私のカルチャーを話す
カナダ人の友人アレクッスから先週連絡が来た。
「私がいつもクライスハウスでお世話をしてる人たちに毎月違うカルチャーの人たちを呼んでランチと話を聞いてるんだけど、今月はジャパンなの。なんでもいいからジャパンの話をプレゼンして欲しいの。お願いー」と頼まれた。
「私のカルチャー?」
私はすでにカナダに住んでる年月の方が日本に住んでた年月より長い。。
今時の日本のことは全くわからないし、一体何を話すといいのか、わからなかった。けど、彼女にはいつもお世話になってるし、断る理由が見つからなかったので「OK」と返事をしてしまった。
今日の昼が約束の日。隣町にあるクライスハウスというところへ出かけてきた。
お天気も良く、話す内容を練習しながら運転して20分ほどで到着した。
その建物は新く、入り口にはあやめの花やハナミズキの花が咲いていて、とてもきれいな建物だった。さて正面玄関で立ち止まる。。
ドアが開かない。。ドアの横にはテナントらしい人々の名前がある。
「ここはアパートメントなのかな?」と思う。そういえばここがどういうところなのかゼロ知識で来ている自分に気がつく。。。
すると中から笑顔の女性が出てきて「May I help you ?」
「I’m looking for my friend, Alex …」
「Oh ! You are must JUNKO!! Com’n in ! Welcome」
なんで私の名前知ってんの?と思いつつスーッと入ってみたら中にAlexが笑顔で迎えてくれた❤️
クライスハウスはホームレスだった人や身寄りがいない孤独な人たちを受け入れして一緒に暮らしてるアパートメントだった。各部屋は貨物船に使うコンテーナーで出来てる。だから全ての部屋の大きさが同じらしい。廊下から見る限り、コンテーナーらしい様子は全く伺えないくらい、とてもきれいなアパートメントでした。何も知らずに半分ウキウキで登場した自分を少し恥じた。
私は住人の共有スペースのマルチルームに招待されて、オーダーしていた寿司をさらに取り分けながら、アレックずとセッティングを始めた。すぐに寿司につられて続々と12人ほどの住人さんたちが集まってきた。
彼らの中にはコミュニケーションをうまく取れない人もいたが、みんな寿司を美味しそうに食べ始めた。っていうか、みんな勝手に食べ始めてるしー😅
私は車の中で練習してきた「カルチャー紹介」をする暇なく、みんなからの質問ぜめにあった。「いつカナダに来たのか?寿司は好きか?どの寿司がすきか?など」子供と話てるようだった。
食事が落ち着いた時に、私は「頂きます」「ごちそうさま」について説明始めた。「日本人は食事を食べる前に「頂きます」といいます。これは天からの恵みに感謝して、生き物の命に感謝して、そして作ってくれた人の時間をいただいたことに感謝してからいただくということです」と説明した。響くかな。。。?と思ったら「ねーもう一回、言って!聞き取れない。i-da-da-Kama su??」聞き取れないらしい。。。
「ごちそうさま」に関してはみんなが
「ん???なんだって??英語で書いて!」とリクエストをしてくる。
響いたところが違ったけど、ある意味完全に響いたみたい。嬉しい❤️
「ありがとう」は難があってありがたいで、大変な時も今日一日生かされてることを神や天に感謝していたことが語源だよ」と説明したら、
みんなが「Oh, ARIGATO-!」と笑顔になってありがとうを連呼してくれた。
その中、1人の男性がスーっと立ち上がってその場を去っていった。
でもみんなが色々話しかけてくれるので、時間があっという間にすぎお昼時間が終わった。
私が思っっていたのと違っていたけど、なぜかホクホクした気持ちでクライスハウスを出た。駐車場でアレックスが
「さっき途中で外に出て行った男性は、あなたの話を聞いて、昔トロントに住んでいた時、お世話になった日本人ファミリーを思い出したそうよ。結局そのファミリーには恩を仇で返すことをしてしまったそうだけど、彼の中に感謝の気持ちが湧き出てきて、涙が出てきたのであの場を去ったそうよ。でもあなたにありがとうを伝えてくださいって、言ってたの。本当に今日は来てくれてありがとう」
アレックスと別れてから、私は隣町を1人でぶらぶらしながら
今日あった出来事を思い出して見た。みんな素敵な笑顔をしていたな。。。
日本のカルチャーを知らない人たちだったのに、寿司は大好きだったなーとか思いながら、歩いてると自然に笑顔になっていった。
アレックス、ありがとう❤️
読んでいただいてありがとうございます😃
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