マレーシア経済活動再開も、ロックダウンは4週間延長(〜6/9) byきょんまま

※本記事は2020年5月13日に書かれたブログです。掲載内容は当時の状況に基づきます。

マレーシアでは引き続き活動制限令(Movement Control Order:以下MCO)が出されていますが、規制内容がかなり緩和されてきました。5月4日からは、久しぶりに一部企業活動が許可され、小売店やサービス店、レストランなどが営業を再開しました。また、これまで非常に厳格に制限されていた外出についても、家族と一緒に車で買物に出かけたり、ジョギング等の運動が許可されました。

この緩和の流れで、5月12日までとされていたMCOが解除されるのではないかとかなり期待をしていたところに、さらに4週間の延長発表。これにはかなり驚きました。

これまでは2週間づつの延長が繰り返されてきたし、5月末にはイスラム教のラマダン明けを祝うイベントがあるため、そのビッグイベント後の6月に規制が解除されるのではないかとの考えていたのです。が、甘かった…。

規制が多少緩和され、今は条件付活動制限令(Conditional Movement Control Order:以下CMCO)と言われていますが、それでも現時点では州をまたぐ移動や集会、サッカーや水泳など接触を伴うスポーツは禁止されていますし、学校もいまだ閉鎖されています。もちろん外国人の入国も出来ません。

また、国が許可した事でも、州が許可しないケースも多々あるようで、レストランの再開有無等は州ごとに対応が違うようです。さらにイスラム教徒にとって大事なモスクでの礼拝が許可されるかどうかも気になります。というのも、マレーシアでの感染拡大の主なクラスターがモスクでの集会だったからです。

出口戦略を模索し始めたマレーシア、この後CMCO下でさらに規制緩和がされていくと思われますが、学校再開や入国規制の解除はいつになるのでしょうか。


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