日本はグリーンゾーン国の対象外に byきょんまま
※本記事は2020年7月9日に書かれたブログです。掲載内容は当時の状況に基づきます。
マレーシアでは、7月1日からさらに行動規制が緩和され、映画館やテーマパーク、スパ、マッサージ、プールなどの再開が許可されました。
そして、ようやく7月15日から小中学校等の再開がアナウンスされました。大学に関しては、一部例外を除きオンライン授業を年内いっぱい継続し、対面式授業は禁じると既に発表されています。
インターナショナルスクールなど既に夏休みに入っている学校も多いですが、ローカルの学校は4か月振りの学校再開です。クアラルンプール日本人学校も再開のアナウンスを出しており、クラスを半分に分けたり、隔日登校などいわゆる分散登校での再開予定です。
●写真:クアラルンプール日本人学校 校舎ジオラマ
外国人の入国に関しては原則不可能な状態が続いていますが、入国可能な方が出国前に必要とされていたPCR検査が、日本国籍者は免除となり、マレーシア到着後の抗原検査でOKになりました。日本でPCR検査を受けるのは物理的、経済的に負担が大きいのでこれはありがたいです。マレーシア到着後の検査は有料ですが、数千円程度と日本と比較して非常に安価なようです。
在マレーシア日本国大使館のホームページには、入国に関するフローチャートが日本語で掲載されており分かりやすいです。
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_26062020B.html
また、6月下旬マレーシア政府は、新型コロナウイルス感染症の抑制に成功した「グリーンゾーン国」を指定し、自由往来の再開に向けて交渉を開始する意向を示しました。現在シンガポール、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国をグリーンゾーン国に指定しています。最初の発表時にはリストに日本と韓国も入っていましたが、残念ながら最終的に日本と韓国はリストから除外されてしまいました。
グリーンゾーン国からの入国者の場合、指定のビザ保有者は、検査での陰性確認は必要なものの、その後の14日間の自主隔離が不要になるのでメリットは大きいです。マレーシアでの自主隔離中は、リストバンドをつけられ買い物等を含め外出は禁止されています。入国時にMySejahtera というアプリのダウンロードと登録が義務付けられ、居場所を追跡されるようです。隔離13日目に指定病院に行き抗体検査を受けた上でリストバンドを外す事が出来ます。違反者には1,000リンギット以内の罰金若しくは6か月以内の禁錮又は両方等の法的措置が課される可能性ありとなかなか厳しいです。
グリーンゾーン国は随時見直しをするようなので、今後日本が指定される事を期待せずにはいられません。
しかし新規感染者が1桁に落ち着いてきたマレーシアに対して、ここ1週間3桁が続く日本。
なかなか厳しいのかもしれませんが…。