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【2024-2027】医学部学士編入試験 変更点まとめ【琉球/鹿児島/長崎/岡山/滋賀/大阪】

令和6年度の試験に変更点のある大学が沢山あったのでまとめました。

過去の記事の追記バージョンです。阪大について追記しました。
(追記:2023/10/12)

※必ず最新の情報をご確認ください。


琉球大学

実施日程

一次試験 5月→9月に変更
二次試験 6月→11月に変更

一次合格者数

募集定員の5倍(25人)→3倍(15人)

試験科目

小論文と自然科学総合→生命科学総合試験

出願要件

・TOEFLiBTのスコアが61以上の者  
・TOEIC L&Rのスコアが600点以上の者  
・英語検定準1級以上の者

詳しくは大学ホームページを参照してください↓

https://www.med.u-ryukyu.ac.jp/admissions-news

https://www.med.u-ryukyu.ac.jp/mur-content/uploads/2023/01/R6igakukagakushihennnyuugakuyokoku.pdf

鹿児島大学

理科の配点が増加

学力試験Ⅰ(英語)100点・学力試験Ⅱ(理科)100点・面接100点
(変更前)
学力試験Ⅰ(英語)100点・学力試験Ⅱ(理科)200点・面接100点
(変更後)

★面接点の割合が減少

100/300(33%)が面接点(変更前)→100/400(25%)が面接点(変更後)

阪大香川大筑波大ほど筆記重視ではありませんが、やや筆記重視に分類される。

(令和7年度)

令和7年度から英語が廃止になり、理科の学力試験のみになりました。

詳しくは大学ホームページを参照してください↓

https://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~med/

長崎大学

試験科目

第1次選抜の英語が廃止
外部試験のスコアが出願要件になります。

https://www.med.nagasaki-u.ac.jp/med/data/news/gakusi-henko.pdf

岡山大学

一次合格者数

募集定員の6倍以内(30人)→4倍以内(20人)

試験科目

科学英語を廃止

(令和7年度)

令和7年度から二次試験に小論文が加わり、課題作文が廃止になります。

https://oumed.okayama-u.ac.jp/med/importantnews/importantnews-1632/

滋賀医科大学(2023/3/22)

数学が追加

今年から数学が出題されます。令和3年度では総合問題の試験時間が90分でしたが、120分に変更されています。

時間配分

物理化学統計数学生命科学と、マーク式とはいえ適当にマークして正解する問題は少ないので時間配分が重要な試験だと思います。

知識系の生命科学は知っているか知らないかなので、後で短時間で処理できるとして計算時間のかかる物理化学数学を先に解きながら時間と相談する形になると思います。

私なら、先に全体の問題に目を通した後例年通りなら、初めの60分は物理化学数学に時間を割いて残り時間で生命科学と全体の見直しに時間を使うと思います。

物理化学や統計の問題レベルから推測するに数学の問題も高校範囲はセンター試験レベルだと推測しています。仮に難しすぎる大学数学が出題されても解ける人が少ないと予想しているので落ち着いて取れるところとってください。

大阪大学

日程が例年より一週間遅れて実施するそうです。

2022年度実施では、関東などの遠方から受験される方はスーツをもって阪大一次→香川二次面接でしたが、阪大一次前に香川の面接があり少し余裕がある日程になりました。

阪大香川日程

香川大学一次6月3日
香川大学一次発表6月15日
香川大学二次7月2日
大阪大学一次7月8日
香川大学最終発表・大阪大学一次発表7月20日
大阪大学二次7月29日
大阪大学最終発表8月14日

大阪大学への影響はほぼないと分析しています(TOEIC換算表など変更点なし)が、日程変更により他大学と被るときは被った大学の倍率が下がる傾向にあります。

2025年実施の試験から複数回面接の可能性がある(追記:2023/10/12)

令和8年度学生募集(令和7年度実施)入学者選抜から
2025年実施の試験から複数回面接の可能性がある
選抜方法 (第2次試験の面接について)

複数の面接員による評価を参考にして、場合によっては、複数回の面接をすること があります。 なお、面接の結果によって、医師及び医学研究者になる適性に欠けると判断された 場合は、筆記試験の得点に関わらず不合格とします。

https://www.med.osaka-u.ac.jp/admission/admission

まとめと考察

全体

医学部編入試験は、上記の通り変更点が多く受験計画を練るのが難しいのが特徴です。(それに対して、一般入試は確実に来年もありますし、変更も編入試験よりは少ないです。)

逆に言えば、医学部編入試験は受験計画のプランによって大きく合格に近づくと言えます。

全体として、英語の学力試験を廃止してTOEIC、TOEFLなどの外部試験を導入する大学が増えました。

医学部編入試験は1975年に大阪大学からはじまり、大阪大学を参考にして他の大学も学士編入制度を導入しています。

大阪大学の変更点(2022年度実施からTOEIC or TOEFLを導入)は2~3年後に他の大学でも反映されるといううわさがありますが、2023年度実施の試験の変更点から本当にそのようです。

前半戦の琉球と鹿児島について考察します。

琉球大学

これまではその年の医学部編入受験者ほぼ全員参戦する5~6月は琉球大学・香川大学・鹿児島大学のみでしたが、例年通りだと香川鹿児島が一発目の試験になります。

阪大受験者は琉球受験を迷わずに済むのでいいですね。

琉球大学が後半戦になることで難易度は下がると予想できます。

試験内容は琉球の問題に詳しくないので予想できません。

出願要件ですが、英検、TOEIC、TOEFLの3つあることからこの基準以上あればそれ以上高くても最終合格に影響しないと予想しています。(北海道大学に似ている。)

鹿児島大学

配点変更により理科の比重が大きくなりました。

近年、生命科学と英語だけでなく化学の出題も見られるため注意が必要です。

さらに、面接点の占める割合が減少したので、これまで面接重視のイメージでしたが筆記重視型になったと判断できます。


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