脳のpHをリアルタイム観察
こんばんは。
今日、急に寒くなりましたね(・_・;。
もうそろそろ春のはずが、このまま冬→(ちょい春)→夏になりそう。
今日は「脳のpHをリアルタイム観察」というお話です。
コチラ↓の論文の紹介です。
pH って?
「pH」はそのまんま「ピーエイチ」とか、ドイツ語で「ペーハー」と読んだりします。
pHは0〜14までの数値で表されて、酸性・中性・アルカリ性を表す数値になります。
0〜6までが酸性、真ん中の7が中性、8〜14がアルカリ性となります。
pHと人体の関係
人の人体にもこのpHが絡んできます。
例えば、皮膚は弱酸性ですし、血液は弱アルカリ性です。
そして、人体においてこのpHのバランスは一定に保たれるようになっています。
もしも、このpHが変わってしまうと、色々な問題が起きてしまいます。
上に挙げた皮膚については弱酸性ですが、pHの値が変わってしまうと、乾燥や肌荒れ、ニキビや炎症などのトラブルを引き起こします。
また、雑菌の繁殖を防ぐ機能も低下してしまいます(>_<)。
体内についても同様に、pHバランスが崩れると、酵素と呼ばれる健康を保ってくれるヒーローの活動も低下してしまいます。
つまり、pHのバランスを保つことは体の健康を保つようなもの、ということです。
このことは脳についても同じことが言えます。
脳のpHと脳のトラブル
脳の場合、pHがだいたい7程度のほぼ中性です。
やはり同じように、脳が病気にかかると、このpHが大きく変化します。
ということは、脳のpHを検査したら脳の病気の診断ができるようになりますし、pHの変化から病気の仕組みが分かることもできるはずです。
病気になる仕組みも分かったら、新しい治療法も見つかるようになります。
ですが、今までは脳のpHを測定する手法が未熟でした。
というのも、リアルタイムで脳全体のpHを測定する方法がなかったからです。
「え?MRIは?」と思われるかと思いますが、今回の目的に叶うほどの性能はなかったのですよ。
そこで、今回の研究によって脳全体のpHをリアルタイムで測定できるデバイスが開発されたといことです。
まとめ
まとめると、
体はpHを一定に保つことで、健康をキープしている。
脳も同じく、pHのバランスが崩れていると、病気になっていると言える。
今回の研究で脳全体のpHをリアルタイムで測定することができた。
となります。
この研究が進めば、脳の病気について超初期段階で発見、予防ができるようになると思います。
医学の進歩ってスバラスィ( ´∀`)。
それでは本日は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございましたー。
【おまけ】
ちなみに統合失調症や双極性障害などの精神疾患についても、pHとの関係が深いので、そっちの方面でも活躍できそうですね。
性格も直せたらいいな(´・ω・`)。