【講演会】「受験の"私"との向き合い方」 : 金沢のとある高校で講演会をさせていただきました!
みなさんこんにちは!スタディクエスト塾長 内田泰雅です!
2024年2月24日に金沢学院大学附属高校で「進路選択での私との向き合い方」というテーマで講演会をさせていただきました。
今回の内容は、金沢学院さんだけではなく、全国の高校2年生に向けた内容です。講演会での内容を簡単に振り返ろうと思います。金沢学院高校のみなさんも、復習がてらに見ていただけると幸いです。
↓実際の講演の様子は、金沢学院高校さんのInstagramをご参照ください↓
進路に対して「不安」な気持ちがある人はどれくらいいますか?
導入として、1つの質問をしました。
質問:今現時点で「自分の進路選び」に何かしらの不安がある人?
すると、ほぼ全員が手を挙げてくれました。
この時期の高校生の69%は、「自分の進路選択」に対して不安があるというデータがあります。だから、皆さんが手を上げてくれていることは恥ずかしいことでもなんでもありません。私自身も、高校2年生の時は自分の将来が不安で仕方ありませんでした。「いける大学があるのだろうか?」「どんなとこに行きたいのだろうか?」。こう思うことは、正常なことです。むしろ、不安があることはスタートラインに立てていると思っています。自分が興味のないことはまず不安にも思いませんから。
ワーク1「不安を書き出すワーク」
ただ、「不安」は放っておくと、どんどん大きくなって心に大きなストレスがかかります。しかも、「不安」というのは1つではなく、幾つもの「不安」が複雑に絡み合い、増大していくものです。だからこそ、自分が持っている「不安」を1つ1つ解決していくことが重要であると考えています。
では、どうすれば「不安」を解決できるか?
そのファーストステップとなるのが、
「とにかく不安を書き出してみるワーク」です。
目的:書き出すことで、頭の中にある「不安」を整理することができる。
やり方:5分間時間を測って、自分の「モヤッとしているもの」をとにかく書き出してみる。誰かに見せる必要はないので、本音で書くこと。
「書き出す」ことは思考を整理するために最も有効な手段とも言われています。とにかく、吐き出し、目に見える形にしてみることで、「自分が解決すべきもの」がはっきりします。
進路選びの不安をなくすフレームワーク
次に、自分が書き出した「不安」がどのような性質のものかを理解します。
以下の画像が、「進路選びの不安をなくすフレームワーク」です。
これは、進路選択の話をする時に私がいつも提唱しているものです。
進路を決める時は、必ずこのフレームワークの上から順に決めましょうと話しています。
このフレームワーク、実は順番を間違えると大変なことになります。例えば、受験で「数学」を全く使わないのに、ずっと「数学」を勉強していたら、すごい勉強時間がもったいないですよね?「自分が使う教科」を必ず明らかにしてから勉強に取り組むべきです。
先ほどのワークで書き出した自分の「不安」が、このフレームワークのどの階層にあるかを考えてみてください。そして、その「不安」を必ず上から1つ1つ順番に解決しましょう。
*このフレームワークについては、次回別の記事にて詳しく書かせていただきます。
マイナスな感情をプラスな感情に変える
この「進路選びの不安をなくすフレームワーク」は、まだ足りない部分があります。
「進路を考える」ことがプラスな感情(ワクワク、楽しい!)で動けている人ってどのくらいいるでしょうか?
多くの人がどちらかというと、「進路選択」はマイナスの感情で動いているのではないでしょうか?先生や親に、「あんた進路決めたの?」とか「勉強しなさい!」と言われて、動き出してないですか?
これだと、モチベーションはなかなか続きづらいです。「進路選び」にマイナスな感情が溢れていると、必ずどこかで折れてしまいます。
そこで、マイナスな感情をプラスな感情に変えてあげましょう!!
「進路を考える」ことが、ワクワクする状態にする。ワクワクすれば、進路を考えることも、勉強することも、楽しくなり、のめり込みます。この状態を作ってあげることがとても大切です!!
ワーク2「楽しみなことを書き出すワーク」
では、一体どうすればプラスな感情を作りだすことができるのか?
その答えは、「楽しいことをとにかく書き出すこと!」
大学生活の4年間という時間は、無限大で、なんでもできます。
皆さんが、「あれしたい!」「これしたい!」という想いは全部叶えることができます。部活や高校生活に一生懸命で、真面目に取り組んでいる皆さんには、1つや2つは、今「時間があったらしてみたいこと」はたくさんあるはずです。
ここでもう1度ワークをしました。「楽しいことをひたすら書き出すワーク」
こちらも、誰にも見せずに、本音で書き出すことがポイントです。心からしたいと思っていることを書き出しましょう!
本題「1秒でも早く受験勉強を始める大切さ」
今回の講演で1番伝えたかったことは、「1秒でも早く受験勉強に向き合い始めること」です。
よくある話だとは思いますが、私は大学受験の塾長をやっていて、多くの受験生を見ています。たくさんの受験生を見ている中で、現役で合格している人全てに共通しているからこそ私は強く主張します。
実例1 U.Tさん
この子は僕の知り合いで(笑)、高校野球を高3の夏までやっていました。進路に向き合い始めたのは、野球部引退後で、「俺ならいける!」と受験を正直舐めていました。でも、偉いのが引退後から受験日まで1日12時間以上必ず毎日勉強していました。
その結果どうなったと思いますか?
現役時代は全落ちしました。本当に絶望でした。
しかも、、、
志望校に「0.1点」足りずに落ちてしまいました。「0.1点」という点数は、漢字1つでも覚えていれば、日本史の用語1つでも覚えていれば、英単語1つでも覚えていれば、合格できたかもしれない…….という世界です。
もし、この生徒が1秒でも早く受験勉強を始めていれば合格できたかもしれません。。。
実例2 I.Sさん
続いて紹介するのは、強豪のバドミントン部に所属していたI.Sさんです。I.Sさんが先ほどのU.Tさんと違うのは、「受験勉強を早く始めていること」です。高2の3月から、進路に向き合い始め、高3の4月からコツコツと勉強を開始しました。バドミントン部の練習は朝から晩1日中あって、とても大変な中でしたが、1日3時間は必ず確保して勉強し続けました。
その結果、、、
3校に合格しました!素晴らしいことですね!!
実例3 T.Kさん
最後に紹介するのは、ゴルフ部に所属していたT.Kさんです。T.Kさんは、高1の時に全国大会に出場した実力者でしたが、高2の春に腰の大きな怪我をしてプレーを断念することになりました。だから、高2の6月という圧倒的に早い時期から受験勉強に向き合い始め、コツコツと勉強を重ねてきました。
ただ、スタートラインはあまりにも低く、全教科中学レベルからのやり直しでした。でも、彼は全くめげずに勉強し続けました。
その結果、、、
立教大学に現役で合格することができました!素晴らしい!!
では、ここで問題です!
「現役で受験失敗したU.Tさん」と「合格した2人の違い」はなんでしょうか?
答えは「早く始めたか、始めていないかの差」です。
当たり前のように聞こえるかもしれないですが、これは真理です。
もし、あのU.Tさんが1秒でも早く受験勉強を始めていたら、0.1点という数字は埋められたかもしれません。受験という世界は、かなりシビアなものです。余裕に構えている時間はありません。この話を聞いた後に、すぐに行動してもらいたいです。
受験勉強成功の方程式
実は、「早く始めるべき理由」には以下の方程式が存在していることが挙げられます。
「勉強の質」はなかなか変えることができません。「勉強量」と「始めた時期」は自分の意識次第で変えることができます。結局、勉強は「勉強量×勉強の質」が大事です。勉強量を増やすために、早く始めてください!
成績は、上の写真の図のように伸びていきます。最初はどうしても伸びていきません。各教科の基礎固めをしている時期ですので、ゆっくり徐々に伸びていきます。
でも、後半は、急激に右肩上がりになります。受験本番で、この成績の伸びのグラフの頂点で迎えられるようにしてください。グラフの伸び途中で、試験本番を迎えてしまうと、力を出しきれずに終わってしまいます。
だからこそ、受験生は早く勉強を始めるべきなのです!
最後に
もしかしたら、後半のメッセージは少し厳しいものかもしれません。できるだけ柔らかく伝えたいなと思い、今回の講演はオンラインではなく現地で行わせていただきました。この講演で、誰か1人でも響いてくれて、受験を早く始められたら嬉しいです!!
質問回答
今回、最後に多くの質問をいただきました!凄く嬉しかったです!
何個か上手く答えられなかったものがあるので、随時、この記事の中で答えていきますね!
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