今だからこそ考えさせられる映画。
みなさま、こんばんは。お洋服大好きおしゃれコンシェルジュおまみです☺️
SDGsやサステナブルが言われて久しいですが、
特に環境に対して意識が向くように言われているように感じます。
私も古着が好きですから、たくさんの古着を見ては、
「こんなに服が余ってるんだなぁ…」と思っています。
日本でもプラスチック袋の有料化が始まったり、
環境問題への意識が高まっていっていますね。
ただ、この『持続可能な…』というのは、
何も環境問題だけではありません。
安い生地が大量に生まれる背景は、
安い賃金で労働している人がいる…ということです。
ここが環境問題だけではなく、人権問題として問題視されています。
『ブラッドダイヤモンド』という映画。
今から約20年ほど前の映画『ブラッドダイアモンド』をご存知ですか?
ダイヤモンドを巡って、アフリカ地域で内紛が起こった、
実話をもとに作られた映画です。
このダイヤモンドの採掘のために、
安い賃金で労働させられ、
小さな子どもも労働させられるだけではなく、
戦力として駆り出される…という、とても過酷なストーリーです。
政府がまったく機能せず、
裏組織が暗躍しまくっている社会で、
誰がこのダイヤモンドを手に入れて、
本当の『幸せ』を掴むか…がストーリーの行方です。
古着好きな私が…。
私は古着が大好きで、大量生産されていない中から
「これだ!」という1枚を見つけることに喜びを感じますが、
古着が好きでもサステナブルをあまり言わないのは、
隠れている人権問題があまり注目されていないからです。
「環境のために…」はもちろん大事ですが、
個人的には注目されるべき問題は他にもあると思っています。
映画『ブラッドダイヤモンド』は、
ダイヤモンドの価値自体を高騰させた人がいること、
そのことにより、ダイヤモンドの人気も高騰したこと、
そのことにより、富を得る人がいること、
その後ろで、犠牲になっている人がいること、
家族が離れ離れになってしまっていること…、
目も当てられない状態がずっと続きます。
題材が違うだけで…。
20年前はダイヤモンドでしたが、
同じような状況が『サステナブル』を言われるようになってからも
私たちが知らないところで起こってると思うと、
この『ブラッドダイヤモンド』を
今だからこそ観るべき映画なのでは…と思っています。
私はファッションが大好きですが、
こういった問題をひとつの『トレンド』として捉えたくない。
そう思って、『サステナブル』をあまり言わないようにしています。
こういったことは、誰かから促されることではなく、
ひとりひとりがすすんで目を向けるべきではないかな…と
思っているからです。