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中国代表が出てる野球は見ないが、代表が出てないサッカーは見る中国の人々

WBCが話題ですね。

僕のWBCについての知識は「ワールド・ベースボール・クラシックの略らしい」ということと、「大谷って人がなんかすごいらしい」ということぐらいなので、WBCについて語る資格はないのですが、中国に絡めた話なら少しできます。

というのも、中国では野球はあまりメジャーではありません。WBCに関しても中国の代表チームが出場しているにも関わらず、ほとんど注目されていません。今回、中国の選手が日本戦でホームランを打ったことが多少は話題となっているようですが、逆にいうとそれ以外の話題はネットをちょっと調べた程度では全然出てきません。

周囲の友人5人に聞いたところなどに聞いてみたところ、WBCの存在を知らない人が3人、聞いたことがあるけどよくわからないという人が1人、あと一人の日本語ができ留学経験のある人だけが、WBCに中国代表が出ているということを知っていました。みんな「中国では野球が人気ないですからねえ」と口を揃えて言います。

なぜ人気がないのか知っているか、と彼らに問うと、これまた口を揃えて「弱いから」という答えが返ってきます。実際、野球の国際試合で中国が良い成績を残したという話は聞きませんし、他のアジアのチーム(日本、台湾、韓国)などと比べても水をあけられているのは事実なようです。

卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、人気がないから国内で競技人口が増えず、層が厚くならないので、結果として良い選手が育つような土壌ができず、したがって強くもならない、というような負のループがあるのかなと想像します。

たとえば、かつては中国にも野球のプロリーグが存在していたようですが、2018年ごろに消滅しています。おそらくですが、国内でプロの興行として成り立つまでの人気が集められなかったため、持続性できなかったのではないでしょうか。

プロリーグがないということは、人々が野球について知る機会も、国内の選手が強くなるために切磋琢磨する場所も存在していないということになります。これでは、中国野球が浮かび上がるチャンスもなかなか巡ってこないでしょう。

やはり中国において野球は、受難の時代を迎えているようです。

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いっぽうで野球とは対照的に、人気を集めているスポーツがあります。

それは、サッカーです。中国で人気のスポーツといえばバスケットボール、卓球などが思い浮かぶ人も多いかと思いますが、サッカーも負けず劣らずの人気です。

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