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[カナダ社会人日記]#6日本の社会人は成長率が高い

さて、こんにちは。今回はいつもと違って、もう少し社会人の働き方に踏み込んで書きたいと思います。3か月ほどカナダで社会人を始めて、運よく、日本で働いていた方と話をしていて、気づいたことを忘れる前に…

カナダでいくつか僕も葛藤があり、その1つに「働き足りない!」
という点です。僕がいる会社は、わりと「めっちゃ働く」事で有名な業界であり、会社です。しかし、僕は40時間未満しか週で働いてないと思います。

僕が「仕事好き」で、「働きたい」という前提はあるのですが…思ったより働きすぎなんて事が一切ないです。主に時間的な観点です。週40時間というのが、平均的だとは思います。

しかし、日本では週に倍働くなんてことも、よく聞きます。これ、実は「日本人的要因」と、「成長率」に関わってくると思います。

①日本人的要因

日本は良くも悪くも、「精神論」的な国です。万葉集でも、「人がどう考えるか」、武士道でも「どういう心持をするか」等、人の「精神」に焦点が文化的に当たってきました。なので、長時間労働があります。

昭和のバブル期は、人口が世界で3番目程度で、労働=長く働く事。ようは、他の国が「40時間」働いているところを、日本人は「80時間」働くと、仕事の達成率は倍です。この「精神論的労働」が国を押し上げた1つの要因だと思います。

さて、近年の日本は「長時間=悪」だとネガキャンがあるような気がします。日本の新卒の友達も同じような心持ちの友人が、会社に時間外になると強制送還されたりと…「時間的労働の拘束」が激化しています。

誤解を恐れずに言うと、「長時間が悪ではない」と思いますし、このままいくと日本は落ちていく一方かと…

②成長率

さて、仕事の時間の長さを言いましたが、同じ仕事を毎日繰り返していて、
「1つのタスクにかかる時間がずっと一緒」なんて事ありますか?だんだんと効率的になっていき、より多くのタスクをこなせるようになります。

簡単にいうと、「仕事的成長」を遂げていきます。週に40時間かかっていたタスクが、20時間で出来るようになれば、その分倍の仕事ができ、また時短を覚えて、成長していく…このサイクルが重要です。

この成長を遂げるスパンが、長時間働いている事で、短くなっていきます。また、単純計算ですが、40時間で、成長が「1」だとすると、80時間で「2」成長していきます。

この成長率を保ったまま5年たってみると、やはり日本は仕事量としても、社会人の成長率としても、「倍」になっていきます。

なぜ、「短時間労働愛者」になったのか?

初めに、日本文化とは長い年月の中でより多くの文化を吸収して1つの文化に形成されてきました。文字は大昔の中国から来たり、言語もオランダ語やスペイン語を取り入れて、カタカナという点で発展してきました。

日本語って、よりスゴイ多言語で1つの言語を創り上げています。長い年月で見ても、1つの国に、すごい多くの宗教、料理、言語を受け入れて育ってきた国です。

なので、新しい考え方に敏感で、人の考え方に一番気を使って、それを理解、取り入れようとしていきます。これは日本人の性質上変わらない事だと思います。

そこで海外から「働きすぎない」「ワークライフバランス」などが入ってきている為、その影響で「長時間=悪」というネガキャンがあるのかなと…

なんでこんな事を考えるようになったのか?

ここまで読んでくれている人、多分一人か二人ですが、僕がなんでこんなことを考えるようになったのかを赤裸々ですが、書きます。

僕は将来日本で働きたいと考えています。新卒としてみると、「英語が話せる」という武器はありますが、社会人になってしまえば「社会人的スキル」や「ナレッジ」みたいな点が重要になってきます。

そして、よく考えるのは「このままカナダで社会人していいのか」です。日本では同じ新卒組が「倍の成長率で、倍の仕事量を終わらせる」という事が起きている中で、カナダのぬるま湯でいいのかと…

「そんなの、自分の心持ちでどうにかしろよ!」はわかります。同時にその人の「常識」は周囲100人くらいの平均と言われているように、今のぬるま湯が、自分の常識になるのが怖い!と思ったので、言語化しました。


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