【MMD】おすすめのエフェクト紹介

こんにちは!
最近、新しくMMDを始めてくださったフォロワーさんが何人かいらっしゃるので、せっかくなので普段使っているエフェクトを紹介したいと思います。

今回は初心者の方でも使いやすい、軽くて操作が簡単なものをメインでご紹介するので、ある程度慣れてきた方には物足りない内容かもしれません。



○シェーダー

シェーダーと呼ばれる、モデルに適用して使うエフェクトをまず紹介します。
これを使うだけで一気に雰囲気が良くなるので、ほぼ必須です。

1.トゥーン系シェーダー

・A-Toon(アニメ風トゥーンシェーダー)
アニメっぽい影を入れてくれるシェーダーです。
適用するだけで良い感じになってくれるので、超初心者向きだと思います。

A-Toon.fxを適用するだけでも十分キレイですし、モデルさんに合わせてA-Toon_肌.fxやA-Toon_髪.fxを適用しても良いと思います。
下の画像はA-Toon_v1.02のA-Toon.fxを目以外に適用しています。

モデル:Sour式初音ミク ポーズ:じぶん エフェクト:カヤ

A-Toonは「A-Toon2」というバージョンアップ版もあります。
細かい仕様の違いはRead meなどに記載されていますので、そちらをご確認ください。


・B-ToonShader
こちらも、アニメっぽい影を入れてくれるシェーダーです。
後述するExcellentShadowが必須です。
同じく適用するだけで良い感じになってくれますが、影が濃いめなのでB-Toon_顔.fxやB-Toon_髪_影少.fxなど、使い分ける必要があると思います。

モデル:Sour式初音ミク ポーズ:じぶん エフェクト:びーと、そぼろ ステージ:しゃち


他にもトゥーン系シェーダーはたくさんありますが、私がメインで使っているのは上記二つです。


2.リアル系&トゥーン系シェーダー

・PowerShader
配布動画のタイトルに「見た目のわりに軽いシェーダー」とある通り、軽いのに綺麗な見た目に仕上がってくれます。
簡単に使えて画面が華やかになるので、一番使っています。

適用する.fxファイルによってリアル系とトゥーン系を使い分けられるので、ステージと人物モデルで変えたり、一部パーツのみトゥーン系にしたりなどが簡単にできます。

シェーダーを適用すると強く発光するので、逆光で使うことが多いです。
下の画像は、Shader_Main.fxを適用してライトを逆光にしました。

モデル:Sour式初音ミク ポーズ:じぶん エフェクト:角砂糖 ステージ:しゃち

PowerShaderは、PSControllerを使ってパラメーターを設定することができます。
下の画像は、ライト弱く0.480 影強く0.230 に設定して正面からライトを当てました。

モデル:Sour式初音ミク ポーズ:じぶん エフェクト:角砂糖 ステージ:しゃち

ライトの調整がかなりシビアなので、慣れないうちは逆光で使った方がいいかもしれません。

ヨーグルト姉さん作の「Powershader改変_Y」という改変エフェクトを使えば、服に布っぽい凹凸(ノーマルマップ)をつけることもできます。


○必須級エフェクト

1.ExcellentShadow

そぼろさん作の綺麗な影が出るようになるエフェクトです。
PCのスペックにもよると思いますが、入れたほうが画面がそれっぽくなるので動きそうなら使ってみてください。
さっきご紹介したB-ToonShaderのように、ExcellentShadowがある前提の作りになっているエフェクトもあります。

2.AutoLuminous

そぼろさん作の物質を発光させるためのエフェクトです。
このエフェクトを使うことを想定して作られているモデルやステージも多い、有名なエフェクトです。
こちらも、入れたほうが画面がそれっぽくなってくれるので動きそうなら使ってみてください。


○その他おすすめエフェクト

1.LiteDOF

akeruさん作の被写界深度エフェクトです。簡単に言うと、背景をぼかせます。
アクセサリ操作でピントを合わせたいモデルの頭ボーンに設定して使います。
他にもDOFエフェクトは色々あるのですが、私はこちらのエフェクトが使いやすかったです。

LiteDOF HCというハイクオリティ版もありますが、そちらはかなり重たいのでPCのスペックや他に使いたいモデル、エフェクトと相談して使ってください。


2.PostRimLightToon

P.I.Pさん作のモデルにリムライトを出すエフェクトです。
そのままでも可愛いですが、パラメーターを調整することでより可愛くリムライトが出ます。
私はリムライトが大好きなので、最近はずっと使っています。

モデル:Sour式初音ミク ポーズ:じぶん エフェクト:カヤ、P.I.P ステージ:しゃち

リムライトがあるだけで、画面の情報量が多くなるのでおすすめです。


3.グラデーション系エフェクト

これはいくつか種類があるので、PCのスペックやお好みに合わせて選んでください。

・AnimeScreenTex
ノンさん作。上から下にかけて白いグラデーションをかけることで、上から光が当たっているような画面になります。
.xファイルを入れてTrで調整するだけで良い感じになります。

・ScreenTex_光源
綾弥浅葱さん作。様々な角度・色のグラデーションがあるので、より自由度の高い光源表現ができます。
フォルダ内の画像を見て、やりたい表現に適したファイルを導入します。
.xファイルを入れて、加算に設定してからTrの数値を調整するだけで良い感じになります。

・msGradation
ましましさん作。コントローラーでグラデーションの角度や色、輝度など、さまざまな要素を細かく調整でき、かなり自由度が高いです。
合成モードを加算、スクリーン、乗算、オーバーレイから選べるので、光を入れることも影を入れることもできます。

深度を有効化するとグッと雰囲気が良くなりますが、代わりにとても重たくなるのでPCのスペックや他に使いたいモデル、エフェクトと相談して使ってください。


4.msPowerDiffusion

ましましさん作。明るい部分をふわっとさせます。
AutoLuminousやリムライトで発光している部分は、光が拡散して画面が華やかになります。(やりすぎるとボヤボヤで変になるので注意)

下の画像の左がリムライトのみ、右が追加でmsPowerDiffusionを適用した画像です。
あるのとないのでは雰囲気が全然違いますね。

モデル:Sour式初音ミク ポーズ:じぶん エフェクト:カヤ、P.I.P、ましまし ステージ:しゃち

他にもLightBloom系のエフェクトはいくつかありますが、msPowerDiffusionの強みは「光らせたくないオブジェクトは光らないように設定できる」ところだと思います。
私は白目が発光しているのがあまり好きじゃないので、白目にMask_BlackOut.fxを適用しています。


5.WorkingFloorAL

針金Pさん作。床に鏡の板を設置できます。
こちらはAutoLuminousに対応したバージョンですが、AutoLuminousを使わない場合は普通のWorkingFloorを使ってもいいです。

導入してTrを下げるだけでツヤツヤの床にできますが、重たいエフェクトなのでPCのスペックや他に使いたいモデル、エフェクトと相談して使ってください。


6.空中に漂う埃

化身バレッタさん作。その名の通り、空中に漂う埃を出すエフェクトです。
これを入れるだけで一気に雰囲気が出るのでおすすめです。


7.PostAlphaEye

そぼろさん作。目が髪の毛を透過して見えるエフェクトです。
アニメとかでよくある、前髪の上に目や眉が出てきている表現ができます。
モデルさんによって必要ないことも多いですが、前髪が目にかかるモデルに使うと目が透けて可愛いです。


8.ikClut 改変エフェクト

ikClutは、ikenoさん作の色調補正エフェクトです。
改変エフェクトがたくさん配布されていますが、その中から私が好きなものをいくつかピックアップしてご紹介します。(名前順)
※同時にたくさん使うと画面がカピカピになるのでご注意ください。

実際の使用例は配布元の画像の方がわかりやすいと思いますので、名前と簡単な補足のみでのご紹介です。

・ikClut (for Red&Green)
溯北Pさん作。緑と赤を強調するような色合いで、とてもオシャレになります。

・ikClut_Alt
Sano_さん作。彩度を押さえて、オシャレに仕上げてくれます。
4種類あるので、作りたい雰囲気によって使い分けています。

・ikclut_oh3
OH!YEAH!!!さん作。様々なパターンが用意されていますので、表現したい雰囲気に合わせて使い分けています。

・ikClut改変_空気清浄機
くろくまの人さん作。青とピンクが強調されたような色味になります。
可愛くてオシャレな画面にできるので、よく使っています。

・ikclut改変 彩度上げ
びーとさん作。名前の通り、彩度を上げてくれます。
彩度高めの画面にしたいときに便利です。


9.msPowerOverlay

ましましさん作のオーバーレイエフェクト。
アニメっぽい綺麗な雰囲気になってくれるのでおすすめです。


10.FilmGrain

Ruiさん作。FilmGrainはフィルムのノイズのことですが、他にも色々便利な機能が入っているのでおすすめです。
特にFilmBordersYで好きな太さのレターボックスを付けられるのと、周辺減光や色収差が付けられて便利です。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。


○おわり

ここまで長々と書きましたが、他にも紹介しきれないほどたくさんのエフェクトが配布されています。
完璧に自分好みの画面を作るのはかなり大変だと思いますが、そのぶん完成した動画を見るのはとっても楽しいはずです。
もちろん、難しいことをせず、簡単なエフェクト構成のみでも好きなモデルさんが踊ってくれるだけでとっても楽しいので、気軽にMMDで遊んでみてください!


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