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物事は始まりと同時に終わりに向けて進んでいる
初めまして、須濱𣜿と申します。
私は主に名古屋で活動しているアイドル妄目的ドラマチックのメンバーの一人です。担当カラーは緑色。トレードマークは黒髪眼鏡・帽子・おさげ・腹筋です。
![](https://assets.st-note.com/img/1678984532528-MIfgvZyu89.jpg?width=1200)
アイドルになって1ヶ月。
始まったばかりですが、この記事のタイトルであるように終わりに向けても意識して私は毎日のアイドル活動を行っています。
何故そんなことを考えてしまうのか。
過去に私の人生観において多大なる影響を与えた、写真家 荒木経惟さんの展覧会
「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971- 2017-」
に全ての答えがあります。
荒木さんは最愛の妻・陽子さんがお亡くなりになるまでを写真で表現されております。
初めて見た時、脳天を撃ち抜かれる衝撃に加えて、涙が止まりませんでした。
生命というものは、この世に産み落とされた瞬間、死に向かって歩んでいる。
私が始めたアイドル須濱𣜿もこの世に誕生した瞬間、終わりに迎え走り出している。
この世に永遠がない限り、儚さを背負っているのだと。
そう考え抜いた先に、
須濱𣜿は、アイドル活動中の出来事や感情を写真や動画、文章に沢山残す。そういう使命を全うする事にしました。
かつて私の感情が大きく揺さぶられた荒木さんの作品のように、
アイドル須濱𣜿が終わる瞬間のその一瞬まで、刹那的に、感傷的に、感じて頂きたい。
そしてアイドルとして楽曲を届けながらファンの方々と今しかない色鮮やかな時間を沢山共有していくことで、私の思考や感情の一部となる。
さらに須濱𣜿がその記録を形あるものに残すことで、
私自身が皆様の感情を映写機になるのではないかと考えました。
個人的に熟考し始動したことですが、私が所属する妄目的ドラマチックのコンセプトに近い面もあり、グループのみんなとの歩みの貴重さをなお実感しながら日々の活動をしています。
いつ終焉が訪れるのはわからない旅路は今始まったばかり。
終わりがあるからこそ瞬間的に輝きは増す。
でも、私達アイドルが輝けば輝くほど儚く映るのは、皆様の方がよくご存知かもしれませんね。