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Z世代が贈る、毒入りTikTok評論はいかが。
私は、今をときめく。
Z世代の生まれである。
我らが世代の代表的SNS、それはTikTok。
ひらけば可愛い女の子やイケメンたちが手を振り腰を振り、、、。
何か、怪しい魔力のように、ボーッと見ていたくなる。
それはまるで、
眠れる森の美女が糸車に吸い寄せられ
手を差してしまうような。
大袈裟なのかなぁ。
あのSNSは学習してくれるので
違うものを見たければどんどん学習してくれて自分ライズされるけれど
見なくなると、やはりあの女の子や男の子がゆるゆる踊る動画が出てくる。
どこか、媚薬のような危うさを感じるSNSである。
おかしな事に、批判対象にさえ愛着が消えない私なのだが、だからこそ
あえて言いたい。
世も末だな、と。
安直で、容姿やパッと見のインパクトがものを言うような世界を繰り広げる動画の多いこと。
ここまで分かりやすく、批判が出そうなものなのにあまりにパワーが大きくなり過ぎて
それを批判することが時代遅れみたいになっている機運を感じるが
そういった動画は
どんどん物事の奥ゆきを感じる力を衰弱させる魔力を秘めていると感じる。
見ていて不愉快だし、
綺麗なものしか見たくない盲目性を孕む
危うさを感じる。
さらに見るに耐えないのは、
それらを受け入れないと時代に置いてかれた化石だと思われるのを恐れているのか、
大人世代がそれらを「TikTokのダンス動画見始めました。」
とか言っている様をテレビで放映してることだ。
「近頃の若者は。」とか言い出すような、
古くさくて嫌味な大人たちが恋しい。
とまで若者、大人たちの両者をコテンパンに綴ってみたものの。
若者たちの、いつの時代も変わらぬ「新しい風を巻き起こす」エネルギーにも
若者たちにどうか理解を示そうとする彼彼女たちの、先人たちを反面教師とした健気さにも
どこかグッと来るものがあることは認めよう。
それに、投稿されるのは
そんな動画だけな訳もなく
一度広まったこのSNSがもつ可能性の方は
私自身もワクワクするものである。
たまに虫唾が走るTikTokも
もっとたまに10秒くらいボケっと美男美女やおもしろ動画を眺めるのも悪くはないのだろう。
10秒と思ったら1時間、というのがこのSNSの媚薬たる所以でもあるのだが笑。
でも私のお気に入りはTikTokよりも
越して来たばかりで真新しい雄大な雪景色や
お空に何億年と姿を現し続けるお月さまを愛でるほう。
身体と心に、脳を麻痺させそうな媚薬を注入するのはほどほどに。
今はそんな気分だ。
私にとってのちょうどいいはこれ。
むろん、誰もが自分なりのちょうど良さを持っているだろう。
それがあるから、同じじゃないから良いと思ってる。
言ってることがはちゃめちゃ?
私は自己の中に無数の意見がある。
確立した自分など、ないの。
多分ね、本当はみんなもそうじゃないかと思う。
一貫性とは、幻想。
多くの人間は、私とって、
幻想を夢見るロマンチストに見える。
その一貫性を持とうとする美しさも、
好きなんだ。
唐突に、おわり。