結婚7周年記念というタイミングに夫婦で「花束みたいな恋をした」を観ました(3)
自分の感情を正確にまとめたくて、他の方たちの感想を読めないでいたのですが(今後の楽しみです)大体まとまったので、
まずは、作り手の方々のインタビューを読んでいます。
【菅田将暉さん】
「きちんと好きなものがある人たちの話――そこが結構好きなんです。今は色々なカルチャーがあふれているだけに、他人が好きなものを追いがちです。だけど、麦と絹は、自分の好きなものがきちんとあった上で出会っている。だから、深いところまでいくんです。そういう意味では、十代の方々に見て欲しいです」
https://eiga.com/movie/92102/interview/
【菅田将暉さん】
麦くんは見通しが甘い。あまり何も考えていない。だからこそ、一見全部共感できそうで、全部共感できなかったです。
https://mdpr.jp/interview/detail/2409502
【有村架純さん】
「家族も友だちも、性別も関係なく、全てに対して愛は生まれるから、我々はラブストーリーを生きていると考えています。様々なカルチャーに救われたり、好きなものに救われたりする人もいらっしゃるけど、人を救えるのは人が1番じゃないでしょうか」
https://www.cinemacafe.net/article/2021/01/25/71040.html
【有村架純さん】
やっぱり人の痛いところを突いてくるなあと思いましたけど、人の儚さや脆さが感じられて、綺麗ごとじゃないけれど、すごく美しいというか、本当に多様な要素のつまった脚本だと思いました。物語的にはすごくシンプルだけど、とても深いなと。
https://www.cinematoday.jp/interview/A0007630
【有村架純さん】
「ただの帰り道がデートになったり、普通に歩いている道も、恋人と一緒に歩いているだけでこんなに景色が違うんだって発見ができる。『花束みたいな恋をした』はそういうときめきの連続だと思うので、眩しいなと思います。」
https://www.anemo.co.jp/movienews/report/hana-koi_13-20210127/
【有村さんが語る坂本さんの言葉】
「坂元さんの『麦(菅田さん)と、絹(有村さん)は、ある意味出会ってしまったことが悲しい運命だったのかもしれない』という言葉が、すごく印象に残っています。お互いの好きなものを全部共有してしまったし、多分この先も何かに触れた時に必ず思い出す存在になったはず。自分が好きだったはずのものが、ちょっと切ない思い出になってしまった――。そういう切なさは、坂元さんにしか表せられないものだと思います」。
https://www.cinemacafe.net/article/2021/01/25/71040.html
【菅田さんが語る坂本さんの言葉】
「この映画は坂元裕二さんの言葉を借りると、恋愛自体の面白さだったり美しさを描いた作品です。結果よりも過程の楽しさ、人と人が出会う面白さなど、見てくださった人の恋愛だけじゃなく、人生にユーモアが産まれたらいいなとすごく思います。今はこんな状況ですけど、人との出会いを一緒に楽しんでいけたらなと思います。」
https://www.anemo.co.jp/movienews/report/hana-koi_13-20210127/
【坂元裕二さん】
「自身が関わってるので恥ずかしいですが、素直に染みてちょっと泣きましたね」
https://thetv.jp/news/detail/1018973/
【土井裕泰監督】
作劇上、演出上、ドラマティックな何かを起こすというよりは、彼らと自然に日々を過ごすように撮影していました。朝ごはんを食べて家を出て京王線沿線の現場に行って、絹と麦の1日を撮って自宅に帰ってお風呂に帰って寝る。という、僕自身の生活と彼らの生活がつながっている様な不思議な感覚の毎日だったんです。だからある日麦君が髪を短くしてスーツを着て現れたとき、僕たちスタッフもどこか切ない気持ちになって。そういう感情が自然に起きてくるような現場でしたね。https://www.excite.co.jp/news/article/Getnews_2921541/
【土井監督から見た菅田さんと有村さん】
二人とも例えばそのシーンが終わったり、そのカットが終わった時に自分達が今どのように画面に映っていたのかを一切気にしていなかった。僕が「OK」と言ったら終わりみたいな。どこから撮られているのか、どういうサイズで撮っているのか、どういうライティングなのか二人ともほどんど気にしていなかったです。カメラの前に自然に存在をさらけだせていて、そういうところも含めて「この二人は凄いな、いいな」と思いながら撮影をしていました。
https://cinema.co.jp/column/satori-ito/article/778