RIIZEのスンハン脱退について思うこと
韓国の男性アイドルグループRIIZEのメンバー、スンハンが脱退した。
昨年のデビュー間も無く、練習生時代のプライベート写真の流出などをきっかけに、昨年末に活動休止、
先月10月に復帰を発表したが、多くのファンから復帰反対の声が上がり、SM本社に葬式用の花が大量に並べられた。
そして、わずか復帰から2日後。脱退の発表が流れた。
衝撃的だった。
私は、ブリズでもなく(RIIZEのファンダム名)、好きなアイドルの歌をSpotifyで聴いたり、Youtubeで歌番組やPVを見たり、というライトなKPOP雑食ファンだ。
RIIZEは、デビュー曲のget a guitarから好きになった。
歌が好きで、初期の曲memoriesもたくさん聴いた。
私はスンハンが特に1番好きというわけではなく、チッケムをよく見るのはウォンビンだったし、7人のRIIZEのバランスが好きだった。
初期のget a guitarの歌番組などをたくさん見たおかげで、私の中ではRIIZE=7人で定着していた。
だから、スンハンの活動休止を知った時は残念だったし、
その後の6人体制を見ても、もちろん6人のRIIZEも良かったけど、早く7人のRIIZEが見たくて、ずっと早く戻ってこないかなと思っていた。
Impossibleとか、boon boon baseとか、絶対スンハン似合うだろうし。
私は、Xのアカウントは持ってるけど、つぶやきはせず見るだけで、時々スンハンのことを思い出しては、”スンハン”と検索して、特定のスンハンペンの人が毎日スンハンのことをつぶやいているのを見て、一緒にまだかなーと思っていた。
そんな、ライトなRIIZEファンの私ですら、今回のスンハンの脱退劇は、本当にショックで、いまだにショックを引きずっている。
スンハンペンの人たちは、どれだけ辛い思いをしているか。
今回、この記事を書こうと思ったのには理由がある。
この脱退劇に、心底怒っているからだ。
こんなことは、2度とあってはならない。
こんなことが2度と起こらないように、少しでも私にできることがないか、と思いこの記事を書いている。
今回の、脱退劇は、葬式用の花を送ったファンのモラルにはもちろん問題があると思う。
韓国の文化などとも言われているが、そんなの関係ない。
生きている人間に葬式用の花を送るなんて、ありえない。
ただ、そういうことを踏まえた上で、1番腹が立つのはSMの立ち回り方だ。
復帰を発表したら、反対の声が上がることなんて分かりきっていたはずだ。
それを考慮した上で、メンバー7人でライブ配信で発表をするとか、ファンに少しでも納得をしてもらえる様なやり方を考えるべきだった。
今年の春、アントンの手繋ぎ写真が流出して、炎上したことがあった。
その時のアントンも、ファンからひどい言われようだった。
裏垢流出などの噂も拡散され、ボロクソに言われ、
スンハンとアントンのダンスの実力差を比べる動画がバズり、収集のつかない事態になっていた。
そんな中、メンバー6人でライブ配信し、ショウタロウが代表して謝り、少し沈静化したのだ。
そして、Impossibleでカムバして、ファンは、かっこいい!最高!となり、気づけば炎上は消えていたのだ。
(思いつくまま書いているので、もしかしたら時系列に間違いがあるかもしれない)
ファン心理なんて、そんなものだ。
いくら怒るようなことがあろうが、アイドルの努力する姿、かっこいい姿を見ていたら、いくらでも手のひら返しをするのだ。
今回のスンハンも、復帰した時、めちゃくちゃ叩かれていたけど、スンハン、パフォーマンスでみんなを見返してくれ!って、心の中で応援していた。
それが、2日後に脱退の発表。
酷すぎるでしょ、、!!!!
手のひら返しのチャンスすら与えてくれない。
発表の時、スンハンからの申し出とあった。
あんなに葬式用の花が大量に送られて、ファンが分裂していたら、そんな心境になるのも当たり前だ。
でも、そんなことは想定内で、そこで、会社の人間や、メンバーで支え合って、乗り越えようとするんじゃないの???
発表の時、メンバーは海外にいた。
スンハンと、メンバーがゆっくり話し合って決めたとは考えにくい。
もし電話なり、ビデオ通話なりしていたとしても、実際に会って話すのとは全然違うでしょ!!
色々と、ありえないのだ。
復帰を発表した後の炎上を受けて、ウォンビンが、沢山話し合った上での発表なので受け入れてほしい、という旨のコメントをファンに向けて出した。
その直後の脱退発表。
脱退が決まったあと、ウォンビンはそのコメントを消した。
メンバーの意志は?意見は?!
その後、一連の流れを受けて批判の声が大きくなっても、SM、メンバーは沈黙し、何もなかったかのように、時間は過ぎていく。
メンバーが今何を思っているのか、真実はわからないので、ファンはそれぞれに都合の良い解釈をして、さらに状況は混沌としていく。
それはそうだ。
人は、自分が信じたい方向に、都合良く解釈をしてしまう生き物だ。
この、ファンの分裂、二極化を加速化させたのは、間違いなくSMのやり方だ。
絶対に、もっと上手いやり方があったはずだ。
あるところでは、都市伝説のように、会社側がスンハンを辞めさせるために仕向けた事と言ってる人もいた。
そんな疑惑が出てくるのも無理はないくらい、今回の件は酷すぎる。
葬式用の花を送るというファンのモラルに欠けた行動、それを肯定するかのようなSMの脱退という判断。
それは、葬式用の花を送るファンダム、というイメージがどうしても出来上がってしまう。
6人のRIIZEを応援しているファンの中にも、今回の流れを快く思ってない人はたくさんいるだろう。
でも、どれだけの割合の人がそう思っているかなんてわからないし、今の6人のRIIZEファン=葬式用の花を送るファン、というイメージになってしまっているのではないか。
そして、そんなファンに、愛を伝えるメンバー。
そんな構図が、もう最悪なのだ。
葬式用の花を送るという、モラルに欠けたファンを肯定してしまった会社のアーティストが、世界的なアーティストを目指す?!
そんなの、世界的に見たらアウトなのではないか。
韓国だけで満足するなら、まだいいのかもしれない。
でも、世界的なアーティストを目指すなら、こんな事が許されていいはずがない。
スンハン本人の心が1番大事だけども、
今からでも、RIIZEが世界的なアーティストを目指すならば、SMには、慎重に議論を検討してほしいと、切に思う。