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【¥5000先生を辞める方法】

テーブルコーディネートのレッスンを¥5000で開催していたのが10年以上まえのこと。
しかもプリザーブドフラワーとお取り寄せスイーツのティータイム付きで行なっていました。

プリザーブフラワーは、
その道の第一人者フローラルニューヨークの大塚ちかこ先生に師事し、50万円くらいかけて資格を取得しましたが、
それをビジネスにしようなんて頭が一切なかったので材料費だけいただいてレッスンをしていました。
しかもその材料費もほぼ原価で(笑)

お花もテーブルコーディネートも
コンテストに出せば必ず入選しましたし、
雑誌や新聞社からの取材を受けたり、
私のセンスを好きだと言ってくださる方も大勢いて、
それが私のモチベーションになっておりました。

ですが、お稽古教室の先生って
実はとても大変で…
心をすり減らすことも少なくありません。

「お友達がいけなくなったから私もやめます」
と簡単に仰る方も意外と多く、
それでいて
キャンセル料については自らお尋ねになる方はほぼゼロ。

お料理や紅茶のレッスンでは
何日も前から材料確保に走り回り、
前日は夜中の2時に起きて下準備して、
お化粧室も洗面台も
水滴のシミ一つない状態を、
家族が朝出かけてから生徒様がいらっしゃるまでの間に仕上げるのです。

なのに簡単に
「子供がお熱出したからやめます」
「お友達がいけなくなったから私もやめます」
との連絡が来るのです(泣)。

わかります!
私にも子供がいるから。
でも…モヤモヤが残るのです。

お子様が熱を出しているというのに
キャンセル料をお支払いいただくなんて申し訳ないし、あらかじめ設けておくのも心苦しい…

そんな思いが先行するから
「いいですよ!元気になられたらまたいらしてくださいね」と
お伝えしていました。

これ、お教室主宰者ならご経験があるはず!

だから私はある時を境に
レッスンを完全紹介制にシフトチェンジしたのです。

すると…
私自身が心地よくレッスンできるようになり
自分のエネルギーが上がったことを実感しました。
レッスン価格も上げて、
それでもいらしてくださる方にだけ
ご提供させていただくことにしましたところ、
マナーもリテラシーもある方がいらっしゃるようになり、
自分を含めた全ての方が心地よく過ごせる空間を
作れるようになったのです!!

でもそこに至るには
葛藤もありました。
『私のような者がレッスン料をあげるなんて烏滸がましいかしら…』
『大好きな生徒様たちに嫌われてしまわないかしら』

ですが、
目に見える世界は
自らが作り出しているといいます。
だから
心地よくレッスンできる新たな世界を自ら作ればよい、と気づいたのです。

どう言うことかというと…

その前に、
あなたはサービスとホスピタリティの違いをご存じですか?
サービスの語源はserves=奴隷
一方
ホスピタリティの語源はhospes=癒し

十字軍の遠征で傷ついた兵士たちにベッドや食べ物を提供し、その対価として他国で入手した珍しいものを差し出したことが由来となっているのです。

どちらか一方ではなく、『互い』に感情をプラスにさせることが『ホスピタリティ』なのです。

お教室主宰者多くは
儲ける、稼ぐ、自分が与えてもらう、
という概念は基本的に持っていません(笑)
私が考える、そうなる理由は2つ。
①先生は「楽しんで欲しい」「笑顔になって欲しい」と相手の感情をプラスに働きかけることにばかり注力するタイプが多いから
②提供するレッスン価格の相場が決まっており、それ以上の価格にすると周りからの目が気になるから

これらの理由から、
与える精神が旺盛な先生たちは
気づいた時には
やりすぎ、出し過ぎで
時間もお金も使いすぎて疲弊仕切ってしまうのです。

リソースが枯渇してしまっては
本当のホスピタリティではなく
奴隷化したサービスになってしまう。
互いがhappyでWin-winな関係にはなれないのです。

では、それを変えるにはどうすればいいか、
というと
・自分は自分、というマインドを定着させること。
・決断したことを必ずやること。
さらに
レッスン(だけでなく商品)提供においては
・自分にしかできない付加価値をつけること
ですね。

その際は、
自分はスキルも経験も浅いから他者とは差別化がはかれない、といった『思い込みは捨てること』
その思い込みもまた
そういう世界を作り出してしまうから。

その思い込みが、
ついあれもこれもとプラスでつけてしまい、
やりすぎ、出し過ぎ先生になってしまい
あなたが描く理想の先生像を遠ざけてしまう。
そうすると元の木阿弥ですから(笑)。

新たな世界を作るとは
そういうこと。
自分の思い描いた通りに行動すれば良いのです。

【¥5000先生を抜け出す方法/まとめ】
・自分は自分、というマインドを定着させること。
・決断したことを必ずやること。
・商品には自分にしかできない付加価値をつけること。
・思いこみが現実を作り理想を遠ざけていることを知ること。

です。
これはある意味トレーニング。
人は育った環境で様々な思い込みを刷り込まれてきました。
だからその思い込みは簡単には捨てられません。
「これって思い込みでは?」と疑問を持つことからはじめてくださいね。



















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