『ファッション』を斜に構える。
スタイリスト…というお仕事をしていると、
一定数の方々から
「ファッションなんてわからんねん❗️
裸じゃないんやし、ええやろ‼️」
みたいな極論を言われます。
以前の私はそう聞くと、残念な気持ちになっていましたが、
「その方のスタンスなんだなー…」と最近は思うようになりました。
もちろん心の奥底では、
「お洋服って世界が変わるよ❣️
これ、知らないってもったいないよ❣️」
と、信念として思ってはいますが、
強要することでもないし…ってね、今は思うんです。
そもそも「ダサい」を言うことが『ダサい』。
以前も投稿したことがありますが、
私が会社員の頃、お世話になっていた会社は、
『ダサいやつは非国民』ぐらいな会社でした(語彙力…😅)。
だから、みんなこぞってオシャレになる。
社員が結婚式する…なんてときには、
『オシャレ大会』の勢いです🤣
今は、その会社は制服がありますが、
私が入社した頃は制服がなかったため、全員私服でしたが、
ダサい服を着ている社員がいたら、
「お前、なんだ、そのカッコは‼️
高島屋で買い直して来い‼️」
って本気で言われて、その場で買いに行かされていた人もいました😅
そんな会社にいたので、
必然的にオシャレ偏差値は上がるわけですが、
今は、そのことに関しても「まぁ、いろいろ考え方はあるしな」って感じです。
と言うのも、私は『トレンドを意識しないスタイリング』を
自分にもお客様に対してもモットーとしていて、
どんな時代が来ても、純粋に「これ、素敵だな」と思えるものを
好んで身につけています。
それは、ある意味、ココシャネルがお手本でもあります。
ココシャネルが存命時に作っていたデザインのものは、
今の時代に見ても「素敵…🥺」となるものばかりです。
そういったこともあって、
あまり『トレンド』を意識することなく、
コーディネートをご提案することも多いです。
そもそも、これだけ多様性(実はこの言葉は苦手だけど)がどーのと
言われている時代に「ダサい」を声高に言うこと自体が
『ダサい』なという結論に至りました。
これも以前にも書きましたが、
「スタイリストさんってダメ出ししてきそうで、
お願いするのに勇気が要りました…」と言われることもあり、
このことについて考えるようになりました。
「ファッションを身近に感じていただく」、そのことが大事と気づき、
そもそも「あの人、ダサいね」とか、何目線や?という感じで、
そういうこと自体が斜に構えてしまう原因だとも思うようになりました。
だから、やっぱり「ダサい」と言うこと自体が『ダサい』んです。
そんな感じでスタイリングをご提案しているので、
どうぞ斜に構えず、ファッションのことをイキイキと話す人(=私)と
お話ししてみたいな…って方は、お気軽にご連絡くださいね☺️