゃ浮かれますよね、とすごくしっくりきたんですよね。
むしろ仲良くなれたからある程度満足もできててどんどんリンカーン行きを早めたりなんかしちゃって。一人暮らしもやりたいことだし。だから、仮にキスできなくて一緒に夜を過ごせなくても満足してリンカーンに行ったかも。それを経たウィルがどう思うかはあまり関係なくて、自分と同じだと思ってたし、だからこそウィルの拒絶を受けてショックだったし後悔もしたのかな。だとしたらあのクシャクシャベショベショの吉マったら……。

・マイクってま〜自分本位というか勝手な男だとは思うんですけど、勝手だと思ってないところが勝手というか、でも声色がずっと肯定的で、ずっと甘い感じでやってるのがね〜〜?優しげで臆病な感じとかね、自分勝手と吐き捨てさせないような……感じがあるよ吉高マイク→これは吉マの好きなところです

○その他

・プロムキング感がそれぞれ特徴的なのがおもしろいですよね。吉マはちょっと日本的というか、あのペアにあまり強いカースト感を感じなかったせいもあり、成績も良くてなんでもできる、学業的にはとてもよくできた子。でも少し孤高というか、人間関係的に少し不器用で……それと対ウィルの舞いあがっちゃうところのギャップがあるイメージ。なんだかんだで将来的にはしっかり脳外科医になりそう。
木マはもう少し人間関係的には器用そう?まあマイクなのでそんなにとても器用でもないのかもしれませんが……。最初の電話で野球やってたのが印象的で、友達の位置付けもしっかりあるんだな、と思ったんですよね。なんでもできるしちゃんと周りに慕われながら持ち上げられてる感。ヒーローっぽい。たぶんリンカーンでウィルが後押ししたら脳外科医じゃなくて音楽関係の道に進みそう。

・舞台ってアライアンスでいいんですかね?現代で大人な私たち……日本だから?距離的にはそこまででもないかもしれないな、と思ったんですよね。でもあれくらいの年齢なら確かにそうそう会えないなと思うし、もう二度と会えないかもって気持ちと会おうと思えば会えるよ、って思う気持ち両方持てるよな……と思い、ここでも2人の青さを感じました。


(なんかマイクの話ばかりになってしまった。)

俳優オタク目線で響いたところ

どうしてこの作品を見たのかと言うと、推しが出演するからに他ならないのですが、発表された当初はチケットも最低限しか取らず(他の作品とチケ発がかぶっていたため)、友達に散々駄々をこねていました。自分がどういう気持ちで見ているのか想像できなかったから。あの頃の私、チケット手放さなくてよかったね。結局チケットは増やしたし、公演が終わって1ヶ月が経とうとしてる今も元気に亡霊をしているよ。
以下、全部取り止めもないやつです。

・「自分の人生がミュージカルになった」「音楽が好きだ」が幕が上がってすぐにあるのが、トリプルキャスト全員が初クリエということを意識するとやたら感慨深く思えて、初日にグッと来たのを覚えています。

・私の推し(吉高)は普段楽器やるわけじゃないから、生バンドがいる状況というより、ギター一本で弾き語り、しかも原曲があるし、それが物語が動く大事な曲……っていうのもしかしたら今後味わうこと難しいかも〜と思って、すごく噛み締めながら、息を殺しながら見てました。めちゃめちゃ良かったなWe're the Same。ラジオで歌ったり、公開稽古の映像もそうだったし、島吉高はこの曲担当、みたいなとこあったから思い入れが強いです。

・すっごく箱庭、覗き見してる感覚っていうのがまさにそうだなって思う。最初こそこちらに語りかけてくるけど、どんどん世界が二人のものになっていくから、共感しなくてもいい、というか共感されづらい世界で一種投げやりな感じさえある。共感できたら最高だなと思うんですけど、それよりも知ってほしい、ここにこの2人がいるんだという事実を拾いたいな、と思えました。

・あと何よりずっと本当に楽しそう!楽しそうにしてるのが一番ですからね。楽しいって言ってたもんね。

・吉高さんにとって島さんが大事で大事な存在なのはそうだと思うからたいせいはぼくには呼んでほしい
→これもメモから拾ったんですけど、本当に呼んでほしいよ!?過去の私(たぶん2ヶ月前の私)
吉高さんはね、ガルフレの稽古期間辺りから「自分の声が好きだ」と言っておりまして、そう思えたのってきっと島さんの存在が大きいんだろうなーと思うんです。だからね……オタク的にもすごく大事なので……島くんのことが……。呼んでください。

・なんなら井マ吉ウィルだって見たいもんね、二人ともどっちも可能性あったっていうし……
・ウィル役もやってみたい、っていう貪欲さめっちゃいい。でも本人の自覚的にも、おそらく周りの「吉高志音像」からしてもきっとどっちが本人に近しいかって言ったらウィルの方だと思うんだけど、たぶん芝居してて光るのはマイクの方なんじゃないかなー。しれっとカノンみたいなことをやりたいって言ってたのでやってほしい。
→「どちらの役も可能性があった」って言われてるキャストが2人(他の人はどうなんだろう)もいるなんて聞いたら考えちゃいますよね?どっちも見たいなって。
カノンとは、今年の2〜3月に本田礼生さんと赤澤燈さんがやってた2人芝居で、typeHとtypeAがあって、同じ役を回代わりで交代して演じてるんです。ウィルとマイクが入れ替わるみたいなことをやってたんです。それを吉高さん見に行ってたから……たぶんバチバチに刺激受けただろうなと思いまして。
やってほしいです。

○おわりに

・周りの評価的に、万人受けではないな!とは確かに思ったんですよね。ただ、行間を読んで、どういうことか独自解釈したり、他の人(知らない人なら知らない人ほどいい)の解釈とか視点を知って、ほーーー!!となるのが好きなタイプだから、割と私には合ってたんだろうな、という印象。色々な文章や絵を上げていらした方、ありがとうございました、勝手に見ていました。素敵でした。

・甘酸っぱいけど、苦味もあって、草の匂いがする(!?)青春の味がこれでもかと詰まっているような、こういう言葉の表現をしたくなる、繊細だけど強く感情を揺さぶって来る作品だった、GIRLFRIEND。人間の感情の動きや揺れが好きな心に刺さる感じ。共感はいらない、それでも心くすぐられるというか常に心のどこかが刺激されてるような、居心地の悪さも居心地の良さもあってずっと見ていたいと思う。
この二人が抱えていて、現実でも抱えている人がたくさんいる問題について、私は当事者ではないし、思想めいたことを言ってしまうのもよくないかと思って今まで感想を書いてきた中でもあれこれ言うのは避けてきたんですけど、それでも理解をすること、背景を知ることはできるということを思い直しました。ウィルが思い描いた「あらまあロマンチック」が本当になるような世界になるのを願ってやみません。

◎後半ほぼメモを起こしたものなので、すごく読みづらい文章ですし、私自身読み返したらたぶん苦痛だと思うんですけど、断片的にでも残せてよかったです。
また何か思い出したり思いついたりしたら追記します。もし、もしも読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ここはこうだよ、とか、私はこうでしたよ〜とか教えてくれたら嬉しいです。GIRLFRIENDに幸あれ。

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