宿題について
昨年度から宿題をやめ、自発的に学習する環境作りをしているのですが、正直生徒は全然家で勉強しません。
毎週小テストを行い、そのテストの後に次の週の小テストと同じ問題を出してもやってくるのは10%ぐらい。
計算練習の宿題はやはりやりたくないよなぁ。魅力的ではないなぁ。と思いつつ今年度はこの方法で行っている最中です。
魅力的な家庭学習の手本としていたのがどんぐり倶楽部の絵で解く文章問題。
3年前に毎週行っていたが、150人を超える生徒の添削は1人では厳しく、ちゃんとした添削もできない状態でした。
泣く泣く今の計算練習型になっている訳ですが、ただの計算練習は本当につまらないと思う。
魅力ある家庭学習と、個への支援の両立は非常に難しい。
自分の子どもには毎週どんぐり倶楽部の文章問題をやらせているが本当に楽しそうに解いている。
小規模校に赴任したら丁寧に丁寧に添削できるのにな。
教師一人当たりが受け持つ生徒の数は多くて25人ぐらいが妥当ではないだろうか。
100人を超える生徒に学力を付けさせようとすると付け焼き刃のコピー型学習しかできない。死ぬほどドリルをやらせ、暗記をさせ、問題を解く。確かに点数は上がるかも知れないけど、感情は乏しく、理解しないまま公式を覚え応用ができない生徒が量産される。
10年以上教師をやってきて、思考力が壊滅的な生徒がほとんどである事に疑問を抱いていたが、どんぐり倶楽部の唱える思考の臨界期を知り成程と思った。
幼稚園小学校で思考力は完成され、13歳からは僅かしか高まらない。今は中学校で教師をしているが、ゆくゆくは小学生に授業を行っていきたい。
無意味な宿題を減らし、(計算ドリル、書き取りとかBノート)令和の時代に適応する宿題を考えていきたいものです。