葵ステークス予想:内枠✖️先行馬に妙味あり◎3レジェーロ
重賞として姿を変えて3年目になった葵ステークス。3歳戦において唯一の1200m重賞、それもクラシック真っ只中に開催されるというとても特異な、明確な狙いを持って作られた重賞である。
3年目ということでここを目標にしてきている陣営も出てきている。過去データは少ないが京都芝1200m全般の傾向も踏まえてこのレースで好走する条件を考えていきたい。
好走条件1.内枠
京都芝1200mは断然内枠有利な競馬場である。
実際、重賞になる前も含めた本レース過去10年において、内枠だけで決着した年が実に4回もあり、毎年必ず内枠の馬が少なくとも1頭は馬券内にきている(外枠だけで決まったことはない)。
本命は内枠の馬から選ぶのが妥当だろう。
好走条件2.オープン出走実績
好走馬にはオープン(重賞でなくてもOK)への出走実績が見て取れた。必ずしもオープンで勝利している必要はない。裏返せば条件戦を勝ったばかりの馬は割引が必要だろう。
好走条件3.牝馬
このレースは異様なまでに牝馬の好走率が高い。
牝馬が2頭以上絡んだのが6回、うち2回は牝馬がワンツースリーで決着している。牝馬の方が出走頭数自体は少ないのにも関わらずこの結果ということは、有意に牝馬の優位性が認められると言えるだろう。なお、一度だけ牡馬だけで決着している年があった(2013年)。
好走条件4.先行馬
京都芝1200m全般の傾向でもあるが、先行馬が有利なコースである。本レースにおいてもその傾向は色濃く出ている。差し決着になった2018年は、ゴール前に強い追い風が吹いていた(スタート時の黄旗の映像をご覧いただきたい)ことがこの結果におおいに影響したと察する。
好走条件おまけ:ダート戦好走実績馬
※今回該当馬はいないが来年以降の備忘録として記しておく。
前述の牡馬だけで決まった2013年の2着馬(カゼニタツライオン)は前走がダート、2018年の勝馬ゴールドクイーンも前走ダート、というようにダートを走っていた馬が好走していた。ただ、ダートを走ったことがあるだけでなく、ダート戦で勝利した実績(=ダート適性)がある馬という条件がつく。前者は14番人気、後者は9番人気大穴の候補はダートを使っていた馬にある。
予想
◎3レジェーロ
◯6カバジェーロ
▲15エレナアヴァンティ
△1ケープコッド
△5ワンスカイ
△12ビアンフェ
本命はテンが速く番手には付けられそうな3レジェーロにした。今まで挙げてきた好走条件にも全て合致する。次いでこちらも内枠で先行が見込める6カバジェーロが対抗。
単穴は15エレナアヴァンティ。外枠がどう出るかだが、本メンバー屈指のテンの速さで先手を取り切れれば一発ある。
以下、先行馬の2頭を抑え。
1ケープコッド…テンの無い本馬にとって最内がどうかだが内枠の牝馬で抑え
5ワンスカイ…実績はないが血統的にダート適性アリの可能性、内枠
12ビアンフェ…外枠が響く。行き切ってもしまい残せる脚が残るか、それに対してオッズに妙味がない。