見出し画像

ファッションの新たな価値観—「物を減らす」ことで得られるスタイルの豊かさ

こんにちは。
ここ数年、「ミニマリズム」という言葉が多くの人の生活に浸透してきました。
シンプルライフや断捨離など、物を減らすことで生活にゆとりを持たせる動きが広がっていますが、これがファッションの世界でも注目されています。特に、クローゼットの中のアイテムを減らすことで、自分のスタイルがより明確になり、毎日の服選びが楽になるという考え方が広がっているんです。


私がファッションアドバイザーとして活動している中で、多くのお客様から

「服が多すぎて選べない」
「クローゼットがいっぱいで、何を着たらいいか分からない」

という悩みを聞くことがよくあります。
これは、現代社会において誰もが一度は感じる悩みかもしれません。
物が豊かで選択肢が増えた一方で、その分選ぶ手間が増え、逆に迷いが生じることが多いんですね。

あるお客様も、クローゼットの中が服で溢れてしまっていて、何を着たらいいのか分からなくなってしまったと相談してくれました。

「たくさんの服を持っているのに、結局いつも同じ服ばかり着てしまう」という言葉に、私は大きくうなずきました。

私は、彼女に「服を減らしてみる」という提案をしました。
まずは、実際に着ている服と、ただ保管しているだけの服を分けることから始めました。
彼女のクローゼットの中には、まだ一度も袖を通していない服や、数年前に買ったけど今は着ていない服がたくさんありました。
こうした「着ない服」を整理することで、彼女自身のスタイルがより明確になり、毎日の服選びがシンプルになることを目指しました。

服を減らすことで、何が自分にとって本当に必要で、どんなアイテムが自分らしさを引き出してくれるのかが見えてきます。
彼女には、定番のシャツやデニム、使い勝手の良いジャケットなど、少数精鋭のアイテムを選び、それを軸にコーディネートを作ることをお勧めしました。

「こんなに少ない服でやっていけるの?」

と最初は不安そうでしたが、実際に毎日着回してみると「これで十分ですね」と感じたそうです。
彼女は、以前よりも服選びに迷わなくなり、クローゼットの中が整理されていることで、心にもゆとりが生まれたと話してくれました。
何より、少ない服でしっかりとおしゃれが楽しめることに驚いていたようです。

服を減らした結果、彼女は自分のスタイルをより大切にするようになりました。
選ばれたアイテムは、どれも自分にとって本当に大切なものばかりで、それぞれが彼女らしさを表現する一部となっています。

「物が少なくなると、自分が何を本当に求めているのかが見えてきますね」と、満足そうに話してくれました。


ファッションにおいて、物を減らすことは決して「我慢」ではありません。それは、自分のスタイルをクリアにするためのステップです。
クローゼットの中に少数精鋭のアイテムが並んでいると、毎日の服選びが楽しくなり、日常がもっと豊かになります。
もしあなたも「服が多すぎて選べない」と感じているなら、一度整理してみてはいかがでしょうか。
そこから、意外なスタイルの発見があるかもしれません。


最後まで読んでくださりありがとうございました。

”スキ” ”フォロー”などしてもらえると嬉しいです。
よかったという方はぜひアクションをお待ちしております。

ファッションアドバイスも行っております。
着こなし方がわからない、いつものパターンを少し変えたい、イベントで何を着たらわからないなど、お洋服でお悩みの方はぜひご相談ください。

あなたに合ったスタイリングをご提案させていただきます。

いいなと思ったら応援しよう!