Local Dense 地域密度を高める

今日は素敵な出会いの機会をいただき、また一歩仲間と面白く進める機会をいただいた。

楽しく飲んだあと、10年前の会社時代に所属チームで企画していたビジネスホテルに初めて宿泊している。当時向かいに座っていた先輩が企画担当だったホテル。その後、色々なことがあり、開発中止。紆余曲折を経て、この5月にようやくopenした場所。

飲んだ後、時間もなく、大浴場へ。夜中1時前のお風呂最終時間。
函館駅のロケーションも最高な露天風呂だが、今ここには列車の姿はない。
昔であれば、この時間は、新卒で月に何度も徹夜を共にした201列車。急行はまなすが函館駅にいるはずの時間。お風呂に入った時に、今はそんなちょっとした面白味も何もない、ただ暗いホームと線路だけが見える露天風呂は、味気なく寂しい。

そんな意味でも、この場所にこのビジネスホテルはなんのためにあるのか、ということを考えなくてはならない。場所の優位性は絶対的にはあるが、それを凌駕する価値を本来は組織のグループ全体で考えられたらもっと楽しいと思う。
函館発の朝取れ海鮮を新幹線で運び、東京駅で寿司として食べられる事業などは、まさに鉄道があるからできるサービス。同じような本業としっかり連携した発想を実現できる素地はこの場所にもあったはず。

当時不動産事業を学ばせていただいた時には、この地域だからこそのホテル、と考えてみたことはやっぱり机上だし、ただ事業の都合だけであったと今であれば思う。
地域経済との連携や、視座は捉えられていなかった。それをちゃんと取り込み、伸ばそうという気概が足りなかったし、地域にもっとコミットして、一緒に作る部分があるべきだったと、ここはビジネスホテルではあるが本当に思う。(と書いたが、朝起きて駅のロケーションがやはり良かったのと、朝食にまさか回転寿司のレーンがあってまるかつさんがやってるとは、と驚き楽しかった。)

今、ハコダテミライカモンという組織を通じ、道南地域に住むみんなが可能性を感じて集い、地域の密度を高められる装置を少しづつ築いていけたらと動いている。

コロナ対策にも配慮しつつ、大沼においては、カモンサウナ(牧場サウナ)を11月より実施していきたいと思っています。これを通じて地域コミュニティづくりにつなげられたらと考えています。

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