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「ごめん」の無駄遣い
毎朝8時からはNHKな我が家
今朝も『舞いあがれ!』が流れるリビングダイニングで
息子は朝食を取っていました。
今週は、航空学校で学ぶ主人公・岩倉舞と仲間たちが、ぶつかり合ったり助け合ったりしながら成長していく話
SnowManの目黒蓮さん演じるプライドが高い優等生・柏木とクラスメイトの水島が大喧嘩
掴み合いになり、福原遥演じる主人公・岩倉舞がお父さんと作った大切な練習用操縦桿を壊してしまう。
プライドの高さもあり、柏木(目黒蓮)は申し訳ない顔をしながらも「ごめん」のひと言さえ言えず部屋を飛び出す。
「あ〜ぁ、『ごめん』言われへんタイプね〜。」
「俺なら『ごめん』って言って飛び出すかな〜。」
そうね、君は謝れるタイプだよね。
なんて思ったけど
ちょっと待った。
ここで、操縦桿壊したことだけ謝って部屋を飛び出したら、その前のプライドが高いが故に言い過ぎてしまった本来の揉め事についてはどうなる?
この「操縦桿壊してごめん」を
その前のぶつかり合いの和解のきっかけに置いておくべきじゃない???
なーんて私の言葉を息子は素直に受け止める。
「おーーー、確かに。
ここでのとりあえずの『ごめん』は
『ごめん』が苦手な人にとっては
ごめんの無駄遣い
ってことやな。」
『ごめん』と『ありがとう』
安売りになってもいいから
ちゃんと言える人になってほしい。
(コミュニケーションとして、ね。)
幼いころからそう思って育ててきた。
まだまだ可愛いかった頃
あ!やっちゃった!
って顔で固まってる姿を見かけたら
後ろから
「大きな声でぇ〜」って声をかけて(せ〜の!って感じに)
「ごめんなさい!」
って一緒に言うようにしていた。
『ごめん』と『ありがとう』
言えるタイプだと思っていても
『ごめん』に関しては
タイミング逃したりプライドが邪魔すると言えなかったりする。
誰かの「ごめん」を見て
自分の「ごめん」に備えておくれ。
ない方がいいけど
「ごめん」のシーンなく生きていくことは
まず、ないんだから。
さて、目黒蓮君は明日
どうやって『ごめん』を言うのかな。