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「中国がコロナ規制を緩和」というニュースに、もはや心が動きません

こんなニュースが流れてきました。

中国は新型コロナウイルス対策として入国者と濃厚接触者に義務付けている隔離期間を短縮する。徹底的にコロナ感染を封じ込めるとする「ゼロコロナ」政策の大きな修正となる。

ブルームバーグ日本語版「中国がコロナ規制緩和、隔離期間短縮-本土・香港株急伸」より

情報元となっているのは、国家衛生健康委員会による「关于进一步优化新冠肺炎疫情防控措施 科学精准做好防控工作的通知」という発表です。タイトルが長いな。

ここではたしかに、濃厚接触者および入国者の隔離期間の短縮(7日間の施設隔離が5日間に)、入国者のPCR検査義務の緩和(渡航48時間前のPCR検査が2回→1回に)、2次濃厚接触者判定の廃止など、思い切った方針が発表されています。これらが実行されるのであれば、大きな変化と言えそうです。

しかし、冒頭の記事の締めくくりには違和感を覚えました。

コロナ規制の変更は本土の新規感染者数が半年ぶりの高水準となり、広州と北京で感染が広がっているタイミングで行われた。こうした事実が反映しているのは、習主席自身のゼロコロナ政策に対する疑いようもないスタンスの変化と言えそうだ。

ブルームバーグ日本語版「中国がコロナ規制緩和、隔離期間短縮-本土・香港株急伸」より

このくだり、いまのコロナ規制の空気感を知る在住者からすれば「ほんまかいな」としか思えません。「習近平主席自身のスタンス」云々へのツッコミは置いておくとしても、これをもって中国がコロナ規制の緩和に傾いていくこと自体、あまり信じられません。

今日はこれについて書いてみたいと思います。

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僕がこの通知を真にうけることができないのは、実際に中国で暮らしているものとして、この大方針としての通知がどこまで実効性を持ち、適切に実行されていくのかということに疑問があるからです。

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