妻(母)が家庭から一歩踏み出すと...
妻(母)が家庭から一歩踏み出し
ワーママになるとどうなるか…
そもそも、何故そんなことを綴ろうかと思ったか、というと
長倉顕太さんのご著書
【超一流の二流をめざせ】を読んでいた時に
ふと思い出したことがあったから。
クラハ全盛期、通りすがりのルームが大層賑わっているので入ってみたら
鈴木実歩さん
長倉顕太さん
原田翔太さん
大東めぐみさん
小田桐あさぎさん
北原孝彦さん
という
起業界の錚々たるメンバーが集まるお部屋だったのです。
当時私は、「女性が稼ぐ」とか「マネタイズ」という言葉にかなりの嫌悪感を持っており、
特に長倉さんが発していた言葉は
専業主婦業に誇りを持っていた私に反発心を抱かせました。
しかも当時の私は、
『夫が十分稼いでいるのになぜ妻の自立が必要なの?』とも思っていましたから。
しかし、コロナ禍に沢山の学びや経験を経て、
家から一歩踏み出して世界を見渡せるようになって(社会とつながるようになって)やっと気づいたのです。
『私、間違っていた』と。
女性(主婦)が自らお金を稼ぐのは、
将来への不安を軽減するためとか
子供に好きなことさせたいからとか
自分で欲しいものを買いたいからとか
ではないのです。
(勿論そういう目的で頑張る方もいるでしょうが、それは顕在的な欲求)
では、何のためか…
というと、
『自分の存在価値を認めてもらうため』
『社会に貢献できる自分に誇りを持つため』
だと感じています。
(これはあくまでも「私はそう感じる」ということです。)
人間の欲求というのは
「生きたい」という生命維持(生理的)欲求から始まり
それが満たされると次へ、
また満たされるとその次へ、
と段階を踏んでステップアップしていくと
心理学者のエイブラハム・マズローは言っています。
【マズローの5段階欲求】です。
①生理的欲求(生命維持)
②安全の欲求(心身の安心安全)
③社会的欲求(帰属意識)
④承認欲求(他者に褒められたい、評価されたい)
⑤自己実現の欲求(理想の自分の実現)
そして
マズローさんが晩年に提唱していた6段階目の欲求が
⑥自己超越欲求
戦争を無くしたい
貧困を無くしたい
など
自分のエゴを超え、
社会そのものをよくしたいという理想を求める欲求のことです。
①は動物なら皆持つ欲求で、
②以降が人間の持つ欲求だと言われています。
専業主婦だった私は十分幸せで
全ての欲求が満たされていると思っていました。
夫のお陰でなんの不自由もなく生活ができている。
子供達だって、まあまあ大変だけど(笑)、
健康に育ってくれているしこれ以上何を望むのか!
何故女性が自立して稼がなくてはいけないのか!
と、
長倉さんの言葉に反発心を持ち
嫌悪感を抱いたのです。
ですがその後コーチングと出会い
自分にコーチをつけたり
自らコーチングスクールで学ぶことで
『私って何?』
『本当はどうしたい』
を深ぼることができるようになりました。
すると出てくる、出てくる!
どんどんどんどん色んな思いが溢れてきて
本当の自分の思いが表面化してきたのです。
そして…
その思いを形にすべく
家庭を一歩踏み出して新しい世界(社会)と繋がる選択をしました。
選択し、決断し、行動することで少しずつ欲求を満たすことができるようになって行ったのです。
マズローの5段階欲求の中の
『承認欲求』(高位&低位の承認欲求)を
満たすことができるようになっていったのですね。
家庭を一歩踏み出して
研修講師としてのお仕事に覚悟と責任を持って
企業様と関わることで
承認欲求が満たされただけでなく
対価を得られるようになり(稼げるようになり)
自分の存在価値が認められている
社会に貢献できている
を顕著に感じられるようになりました。
そして今も
④の承認欲求と
⑤の自己実現の欲求⑥の自己超越欲求
を満たすため
邁進中です
女性が(妻・母)が自ら稼ぐということは
決して家庭をむげに扱うことではありません!
妻となり、母となり押し殺してきた
自分の気持ちを素直に受け入れ
本来の自分に戻ること。
私はそれに気づき、理解できたことで
夫や子供たちとの関わり方も変わり
絆がさらに深まったことは間違いありません。
妻が稼ぐと「夫婦が破綻する」と思っていましたがそれも間違い!(笑)
もし妻が稼いで破綻するなら
それは元々その程度の関係だったのでしょう。
女性(妻・母)が家庭から一歩踏み出すと
自分を認め、敬えるようになれる
から
他者も敬い、認められるようになる
のです。
そんなわけで
長倉さん、
あの時は何も知らずに嫌悪感をもってしまい申し訳ございませんでした。
理解しようとせずに反発心を抱いてしまい申し訳ございませんでした。
と、感じた読書タイムであったことを
シェアさせていただきました。
シェアタイムが長すぎですね(笑)
皆様は妻や母が働くことをどう思われますか?
またお聞かせくださいませね。