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むかし の うた へ おもう うた1
はるか昔、学問は日本文学をたしなんでいたころから、正岡子規氏が大好きで、その後古本屋さんで昔の和歌が書かれた本をちょっとずつ集めてきました。海外の詩人さんたちの日本語訳の本も。
そしてあれからン十年。今、手元にあるウタの本を見てみますと……。
・日本古典文学全集8「竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語」(小学館)
かぐや姫の原典、竹取物語はほとんど物語の構成ですが、伊勢物語、大和物語、平中物語は物語のなかにウタが入る構成の作品。
あとは……。
・幕末愛国歌(第一書房)
・子規句集 高浜虚子選(岩波文庫)
・汚れつちまった悲しみに…… 中原中也詩集(集英社文庫)
・アメリカ名詩選(岩波文庫)
・イギリス名詩選(同上)
・ワーズワース詩集(同上)
・タゴール詩集(同上)
せっかくこれだけ、海外からの翻訳も含めて日本語で表現されたウタを集めることができましたので、引用と、そのウタにインスピレーションを受けた、私なりの返歌、ウタを添えた日本語の「まなびあそび」をこの「むかしのうたへ おもううた」にて、試みたいと思います。
たとえば、藤原道長卿の著名なウタ
このよをば わがよとぞ おもふ もちづきの かけたることも なしとおもへば
この世をば 我が世とぞ 思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば
AIさんにこの歌の英語訳は?と聞いてみましたら
回答を生成しています…
The English translation of this verse is: “Thinking this world is mine, I am glad to see the moon is not missing a piece.” This verse is a part of a poem composed by Fujiwara no Michinaga, a nobleman from the Heian period.
だそうです。
このウタに、私なりの返歌は
欠け月の いずれ満ちに来 波の間に 汝と我の逢瀬幾度叶う
かけづきの いずれみちにこ なみのまに なとわのおうせ いくたびかなう
となります。
この歌をAIさんに英訳してもらいましたら
The English translation of this verse is:
“When will the crescent moon be full? In the space between waves, Our meetings, how many more?”
結構、韻をきちんと踏んだ素敵な英訳をしていただけました!
……ぶっちゃけ、これは小野小町の歌です! と力説もされましたけど……。
チガウヨ~、21世紀の、すーさんの和歌ですよ~笑笑
ウタからウタへの、もしかすると1000年を超えるコトバのリレー、これからもどうぞお楽しみに〜。
ここまで御覧いただき、誠にありがとうございます。