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映画感想「ハケンアニメ!」

イオンシネマ系の映画館でやっている、ハッピーモーニングというサービスを知りまして。月曜から金曜までの朝10時代までに上映される映画は、1300円になるんです。もちろん、すっかり行きつけの場所となった豊田市駅前のkitaraも。

これは! 5月から6月にかけて公開予定の作品で、観たいものがたくさんある私としては、ぜひ使わねば、とハッピーモーニング利用の第一弾にこの5月20日から始まった「ハケンアニメ!」を観ることにしました。

原作は本屋大賞や、去年からの中日新聞の連載小説「この夏の星を見る」などで活躍されている辻村深月さんの作品なんですが、すみません、未読なのでタイトルからして「派遣社員アニメーターの壮絶奮闘ストーリー?」などと、かなりあさってのほうに物語を予想してました。去年の夏に「サマーフィルムにのって」を観てから、映画は前知識なしにというのをポリシーにしているもので^^;

超有名な名作を作ったものの、その後評価があまり芳しくない微妙な売れっ子アニメ監督の王子千春さん、VS、情熱の塊のような創作マグマを持つ新人の若き女性監督、斎藤瞳さん。ふたりの作るアニメのどっちが面白いか、数値的に勝つか、という勝負がストーリーラインではあるのですが。

そのなかでアニメを作るにあたり、どれほどのひとたちが関わり、それこそ寝る間も惜しんで完成度の高いもの、よりよいものを作ろうとしているかが伝わってきました。

去年の10月にアニメ「鬼滅の刃」と「竜とそばかすのの姫」の毒意見言っちゃってごめんなさい、です。プロの世界として流通する絵も本も、アニメも映画もゲームも、創作するひとたちの時間と労力、そしてお金も、とことんかけて作られたもの。鑑賞して文句が出るのは自分の感性が鈍いせい、と肝に銘じておかねば(当方、アニメにおける過度な流血・暴力シーンは苦手なことは分かっているので、そこはどうにも受け付けないのは個人の感想ですネ)。

アニメが好きで、草薙素子と聞いて「攻殻機動隊」が、ベルダンディーと聞いて「ああっ女神さまっ」が分かる世代とコア層にはかなり刺さる、良い映画です。バトゥもいいよね。そういや「メタルアイドルKEY」や「Rain」も、あのころだったかな? と、懐かしのこれまでに観たアニメをいろいろと思い出していました。今の子どもたちにもあのアニメの裏でこんなひとたちが熱意をもって作品が出来て届けられるんだよ、と伝わるといいなあ。


……さて、5月から6月にかけての個人的な注目映画は。

「大河への道」
「はい、泳げません」
「峠 最後のサムライ」

邦画の時代もの系ふたつ+綾瀬はるかさん主演のスイミング系? 

先日に「生きててよかった」という映画を母とふたりで観に行ったら、個人的には映画のグルーブ感のある良い内容と思ったんですが、ダークでえっちでバイオレンスなのが強くて、母が小声で悲鳴をあげながら観ていたので「あ、連れてくる人、間違えた」になっちゃった経験から、ひとりで観る映画と、誰かと観る映画とのバランスが難しいなあと思うこのごろですが、この三つならたぶん母とも大丈夫! と予想します(←そこはあらすじや評価を探るべきなんでしょうが、前知識、原作の小説などはともかく、映画館の予告以外はほんと入れたくない人間なんです)。

できればぜんぶ、観たいなあ……。

※ 見出しの画像は、みんなのフォトギャラリーよりHayAceitunasさんの作品をお借りしました。ありがとうございます。

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