2025年度(令和7年度)大阪大学医学部学士編入学試験【問題講評】
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2026年度(令和8年度)大阪大学医学部編入試験まであと約一年となりました。
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全体
医学部編入試験は出題が不安定な試験です。
そんな中、今年の大阪大学は努力が報われやすい出題であったと言えます。
物理学は万有引力、電磁気も電場の計算と標準的な難易度。
化学は理論化学が点数とりにくかったですが、有機化学は過去問対策で得点できました。
生命科学も2023年度のような易化現象はなく、標準的なレベルに戻ったように思います。
物理化学は分量減で問題数がやや少なくなったことから、得点差が開きやすい出題でした。
科目別に書いていきます。
物理学
2019年頃から完全大学教養レベルの出題になり、7年目の年になります。2021年から2問構成が続いており、2020年から熱力学の出題がありませんでしたが今年はどうでしょう。
今年は2問構成で、力学と電磁気学でした。
標準的な難易度で、力学は万有引力・電磁気学は頻出のテーマなので努力が報われやすい出題でした。また、分量が少なかったため得点差が開きやすい出題でした。
難易度
平年並み(やや易化)
※2020~2023年度の試験の平均的な難易度を標準。
力学の問1~10 40/50点
Ⅰ力学
昨年と比較すると易しくなりました。力学で得点しましょう。
万有引力でした。問1~4は完全高校範囲です。
テーマは大学教養ですが、難関大の一般入試でも出題されるレベルでした。
問1:★ 重力の大きさ(高校範囲)
問2:★ 遠心力の大きさ(高校範囲)
問3:★ 問1問2より角速度計算(高校範囲)
問4:★ 力の釣り合いの式を立てる(高校範囲)
問5:★ 第1ラグランジュ点の計算。指示通りに計算をする
問6:★ 問5の結果を図示する
問7:★ 第2ラグランジュ点の計算。指示通りに計算をする
問8:★ 問7の結果を図示する
問9:★ 地球と真反対にある場合の計算。上の問と同様。
問10:★ 問9の結果を図示する
問11:★★ ラグランジュ点x軸方向の安定性
問12:★★ ラグランジュ点y軸方向の安定性
問7で小天体の位置関係に注意。マイナスが出てきた方は間違っています。
そういう時は、落ち着いて「力の図示」でしたね。
計算のポイントですが最低次数がわかればいいので全て計算する必要がありません。今回は計算量も少なかったですね。
Ⅱ電磁気学
執筆中
予想平均点
合格者平均:60/100点
受験者平均:30/100点
化学
2023年度は有機化学の出題が消え、2024年度は戻りましたが、今年はどうでしょうか。
難易度
平年並み
※2020~2023年度の試験の平均的な難易度を標準としており、昨年度との比較ではありません。
全体
今年はⅠが難しく、後回しにしがちなⅡ電気化学が出題されたので理論化学は差が付きやすい構成だったと言えます。
大問別は執筆中。
Ⅰ量子化学
Ⅱ電気化学
Ⅲ有機化学
Ⅳ有機化学
予想平均点
合格者平均:45/100点
受験者平均:25/100点
生命科学
近年の難易度低下が顕著に見られ、2023年度は作文と簡単なグラフの読み取りができれば4割ほど取れてしまう驚きの年でしたが、難易度は昔に戻ってきた印象です。
難易度
難化
設問ごとの講評は執筆中。
予想平均点
合格者平均:110/150点
受験者平均:75/150点
英語
TOEICまたはTOEFLを提出。
予想平均点
合格者平均:86/100点(TOEIC換算910点)
受験者平均:80/100点(TOEIC換算850点)
※受験者平均近年上昇中。昨年はTOEIC換算で835点
全体予想成績統計
近年、5位以内でも不合格になることがあります。当然ですが小論文・面接も合わせて合否判定をするので、高得点取れた方は二次試験対策をしましょう。