中国のハーゲンダッツが高すぎたので、各国のハーゲンダッツの値段を調べてみた
今日は本当になんでもない話なので、肩の力を抜いてお楽しみください。
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今朝、今日も今日とてアイスの値段を見ないで買うというセルフギャンブルに挑戦しようとしたのですが、アイスを買うよりも先に棚に並んでいたハーゲンダッツの値段に目が止まってしまいました。
若干見にくくて申し訳ないのですが、バーもミニカップも39元します。いまのレートが1元=21円とかなので、800円を超える値段です。一つの値段なので、メチャクチャ高いと言えるでしょう。いちおうバーは割引で29.9元(≒620円)、ミニカップは二つ目を買うと半額とありますが、それでも日本円で400円を下回りません。
比較のために日本の希望小売価格を調べると、ミニカップは325円でした。
去年に価格改定があって値上げしてもこの値段です。中国での元値の39元(≒800円)に比べれば、半分以下です。日本が安いのか、中国が高いのかわかりませんが、大変な開きです。
……などとX(Twitter)で吠えていたところ、「日本のハーゲンダッツは日本で製造しているが、中国のはフランスからの輸入なのでどうしても高くなる」ということをフォロワーさんから教えていただきました。
自分でも調べてみると、ハーゲンダッツの工場は発祥であるアメリカの他には、フランスと日本にしか工場がないことを知りました。どうやらいろいろな事情があり、中国が不当に高いと決めつけるにはまだ早そうです。
興味が湧いてきたので、いろんな国のハーゲンダッツの値段を調べることにしました。
アメリカ
まずは、お膝元(の割にはハーゲンダッツって欧州プロダクト感を出してる気がするけど。実際、「ハーゲンダッツの発祥ってアメリカなんだぜ!騙されてたよ!」という記事なんかもありました)たるアメリカの値段からです。
大手スーパーのウォルマートのECサイトで検索すると、4.18ドルと出ました。最初はいまのレートが152円とかだから600円以上か、結構高いな……と思ったのですが、よく見るとこれミニカップ(110g程度)ではなく14オンス、つまり400gくらいのカップです。グラムあたりで見ればむしろ安い。さすがアメリカはスケールの大きい国です。
改めて調べると、4オンスの小さいカップは1.68ドル、つまり300円ちょっとでした。超円安のいまでも日本とそう変わらないということは、相対的にはかなり安いのでは、と思いました。
そのほか、28オンスで8ドル(800gで1200円)くらいのものもあり、やっぱり安いなと感じさせます。僕はアメリカについて詳しくないのですが、「デカくて安い」という想像上のアメリカそのまんまな感じでなんか好感が持てました。
フランス
次に、同じく生産国であるというフランスです。現地のカルフールのサイトで調べると、ミニカップが4個入りで5.89ユーロ(≒969円)と出ました。4つで1,000円以下、一つ当たりだと220円ほどなので、こちらも日本と比べても安い。
ちなみにこのカルフールのサイト、アクセスが難しいうえに多言語への切り替えが一生見つからなかったので、調べるのが大変でした。これもなんだか「お高く止まっていて参入障壁が高い」という想像上のフランスのイメージ通りだったので、なんかうれしくなりました。
オーストラリア
次に、アイスの消費量が1位らしいオーストラリアです。Cole.comというショッピングサイトで見たところ、4つセットが13.5オーストラリアドル(≒1,350円)でした。一個当たり350円ほどなので、日本と同じかちょっと高いくらいです。
消費量が多いのでもっと安いかと思いましたが、それほどでもなかったようです。モノの値段は不思議です。
韓国
日本・中国との比較のため、同じアジアの韓国についても見てみました。
ロッテマートのサイトで見ると、4つセットが19,600ウォン(≒2,200円)でした。中国ほどではありませんが、日本より高いです。そのほかシンガポールでも4シンガポールドル(≒450円)ほどなので、どうもアジアではハーゲンダッツは高めになる傾向があるようです。
中国もそうですが、どうも各国とも日本ではなくフランスから輸入しているようで、高めになっているのかなと推測しています。日本のを売れない事情でもあるのでしょうか。これも不思議です。
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わかったことをまとめると、
以上でしょうか(最後は願望が入りましたが)。
これを知ったからといってどうということもないのですが、明日からの雑談にでもお役立てください。
以下、調べているときの裏話なんかを少し。
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