子供に楽しく英会話を学ばせるにはどうしたらいい?ネタに尽きたらこれ! レッスン・家庭学習を楽しくするためのゲーム色々
英語の授業で発音練習やプリントをやらせるだけではもたない、ワークシートをやらせようとしても一向にはかどらない。そんな経験はありませんか?毎回座学だけでは子供も飽きてしまいますよね。そこで英語を習わせたいお子様のいらっしゃる保護者の方からレッスンを担当する講師の方まで使えるゲームをご紹介します。
① まずは英語圏ではよく使われる定番の「バナナグラム(Bananagram)」です。
バナナの形のポーチの中にアルファベットのピースが入っていて、これを上から下、左から横に単語のスペルを正しく並べるというものです。レベルが高いお子様が参加するなら下から上、右から左も可能にするとより難しく感じられると思います。ルールは同じ単語を使わない、スペルを間違えた人は一回休みなどありますが、レベルやお子さまの年齢に合わせて変えても良いと思います。
ここでは既存に販売されている商品を紹介しましたが、例えばレッスンで行う場合には人数が多すぎて1つでは出来ない、いくつも買うのは厳しい、という場合には自作でも構いません。画用紙やペンで作ったものを複数用意すればグループ毎に分けても出来ますね。無くしたら(そして子供はよく無くします)また作ればいいだけです。ご家庭なら1つ常備させてもいいでしょう。
② 次に"What time is it Mr. Wolf?"をご紹介します。これは簡単に言うと英語版「だるまさんが転んだ」です。ただ、日本語の「だるまさんが転んだ」は鬼役の人が「だるまさんが転んだ」というだけですが、こちらは鬼の代わりに狼となり、狼以外の人も発言します。遊び方は以下のとおりです。
1.狼は壁などを向く。狼以外の参加者は鬼の後ろに距離を置いて並ぶ。
2.狼以外の参加者が"What time is it, Mr. Wolf?"と聞く。
3.狼が”It's ○ o'clock!"と答える。○の部分は数字が入り、狼以外は言われた数字の歩数分前に進む。狼の近くに来て狼の背中にタッチすれば狼の負け。
狼は数字以外にも"It's lunch time!"と言うことも出来ます。"lunch time"の場合は狼のランチタイムなので、狼は後ろを振り返って近くの人を捕まえる事が出来ます。捕まった人は脱落となり、狼以外が全員脱落すれば狼の勝ちですが、正直ダラダラと長くやっていると子供は飽きるので、"lunch time"が発動されて一通り追いかけっこが終わったら私は狼役を交代させていました。数字を英語で言う練習にもなりますね。
③ 同じ体を使うゲームとして"Simon says...."も有名ですね。Simonの命令に他の参加者が従う、というものです。例えばSimon役の人が
"Simon says touch your feet!"
と言ったら他の参加者は自分の足に触る、というものです。体の部分の単語の練習の他に、"Simon says shake your head!"と言うなど動きの単語の練習にもなりますね。こちらも命令を1人5つまで、などにして交代するといいかもしれませんね。
④ 思考力を養うという意味では"What am I?"や"Who am I?"なども楽しみながら学べるゲームです。有名人の名前や果物、動物などの名前を当てるゲームになります。物の方は最初に「動物」など、ある程度限定しておくほうがあまり時間がかからないかと思います。レベルによっては予め答えを書いた紙を用意しておいて、伏せた状態の紙をグループの人数分デスクに配るといいと思います。やり方を説明するために最初は説明する人が
"I am tall when I'm young, and I am short when I am old. Who am I?"
など質問して、参加者に答えを考えてもらうといいでしょう。ちなみに上記の質問は英語のなぞなぞ(riddles)から抜粋しました。レベルが中級以上ならこういった英語のriddlesを検索すると考えるのも楽しい質問が出てきます。勿論参加者自身に質問を考えてもらうのも良いかと思います。他方で、初級者は参加者自身で考えてもらうとかなり時間がかかる事が多いので、予め答えを用意してあげたほうが効率よく進められるでしょう。
⑤ 最後に伝言ゲームです。英語では"Chinese whispers"と言います。遊び方は以下のとおりです。
1.紙に参加者の英語レベルより少し難しいくらいの英語の文を一文書き、それを伏せてデスクの上に置く。
2.参加者はチームを組み、順番を決める(この部分はレッスンであれば先生が変わりに決めても良いでしょう)。
3.最初の人が紙を取り、文を見る。
4.2番目の人にヒソヒソ声で文を伝言する。2番目の人は3番目の人にと、伝達していく。
5.最後の人は伝達された文を新たな紙に書く。
こうやって最後に参加者に書いてもらった文と、最初の上の文が同じかどうかを皆で確認します。経験上、全く同じことが書けている率は高くないので、子供だと結構盛り上がります。レッスンなら教室の前に紙を置き、最初の人以外は教室の後ろに待機してもらう、チームでどれだけ早くどれだけ正確に伝言できたかを競うのもいいでしょう。ご家庭ならご家族でやってみると楽しいのではないでしょうか?
以上色々な英語の練習が出来るゲームをご紹介しました。レッスンで、ご家庭で、是非試してみてくださいね。
え?なぞなぞの答えですか?ふふ。答えは・・・・"Candle"でした。
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